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汝の名は「人でなし」に基づいて「説明能力がない」終わってしまった家長おやじの幻想の中に入り込んでしまったの。は一種の妖怪じみた形を取りながら歴史的淘汰の中で忘れ去られていくだけ靴跡の花。〜橋本治な覚書(5.短期シリーズのラスト)。

まあ示唆に富み大方の基礎構造は決して古びない橋本治の
主張と言説をここまで写経ノートから書き連ねてみましたが。

言うは一刻の恥、言わぬは末代の抑圧。ここは橋本治のメモワールを
数えつつ、まずは埋蔵量(処理済でセレクトされてる文章)がどのくらい
あるか検算してみた。〜橋本治な覚書(0)。|torov|note

主体性のない、体感を失ってしまった男は平気で過剰反応するし、
そのことに金輪際気がつけない。団塊的な物知らずで、平気でそれが
罷り通ると思っている枯尾花の正体はたいがいこれ。橋本治『革命的
半ズボン主義宣言』からスタート。〜橋本治な覚書(1)。|torov|note

「なにかがへんだな」と心に持ち続けながら生き抜いていくのも
時には悪くない。それもまた考えるための糧になる。
〜橋本治な覚書(2)。|torov|note

的確な角度でツッコミを施さないと、「欠落の当然」という
世の中をくすませる「紙魚(しみ)」が出来て、誰にも幸せが訪れなくなる、って原理くらいは覚えておいた方がいい。〜橋本治な覚書(3)。|torov|note

言葉や文化を楽しむには「何それ?」と大袈裟に喚く前に
身につけておくべきものが必要で、ソイツの名前が教養。
その言葉や文化を受け容れ共有できるまでチューニング出来るかの
ベースが重視されるところまで整備するのが最低限の
「心技体を整える」。〜橋本治な覚書(4)。|torov|note

 短期シリーズとしてタグに「#創作大賞2024」を冠しながら続けて
きたのもこの6月のうちまで。

現実の根本は存外チャチで、チャチだからこそ頑固にこじれる。そんなものでもあろう。

橋本治『春宵 小論集』
(中央公論新社,1995)p233

ってのもまた本質の一つなんだし、まあ最後くらいはゆるりと
行きたいところではありますが。

 あっちがよければ反対の端っこからボヤが出る、という
歴史は、これでけっこう長いのであるから、今になって事態
の混迷をぼやいていたって始まらないのである。

橋本治『無意味な年 無意味な思想』
(マガジンハウス,1997.07,914/ハ)p63

でもあるのでとかく進めてみます。


 とかく質が低くて、命令しただけで行動パターンが終わってる
能無しは既に「人間としての能力と機能を働かせることができない」
点において「人でなし」でしかない一種の妖怪でしかなく、
それを唯々諾々してた時代はモヤ掛かったままとうに終わった、
ってことでこれは即ち大型書店を本質的に終わらせたものと同じ、
といえる。

222 名前:マロン名無しさん[sage]
投稿日:2014/12/28(日) 21:12:13.17
「雑誌はどこですか?」
おめーの目の前に沢山あるわ!
ってのはたまにある
225 名前:マロン名無しさん[sage]
投稿日:2014/12/28(日) 22:45:32.53
>>222
中高年のおっさんに「月刊誌はどこだ!」
と言われたので何をお探しですかと聞いたら
「もういい!」と言って怒って出て行ったことがあった。
226 名前:マロン名無しさん[sage]
投稿日:2014/12/28(日) 23:02:16.67
あるある。その辺ほとんど月刊誌。
227 名前:マロン名無しさん[sage]
投稿日:2014/12/28(日) 23:26:50.02
自分で探す気もないのに
なんでピンポイントで案内しようとしたらキレるのかね
おっさんおばはんはわからん

まあこのあたりのサルベージしたメモから観ると「ひよこカッター」
から10周年なのかー、は見えた。
 それはまた後日の機会で纏めておこう。



497 名前:無名草子さん[sage]
投稿日:2011/11/27(日) 09:12:07.85
客の説明は意味不明でも
上手いこと相槌うって返事して上げれば
向こうも「ちゃんと聞いてくれてる」と満足してくれるし
良い事づくめなんだが
だいたい「この間出たあの有名な人の本ある?」
で何が分かるんだ

498 名前:無名草子さん[sage]
投稿日:2011/11/27(日) 09:15:31.64
そうだそうだ
相槌で十分

ってくらいエスパーと介護と万引き防止に追われた挙げ句
薄給な上に、ってストレスマッハな出来事が連続するから
およそ商売として成り立たないレベルに来てるからこうなる
、の図式は早くから画定してたわけで。

 そういえば橋本治が亡くなったのも第一報は書店員スレ系だったな。

215 無名草子さん sage ▼ 2019/01/29(火) 18:22:16.76
ID:FKNWGoUTd.net [1回目]
橋本治死去
216 無名草子さん sage ▼ 2019/01/30(水) 00:29:52.69
ID:9mlfTLP90.net [1回目]
え?マジ?
217 無名草子さん sage ▼ New! 2019/01/30(水) 23:22:14.51
ID:5qAtozBq0.net [1回目]
橋本治先生、大好きでした
合掌

追悼フェア頑張ろう

 このあたりで恨まれていた頭おかしい角川書店の悪業は
ほぼ反転したからなあ。それも記しつつ。

書店員の身内に「角川どうなの」って聞いたら「どうなってるのかわからないが不思議な力で新刊は送られてくる」とのこと - Togetter [トゥギャッター]


231 無名草子さん sage ▼ New! 2019/02/03(日) 08:25:15.90 ID:g4yflPEwd.net [1回目]
勝手に商品を送り付けてもいいというルールがある以上は書店が返品さえしなけりゃ版元と取次は万事解決だからな
これだけうるさく返品率を言うのは売れる売れないは二の次でとにかく書店に在庫を抱え込めということだろ
自分らが次の商材を探すまでの時間稼ぎに書店に犠牲になってもらおうと
どうせそんなハラだ

365 無名草子さん sage ▼ New! 2019/03/21(木) 12:04:37.81 ID:dh2vPyk7d.net [1回目]
新刊の箱からなかなか新刊が出てこないからなw
最近は特に角川系がひどい

367 無名草子さん sage ▼ New! 2019/03/21(木) 16:51:52.96 ID:1qfAE4ga0.net [1回目]
いらない本が勝手に送られてきて書店で並べられもせず送り返される
金だけかかって何も産み出さない
なんて無駄なシステム
本屋なんてもういらないだろ

368 無名草子さん sage ▼ New! 2019/03/21(木) 17:13:42.81 ID:6mVXbvXS0.net [1回目]
しかも、勝手に送りつけられてきたいらない本を返品すると、
今度は欲しい本が 入荷しなくなるという、みずから本屋を
潰しにかかる取次の自滅システム

369 無名草子さん sage ▼ New! 2019/03/21(木) 17:25:12.54 ID:BxZdemsf0.net [1回目]
なんで角川あんな全巻送りつけてくるの?頭おかしい!

370 無名草子さん sage ▼ New! 2019/03/21(木) 17:42:53.91 ID:7+zYaMNAd.net [1回目]
売上が芳しくないなら送りつけりゃいい
それが許されるんだから版元としてはそうしない手はないわな
決算前とかならなおさら
返品率とか取次と書店の間の協定なんて知ったこっちゃない
それができない良心的な版元から潰れていくだけ

374 無名草子さん sage ▼ New! 2019/03/22(金) 12:13:13.17 ID:mmPgmY0+0.net [1回目]

出版不況と言われ、中小の書店もどんどん閉店しているというのに
本の点数ばかりが 異常に増加した背景には、取次の前金支払制度が
大きく影響していると言われている

どんな駄本クズ本でも、出版社が取次に本を納品すれば、
とりあえず前金で本の代金 が出版社へ振り込まれる
経営が苦しい出版社は、その前金欲しさに自転車操業で本を乱造して
いるため、出版 不況にもかかわらず、本の出版点数だけが増える
という異常事態に陥っている

で、ちゃんとそれは簡単にばれて反魂する、とする橋本治の
新書本がこれで。

 今の人間の多くは「強制する側の権威」というものを信用しないし
理解しないから、「この人達の作っている組織はおかしい」ということが
簡単にばれてしまう。

橋本治『父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』
(朝日選書714,2019.04,914.6/ハ)p151

 嘘をつこうとしている、逃げようとしているというのは
モラルの問題だけれども、「説明能力がない」はモラルとも道徳とも
関係ない。

橋本治『父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』
(朝日選書714,2019.04,914.6/ハ)p189

終わってしまった家長おやじの幻想の中に入り込んでしまった人間は、
だから説明能力が育たない。

橋本治『父権制の崩壊 あるいは指導者はもう来ない』
(朝日選書714,2019.04,914.6/ハ)p189

たからこそ歴史的淘汰の中で忘れ去られて、濡れ落ち葉にも
なれない靴跡の花にしかなれない一種の妖怪にしかなれない
わけですが(汝の名は「人でなし」に基づいて)。


「説明能力がない」終わってしまった家長おやじの幻想の中に入り込んで
しまったの。は一種の妖怪じみた形を取りながら歴史的淘汰の中で忘れ
去られていくだけ靴跡の花。〜橋本治な覚書(5.短期シリーズのラスト)、
でした。




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#ではまたそのうち

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