ジョウホウの海にたゆたう

今回は本の紹介をします。

と、見せかけて実は「情報の選び方の話」だったりもします。
そして巡り巡って「自分と向き合う話」です。

今日もまた肩肘張って書いてますが、気楽に読んでやってくださいね。


お休みをいただいてからというもの、頭だけはぐるぐる働きまくって、いらんことまで考え出してしまう今日この頃です。

そんな私が特になんのあてもなく、偶然書店でみつけたのがこの本。

うん、よくない!全然良くない!!
と思って即手に取りました。(笑)

この本は1つの質問につき1章という構成で、自分を見つめ返すための11個の質問を提示しています。

「質問のプロ」と呼ばれているという著者が書くだけに、実に深い質問が盛りだくさんです。数日前から1日1章、ゆっくり読み進めて、ひとつひとつの質問に自分なりに答えています。


取捨選択ってむずかしい

以前から、病気のせいかどよーんとして、そのたび色々な読み物に助けをもとめ、情報氾濫寸前のネットの海をあてどなく泳ぎ回ったり、あるときは本の虫になって手当たり次第にいろんな本を読みかじったりしていました。

私が血なまこになって探し求めていた、生き方についての自己啓発本やブログって、巷に溢れかえっています。探せば簡単にでてきますよね。

その中で、「辛いことがあったら逃げなさい」と言う人もいれば、
「その苦労は成功に近づいている証だからもう少し我慢してみよう」という人もいて、なんだか、どうしたらいいのか結局よくわからなくなってしまいます。

病気になったこともあり、最近は特に、何を信じたらいいのかわからなくて、いつも不安でいっぱいでした。ネットの海にはいろんな魚がいて、私に楽になるためのいろいろなことを教えてくれました。本の虫は、あ、それは私の方か・・・
とにかく、いろんな情報を受け取るたび、私は一時的には元気になって、ヨッシャと生きる力を取り戻すのですが、いい気分で眠って次の朝目覚めた時には、またどよーんとして元気をなくしているのです。同じ記事を読んでも、前日と同じように元気はみなぎってきません。
なんでなんでしょうかね。
でも正直、そろそろ自分を救ってくれる情報を探し当てるのにも、もう疲れ果てていました。


そもそも、何がいけなかったんだっけ

疲れた私は、ネットの海からも、本の森からも、少し遠ざかって、
自分がなぜこんなことになっているのか、ちゃんと考えてみることにしました。なぜいきなり正気に戻ったかというと、一度本当に頭がおかしくなりかけたからです。

その時の私を物語みたいに語ったもの↓

ネットや自己啓発本にある情報がいけないというのでは決してありません。
むしろ有益な情報に溢れてると思います。
でもその時の私には、自分が本気で信じられるものがたった一つさえあれば十分だったのです。
それも、納得できるものであればなんでもよかった。
でも、自分ってものがそもそもわからないから、自分がどんなものによって納得するかもわからない。

そうしたら、自分と向き合うしかないなと思いました。


私の本の選び方

私は自分としっかり向き合えるような本を探しました。

今までは立ち読みして、いいことが書いてある部分だけ読んで満足して、その本を閉じて棚に戻していました。節操もなく、自分に必要な情報だけをやみくもに摂取していたんですね。

でも、そのときは落ち着いて以前から自分が本を選ぶときに大切にしていたことを思い出しました。それは、その本に書いてあることを自分が心の底から信用できるかどうか、です。

ありのままの自分で、その本・その作者の言っていることをどれだけ信じられるか・・・

それはどんな本を選ぶときも同じだと思います。
例えば、小説を選ぶときは、日常的な話でもファンタジーでも、どれだけリアリティがあるかとか。あるセリフに対して、こんなときこんなこと言うだろうか、なんて考えたり。それってその物語の世界や登場人物を実在するもののように信頼しているかどうかだと思うんです。

大抵いつも私は本を選ぶとき、序章でもなんでも、最初の一行をしっかりと読みます。そこで何か掴まれるような感じがしたら、もう少し読み進めます。作者の言い回しや、言葉の選び方、読点の入れ方、「です・ます」調であるか「だ・である」調であるか、装丁や、文字の大きさ、フォント、ページの紙質・・・そういうつぶさなところも含めて、私にとっては大切な判断材料です。

読書って時間のかかる作業です。
自分の貴重な時間を費すものだから、慎重に選びたい、そう思いませんか?
私がただ読むのが遅いからかもしれないけれど・・・

ぱらぱらとひとしきり読んで、この本とならきっと長く付き合える、そう感じたらその本を買います。


信じるものは自分が自由に決められる

今回もそんな風にこの本を買いました。

ときどき、その本の言ってることに賛成しかねるときもあるだろうけれど、その時はその時。自分にとって賛成できる意見だけ取り入れればいい。
それを普通の人はみんな当たり前にやっているんだっていうことを、情報の海の中で右も左もわからずにさまよって初めて気がつきました。

どんな本も、情報も、いろんな側面から自分を見るヒントを教えてくれます。でもそれはあくまでヒントであって、自分自身に合うものと合わないものがあるらしいのです。私はやっぱり自分自身がわからないから、まずはそこを知ることから始めなきゃいけないみたいです。

そういう考えに到ることができたのも、やはりネットの海でさまよったからだと思います。


本当のこというと、自分に深く向き合わせてくれるものならなんでもよかったんです。ただ、今回その根気を私が保ち続けられるだろうと感じたのがこの本だっただけで。ただ一点だけ大事にしたのは、自分を素敵な方向に方向に導いてくれると確信したものを選んだってことです。

自分と向き合うって、受け身じゃダメなんですね。私も質問に答えていく中で、自発的な行動がやはり大事なんだということに気づきました。書くことでも、踊ることや歌うことや絵を描くことでも、あらゆる創作活動は自分に向き合うってことになるみたいです。その行為は自分を削り出してくれるし、生まれ変わらせてくれる可能性があるんじゃないかって思います。

もし、私のようにたくさんの情報を前にして立ち尽くしている人がいるとしたら、まず自分がどうしたいのか、考えてみてください。
それでもわからなかったら、どんな方法でもいいから私と一緒に自分を探しましょう(笑)


やっと本題に戻る

話が脱線に脱線を重ねてかなり遠いところまでいってしまいましたね。すみません。
ここからが「人生このままでいいの?」の感想です。

私はこの本の1つの質問に答えるのに丸1日かかってしまうこともあります。
それほど深く考えさせられる質問なんだと思います。
私も仕事で突然倒れてうつになる、なんてことになってしまい、自分でも何かが確実におかしかったのだと自覚しています。
その何かを見つけるために、1つ1つの質問に、誠実に、深く深く考えて自分なりの答えをノートに書きながら読み進めています。

今日は4つめの質問「もしなんでも叶うとしたら、何を叶えたいだろう?」に取り組みました。

その中で、「やりたいことを100個書いてみよう」という課題があったのですが


それがたのしくてたのしくて!


「やりたいこと100こなんて・・・」と最初は思っていたのですが、
やってみたらどんどんでてきて、気がついたら120こまで書いていました(笑)

本当に自分がやりたいことが見えてきて、実現させたい!という気持ちが強くなったので、その100のやりたいことについては次のノートに投稿します。

今自分がやりたいこと、未来の自分がやっていてほしいこと、そのためにどうすればいいのか・・・

この本を読んでいろんな側面から自分のやりたいことを見ることができたと思います。

皆さんもよかったらぜひ手にとってみてください。私もまだ全部読み終わってないですが(笑)


それではいい夢を〜

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