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ユニークな大学職員に出会ったら、地方創生に関わるようになった話【vol.3】

地方創生推進プログラムで出会った大学職員M氏。その人に出会い私の大学生活は大きな転機を迎える。

地方創生推進プログラムで機動力のある職員さんに会う

1話目で大学職員M氏に地方創生推進プログラムを通じて出会ったと書きました。

M氏と出会ったのは2018年6月頃、その後、M氏の機動力に巻き込まれ地方創生に関する様々な取り組みに参加していきました。

具体的には、学生記者やツナガルドボク、鳥大防災Lab.、CITAなどがあります。

果たして、どんな出会いやどんな経験があったのでしょうか。

学生記者をやってみることに

まず、2018年7月頃に学生記者の活動を紹介されました。これは、鳥取の企業を学生目線で紹介する鳥取県の事業です。
この活動を通じて、私は鳥取県内の魅力的な企業を知ることができました。そして、大学生に向けて魅力的な企業を紹介する活動に努めました。

学生記者の活動を行っていた2018年夏休みのある日、M氏に大学院生のM先輩を紹介されました。

トガった先輩に会い、ツナガルドボク創設に立ち会う

M先輩はとてもトガっており、0から1を生み出すようなエネルギー溢れる人です。M先輩は、学生に地方建設業の魅力を知ってもらうために「ツナガルドボク」という団体を鳥取大学に立ち上げました。
立ち上げには私も関わっています。
2018年12月に初めてのイベントを開催し、今も様々な活動を行っています。ツナガルドボクの活動はこちらのHPから詳細を知ることができます。

私が主に関わった活動としては、「ヘルメットクッキーの開発」と「暮らすインターンの提案」です。

ヘルメットクッキーの開発秘話は4話目の「WS初心者がコーディネーターまでするようになった話」で紹介します。
暮らすインターンの提案は、5話目の「地方創生政策アイデアコンテストで優秀賞をとった話」で紹介します。

防災士になる

ツナドボの活動をしていると土木のことを知るようになり土木と防災がとても関連していることを知りました。ちょうどその頃、2018年秋に防災士の試験が鳥取でもあることを知りました。
もともと防災には興味があったのですが、ツナドボの活動でより防災に真剣に取り組んでみたいと思い、2018年11月に防災士を受験しました。結果は見事防災士に合格することができました。

しかしせっかく 合格したものの、なかなか資格を活かす場面に出会うことができませんでした。

そんなある日、防災に興味のある学生を集めてサークルを立ち上げようという話になりました。

鳥大防災Lab.を結成

そして、2019年3月、防災に興味のある鳥大生が集まって「鳥大防災Lab.」を立ち上げました。

鳥大防災Lab.は、子どもたちに向けに非常持ち出し袋の作成ワークショップやHUG(避難所運営ゲーム)のイベントを実施しています。自治体研修でのHUGのサポーターなど自治体の方や公民館の方などと積極的に関わっています。
地域の防災力向上、防災士を取得した学生たちの活躍の場となっています。

 M氏の紹介で様々な活動に関わるようになっていく中で、地域の問題に関心を持つようになっていきました。

そんなある日、空き家活用に関心を持ちました。

すると、ちょうどよいタイミングで2021年3月に鳥取県日南町が「旧木下家住宅の活用に向けた授業提案コンペ」を開催することを知りました。

新しい仲間とコンペに出たら

「コンペに出たい」と思いましたが1人では心細く、何より私は図面がかけません。そこで、鳥取大学で建築を学ぶ学生団体CITAのメンバーとコンペに出ることにしました。

旧木下家を「古民家水族館ラボ(仮称:オッサンシャイン水族館)」として活用する提案は、なんと最優秀賞を受賞することができました。
今回のコンペは事業提案コンペだったので、図面とともに事業提案書も求められます。図面は、CITAのメンバーがインパクトのある素晴らしいものをかいてくれました。私も、CITAのメンバーに負けないくらい頑張って事業計画書を作成しました。
提案内容の詳細は、こちらのURLをご覧ください。

 受賞はとても嬉しかったですが、コンペに出てアイデアを出すだけでは“かたち”として残るものがなく地方創生には役に立たないとも感じました。
空き家が実際に活用されてこそ地方創生に役立つと思った私は、CITAが実際に空き家の改修もしていることを知り、空き家改修に関わるようになりました。
今は、鳥取市にある鹿野という地域の人々やメンバーと空き家の改修を一緒に行っています。

職員さんに出会って活動した学び

職員さんに出会って様々な活動をする中で得た学びは3つあります

 1つ目は、声をかけてもらったらとりあえず参加してみることの大切さです。
私が様々な活動に参加できたのは、誘われたらとりあえず参加していたからです。誘われても断っていたらこんなにも様々な活動に参加して貴重な経験を得ることができませんでした。

2つ目は、体験を通して学ぶことの大切さです。
鹿野の改修を行う中で、大学院生に空き家について講義をしたことがある、鹿野のまちづくりのキーパーソンに出会いました。その人は講義をしてみて、「大学院生は、単に『空き家』という言葉を知っているだけで実態がどうなっているかはわかってなかった」という感想を持ったそうです。私も空き家の改修に携わる前は、空き家について言葉では知っていても空き家が生まれた背景や活用することの難しさまでは知りませんでした。
空き家改修だけでなく、ツナドボの活動や防災Lab.などの活動を行う中で、土木事業や防災について詳しく知ることができました。
授業で習ってわかっているようでも実際に現場に出てみると本質を理解していなかったんだなと反省することが多々ありました。まさに百聞は一見に如かずという経験でした。(もちろん講義でまずは概要を知ることも大切です。それは、1話目の通りです。)

3つ目は、自分の強みと弱みをわかったうえで、自分にはない強みを持っている人と組むことの大切さです。
CITAでコンペに出たときの話もそうですが、人それぞれ得意分野と苦手分野両方あります。チームを組むときに、得意分野が同じな人と組んでもそれ以上の力を発揮することは難しいです。得意分野が違う人と組むことで、お互いの弱みをカバーするだけでなくお互いの得意分野を活かすことですごい力を生み出すことができます。自分の強みは何ですか、弱みは何ですか。一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。


まとめ

いかがだったでしょうか。

個人的な体験で、皆さんも同じような体験ができるとは限りません。しかし、とりあえず人に誘われたら参加してみてください。そしたら、きっと良い出会いがあるはずです。

その出会いを活かして、様々なことを学んでみてください。

そして、何かをやりたくなったら良い仲間を見つけてみてください。

次回もお楽しみに。

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