見出し画像

学習性無力感をしっていますか? ストラテラ服用日記938日目

前にもこのNOTEで触れたことがありますが、学習性無力感という言葉はごぞんじでしょうか?
以前の記事はこちら

学習性無力感について ストラテラ服用日記178日目|とらとらちっち|note

学習性無気力や学習性絶望感とも訳されたりします。

何かをやろうとしたり、挑戦しようとしてもすべて却下されたり、暴力的にやめさせられたりすることが恒常的に続いて、何をやっても無駄だと思うようになってきて、無力感を学習してしまい鬱に似た症状を呈していく状態のことです。

例えば、親が厳しすぎて、自分のことを何かしようとしてもすべて阻害され親の言うとおりにしないといけなかった、自我のある行動は許されなかったなどで自意識をもって行動すること、選択することをあきらめてしまった。
もしくは、発達特性があって何をやっても上手くいかず、「自分はダメだ」と思うようになってしまって、努力する意識、向上心などが叩きのめされてしまったなどだ。

小さいころに積極奇異型だった人が、孤立型や受動型になっていくのも、コミュニケーションがうまくいかず、できない自分と思いこんでしまって無力感を学習し変化していく典型かなとも思います。

これのとても厄介な症状(?)として、少し努力すればその状況から抜け出せたりするのに、抜け出す考えすら思いつかなくなることだ。

ではどうすれば、学習性無力感から抜け出せるか?
まずは小さな成功体験を積み重ねること。というか気が付いてないだけで日々生きてるだけで小さな成功体験は積みあがっている。それに気が付けるということも重要だし、ちょっとした挑戦をして成し遂げるという経験値も大切だ。
友達との待ち合わせに間に合った、見たい映画が見れた、おいしくご飯が食べれた、身支度できた、6時間以上寝れた、こういったこともすべて成功体験だと思う。
当たり前にできると気にしなくなるが、当たり前の中に成功体験がある。そういったことを気が付いていく。
また、移動の時に一駅歩いてみる、レシピ通り料理を作ってみる、部屋の一部分だけでも整理・整頓をしてみる、みたいにちょっと挑戦して成し遂げるというのもとても大切な経験になる。
できなくてもいい、できた時だけ自分をしっかり褒める。

こういうことを繰り返していくのがいい。
少しずつ自信を取り戻して、自分は自分でいいんだと思えれば、学習性無力感から脱却できる。まずは自分が成功しているからこそ今生きているということを感じてもらえればいいのかなと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?