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スピッツ

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スピッツの好きな曲について、どれだけ好きなのかを語るだけ
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#解釈

スピッツ「ワタリ」 誰のせいでもねえ すべて俺のせい

スピッツ「ワタリ」 誰のせいでもねえ すべて俺のせい

スピッツがロックバンドであることを明確に感じさせてくれる曲の一つ。力強いドラムとギター演奏の前奏が、疾走感を演出しています。

アルバム「スーベニア」(2005年1月12日リリース)の8曲目。「ほのほ」の次という並びも最高です。

とても大好きな曲であることは間違いありません。
ただ、この歌詞、スピッツの楽曲の中でもトップレベルに解釈が難しい。

なんだかとても「俺」が、自分を責めていますね。

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スピッツ「猫になりたい」 消えないようにキズつけてあげるよ

スピッツ「猫になりたい」 消えないようにキズつけてあげるよ

シングル「青い車」のカップリング曲として、1994年7月20日に発売された「猫になりたい」。収録アルバムは、青い車とは異なり、スペシャルアルバム「花鳥風月」(1999年3月25日)となっている。

青い車には「死」をイメージさせるような表現がありましたね。
カップリング曲の「猫になりたい」にもそう思わせる部分があります。というよりも全編で、誰かの死を感じさせる内容になっています。

話は飛びますが

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スピッツ「仲良し」 あれは恋だった

スピッツ「仲良し」 あれは恋だった

こんな風に青春時代の淡い恋心と後悔のようなものを歌った曲も結構好きです。

アルバム「フェイクファー」の5曲目。

スピッツには、こういう淡い思い出系の曲が多いような印象だけはあります。しかし、実際のところは少ないのではないかと思っています。結構、許されぬ恋などを描いている曲が多めなのが、スピッツの正体ではないかと思っています。

草野さんは「恋はそんなにきれいなものばかりではない」と多くの場面で

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スピッツ「エトランゼ」 目を閉じてすぐ 浮かび上がる人

スピッツ「エトランゼ」 目を閉じてすぐ 浮かび上がる人

短い。
アルバム「フェイクファー」の1曲目。私のスマホで見ると、演奏時間は1分33秒。

何度となく、車でこの曲が流れてきたけど、正直言って、アルバムのプロローグみたいなイメージしかなくて、ここに書くに当たって、真剣に聴きなおしてみた。

「目を閉じて すぐ
浮かび上がる人
ウミガメのころ すれ違っただけの
慣れない街を
泳ぐ もう一度
闇も白い夜
慣れない街を
泳ぐ もう一度
闇も白い夜」

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