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トラヤヌス【小説】

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#創作大賞2022

僕とサンタの想い出

僕とサンタの想い出

僕がサンタの存在を知ったのは、おそらく幼稚園児の時分だっただろう。そこのクリスマス会でサンタを知った。
幼稚園の制服を脱いで、3年がたったクリスマスの日の頃。家に従兄弟(いとこ)が来てた。この従兄弟が後に問題を起こし、僕の家に多大な影響を与える。以降は、その日の家の様子である。

僕「ただいま!」

家族「おかえり」

従兄弟「おっトラやん!元気?」

僕「うん元気だよ」

(従兄弟は僕には兄貴

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旅に出かけた人

旅に出かけた人

彼らに逢いたい。
そう思うだけで胸がキツくなって、
目から涙が溢れて止まらない。

いつも彼らがそこにいるのが日常だった。

彼らは、そこからいなくなった。

僕たちは、ただ泣き尽くすばかり。

彼らとの日常を思い返してみる。

なにかをすると決めたとき彼らは
背中を優しく押してくれた。

なにか道に迷ったときは、
自分のことのように向き合ってくれた。

ときには嫌いだ。こんな人早く居なくなればい

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期待外れの家族

期待外れの家族

このタイトルを見ると、いかにも僕が期待をしていたかのように見える。だって、家族だから少なくとも一回はするでしょ。

僕が家族にそれを感じたときは適応障害になってから。

家族は、家で僕を一目見ると罵詈雑言を浴びせてくる。

僕はそれで、心がすさんでいく。

そっとしといてほしい。ただ、そっとしといてほしい。

家族には、この気持ちは伝わらない。家族は耳を持ってない人間。そして、目も。まぁ持っていた

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