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#770【解説】この仕事におけるビジネスモデル上の年収上限を探る⁉︎

この記事は、今の仕事に何らかの不満を感じている以下の様な人にオススメです💡

✅仕事自体が中々見つからない人
✅ブラック企業から抜け出したい人
✅やりたい事が見つからない人
✅自分の時間がもっと欲しい人

シリーズ第8段、今回のテーマは『この仕事におけるビジネスモデル上の年収上限は⁉︎』です。

結論から先にお伝えしておくと、週休4日の働き方(隔日勤務)の場合、『年収1000万円には届かない程度』が大体の年収の上限だと思います。

尚、日勤(夜勤)なら年収1000万を超える事も十分可能ですが、本記事の趣旨から外れるため今回は除外します。

それでは、具体例を交えて解説していきます。

タクシー運転手という仕事は、新卒一年目の人も60歳の人も給与に関しては売上高が全てであり、一般的なサラリーマンの昇給などとは無縁であり、年功序列的に少しずつ給与が上がっていく事などないのがこの仕事の特徴です。

入社一年目でも、勤続30年目でも高い売上を上げればそれに見合った給与がもらえるし、逆に売上が悪ければそれ相応の給与しかもらえません。

尚、売上に対して貰える給与のイメージについては、過去に下記記事にてお伝えした事があります。

売上が良いほど給与も上がるのは当然ですが、『フロービジネスの代表格』ともいえるタクシー運転手という仕事は、そのビジネスモデル上貰える給与には必ず上限があり、技術や経験が増えたとしても右肩上がりに給与が増える訳ではありません。

具体的には、日々の乗務において以下の様な制約があります。尚、今回は、最も多い働き方であり、タイトルにもある通り週休4日の『隔日勤務』を前提としています。

1️⃣月の労働日数は最大13日
2️⃣一乗務は最大21時間
3️⃣一乗務の走行距離は365km(※)

※走行距離については『距離控除』という概念があり、実際には365km以上走る事ができる『場合もある』のですが、本テーマの趣旨から逸れるのでここでは割愛します。

上記三つの制約については法令で定められており、会社からも厳しく指導されるため、UberEatsの様に体力の許す限り毎日働くと言う事は出来ません。

もっとも、常に事故と隣り合わせの仕事である以上、このような制約があるのは当然の事ですが…

では、これらの制約のもとでどの程度の売上が可能なのか、個人的な感想も含めお伝えしてみたいと思います。

私の2023年3月度実績

上の表は、先月度の私の売上実績です🚕

この仕事において、『売上を上げるための正解』というものは存在せず、また様々な売上変動要因や『ほんの僅かな運要素』が絡んでくる事も事実です。

その辺りを考慮しても↑の実績はある程度上限に近いのでは無いかと思っており、感覚的には上位5%くらい(自分調べ)には入るのでは無いかと思っています。

勿論、所属する会社や出庫時間によって売上の上限は変わってくるのですが、その点についてはまた別の記事にて解説したいと思います。

さて、この売上(9:00〜翌4:00シフト)だと給与がどれくらいになるかというと…私の会社の場合だと額面で70万円超でした💰

ちなみに、『売上に対して支給される給与の額』も会社によって計算方法がマチマチである事は改めてお伝えしておきます。

仮に月収70万円と仮定した場合、年収ベースでの理論値を計算すると…

年収=(70万×12ヶ月)+(賞与×3回)

ちなみに、タクシー会社における『賞与』とは、『毎月の給与の一定割合をプールしておき、それを賞与として年2〜3回支給するもの』です。

賞与は、支給される会社と支給されない会社がありますが、賞与がない会社はその分毎月の給与が増えるので、年収ベースで考えた場合には大きな違いはないと思います。

いかがでしたでしょうか?

今回は隔日勤務で働くタクシー運転手の年収上限について解説してみました。

タクシー運転手という仕事は、景気ウォッチャー指数のアンケート対象にもなっている通り、世の中の景気に非常に大きく左右される仕事です。

そんな世の中の景気を肌で感じながらそこそこ稼げるこの仕事は、なかなか魅力的だと感じています。

今回も、お読みいただきありがとうございましたm(__)m

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