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4年に一度のサッカー欧州選手権

転機

2000年6月25日のロッテルダム、フェイエノールトスタジアム。
ユーロ2000準々決勝オランダ対ユーゴスラビア。
僕にとっては、このユーゴサポーターと一緒にゴール裏席で観戦した試合が、スポーツへの係わりの転機になった。

スポーツの力

それまでもスポーツはやるのも見るのも好きだった。
だけど、あのロッテルダムのスタジアムでの体験は大きかった。
部活などでやっていた、またプロ野球やJリーグで見ていたスポーツとは異質の、世界中の多くの人にとって本当に大切なものとしてのスポーツを目の当たりにした、とにかく一種のカルチャーショックだった。
スポーツはスポーツ好きの人たちだけのものじゃない。
多くの人を幸せにできるスポーツの力をもっと多くの人に知ってほしい。
90年代以降Jリーグが牽引役となって、地域+スポーツという観点が当たり前になってきたけど、まだまだ。
せめて公立学校のグランドに照明が付いて、一般開放されるようにでもならないとだめだ。

ユーロが好き

ということで、僕は4年に1度のサッカーのヨーロッパ選手権、ユーロが好き。ワールドカップよりずっと好き。
陸路集まってくる各国のサポーターたち。
試合日は朝から対戦国のサポーターで盛り上がる街の広場。
お金に余裕のある人が行くワールドカップとは違うスタンドの応援熱。
拮抗した試合が多い。
開催地にはキャンプエリアも用意されていたり、
パブリックビューイングはもちろん無料。

ユーロ2000オランダ

前述の試合。3戦3勝でグループリーグを突破した開催国オランダのサポーターたちの盛り上がといったら凄かった。
オレンジ一色、大男たちが飛び跳ねてスタンドが怖いぐらいに揺れた。
クライファートのハットトリックで6-1。
さすがにユーゴゴール裏は危険な雰囲気にもならなかった。

ユーロ2004ポルトガル

2004年のポルトガル大会は、日本でネットオークションで手にしていたチケット1枚以外はスタジアム前のダフ屋から入手。
さすがにジダンのフランス対、ベッカムのイングランドはキックオフ直前でも値が下がらずスタジアム入りは断念して、ビーチバレーボールコートに作られたパブリックビューイングで観戦。
酔っぱらった両国サポーターが砂塗れて取っ組み合っていた。

ユーロ2016フランス

2016年のフランス大会は仕事を1ヵ月休んで観戦旅をしてきた。
パリで行われた決勝、フランス対ポルトガルはボルドーの、3万人以上を収容したパブリックビューイングだった。
大型スクリーンに向かって自国を応援するフランス人たちも、ポルトガル代表C・ロナウドの負傷交代を残念がっていて面白かった。

サッカーのレベルなら最高峰はチャンピオンズリーグという意見がある。
そうかもしれないけど、ピッチの外から必死に仲間に声をかけるC・ロナウドの姿がユーロの魅力を象徴していた。
クラブチームで大金を手にしているスーパースターにとっても4年に1度のナショナルチームでの晴れ舞台。
選手は、自国から大挙してやってくるサポーターの後押しで外連味なく闘う。

やっぱりユーロは楽しい。
2024年のドイツ大会は絶対に行きたい。

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