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創業2年目に新卒採用を決断。IFAベンチャーがこれまでに新卒を30人採用できた理由

2024年4月1日、Japan Asset Managementは、4期生となる6名の新卒社員を迎えました。
2020年にIFAとして業界初の新卒採用をスタートしてから4年が経過しました。 現在は累計26名の新卒社員が在籍しており、社員のおよそ半数が新卒社員です。
大手企業では一般的な「新卒採用」ですが、IFA業界では証券会社や保険代理店出身の即戦力人材を「中途採用」するのが一般的です。業界を知る人ほど「IFAで新卒採用!?」と驚かれることもある当社の新卒採用について、採用に踏み切った背景や当時の採用戦略についてお話ししたいと思います。

なぜIFAで「新卒採用」にこだわるのか
なぜ当社が敢えて「新卒採用」を積極的に行なっているか。それは、当社のビジョンである「資産運用という良識を、日本の常識にする」を実現するためです。この実現には高いスキルと倫理観を兼ね備えた組織が不可欠で、そのためには新卒採用が最短ルートだと考えています。理由は大きく2つあります。
1つ目は、「売上や利益以上に、世の中を良くしたい」という弊社の思いに共感する仲間を集めやすいからです。弊社の新卒社員の特徴として、それぞれが成し遂げたい夢を持っているという点が挙げられます。 例えば新卒一期生の臼井は、自身の学生野球の経験を通じて「スポーツ選手のお金の課題を解決したい」と考え、弊社を志望しました。「これまでの人生で発見した課題を自分の力で解決したい」、「そのために厳しい環境で成長したい」と考えている学生は、厳しい局面でも夢のために努力を続けることができます。本人の自己実現と会社のビジョンがリンクすることが、会社を前進させる大きな力になると考えています。

一期生の臼井は、「スポーツ選手のお金の課題を解決したい」
と考え弊社を志望してくれました。 引用:https://u-note.me/note/66557

2つ目は、新卒社員が持つエネルギーです。俗にいう「下からの突き上げ」が健全に行われている会社は、大きな推進力を持っています。もちろん、礼儀作法をわきまえた上ですが、若手から経営陣に対して純粋に疑問をぶつけられる環境を大切にしています。たまに新卒社員から鋭い意見が出てくると優秀な社員が育っていることに嬉しさを覚えつつも、襟元を正さなくてはと身が引き締まります。自分を軽々と追い抜くような社員が活躍する頃には、当社のビジョンは実現されているはずです。

初めての「新卒採用」で勝つための戦略
新卒の採用活動を開始したのは創業2期目の2020年でした。私が「毎年10人、新卒採用をする」と宣言したところ、当時の経営陣や先輩経営者から「絶対失敗する」と猛反対されました。当然社内にも賛同者はおらず、ほぼ私一人で採用活動を始めました。
我々のような名前のないベンチャー企業が新卒採用の現場でどう戦うか。たどり着いた作戦は「ターゲットを【地方の国立大学生】に絞る」というものです。理由は2つあります。
一つ目は、「真面目に愚直に頑張れる学生が多い」点です(あくまで私の印象ですが)。国立大学は私立大学と比較して一般受験の比率が高く、受験勉強を愚直に頑張ってきた学生が多いです。金融業界は派手なイメージを持たれがちですが、アドバイザーとしてお客様と向き合うために欠かせないのが、愚直な自己研鑽です。
質の高いコンサルティングのためには、朝早く起きて新聞を読み、数多くの面談を通じて学び、絶えず成長することが求められます。受験勉強と真剣に向き合った地方国立大生こそ、当社と親和性が高いと考えました。

 ↑弊社の詳細な働き方については、ぜひPIVOTをご覧ください

二つ目は、「学生にとって唯一無二の存在になるチャンスがある」という点です。
地方に住む学生は、その地域で行われる合同説明会や採用イベントに参加するのが一般的で、そこに名を連ねる企業も「その地域の中小企業」が中心です。地域に根ざす企業というと、堅実で保守的な企業が多い傾向にあります。
そんなイベントに「東京のベンチャー企業」として参加すれば、他社とのコントラストが明確になり、学生に強い印象を残すことができるのではと考えました。実際にベンチャー志向の学生にとって有力な選択肢となったようで、この作戦に手応えを感じていました。
現在では採用人事部が立ち上がり、その年に応じた適切な採用戦略を立てています。現在、採用イベントを担当しているのは新卒2期生3期生で、自身の経験を踏まえて学生と向き合ってくれています。

現在でも、イベント登壇は重要な採用施策だと考えています

社員が定着するための工夫
学生が内定承諾するタイミングで欠かさず行なっているのが「ご家族への訪問」です。初めて採用した1期生はもちろん、今年2024年に入社した4期生の内定承諾者のご家族にもご挨拶させていただきました。全国津々浦々、私からご家族のもとに訪問しています。
地方出身の学生が多いこともあり、特に仕事に慣れるまでは孤独を感じることもあるでしょう。そんな時に励みとなるのがご家族の存在です。
親御さんに会社や私のこと、そしてお子さんが当社を志望した理由、叶えたい夢などをお伝えすると、思った以上に喜んでもらえます。社会人としての門出を応援いただくことで、新卒社員自身も身が引き締まるでしょうし、悩みを吐露した時には、家族からあたたかい励ましの声をかけてもらえるはずです。仕事で辛い時も家族を支えに粘り強く向き合えれば、社員自身の成長に繋がると信じています。
そして私自身、親御さんと直接お話しすると、少し烏滸がましいかもしれませんが「大切に育ててくださったお子さんを、今度は自分が受け継いで育てるんだ」という意識になります。社員の人生も背負っているという「重み」は、私の会社経営のモチベーションの一つとなっています。

新卒採用は、「踏み切ってよかった!」と言い切れる意思決定
現在6期生の採用に向けて取り組んでおり、新卒採用について聞かれる機会も増えてきました。その際は必ず「新卒採用は、起業以来最高の意思決定のひとつだった」と話しています。
「資産運用という良識を、日本の常識にする」
この当社のビジョンを本気で実現するためには「優れた組織」が必要です。そんな組織を最短ルートで作るにはどうしたらいいか?
新卒採用を始める前までは「会社の仕組みや給与体系を整えれば、業界経験のある優秀な人材が集まってくるはずだ」と考えていました。ただ、仕組みや給与だけでは人は定着しません。会社のビジョンと社員の夢が共鳴することで、社員の成長が会社の成長に繋がる。そんな仲間を集めることが優れた組織作りの近道だと気づきました。
金融業界の経験者ばかりに目を向けていたところから一歩離れ、あえて「新卒採用」に舵を切ってみると、人材育成に想像以上に時間と労力がかかることにも気づきました。ですが、求められるスキルやマインドを定義したり、成長を促す仕組みを考えることは、会社の制度や給与体系を整えることに直結しています。毎年、新卒社員を受け入れ、その育成と真剣に向き合うことこそが、当社が今日まで着実に成長できた要因の一つだと考えています。

2020年入社の1期生10名。
既にマネージャーとして活躍しているメンバーも複数名います

こんな学生からの挑戦を待っています

私が求める人物像は、創業時から変わらず「素直で明るく、自分の夢のために愚直に努力できる方」です。昨今ではワークライフバランスを重視する傾向がありますが、特に20代前半こそ仕事に打ち込んだ方が良いと思っています。実際、私自身も20代は思いっきり仕事に熱中して、成長痛に耐えたからこそ今があるという自負があります。
学生と社会人の決定的な違いは、自分のパフォーマンスに対して付加価値が求められる点です。特に我々はお客様の大切なお金を扱う非常に重要な仕事です。その分、お客様には心から感謝していただけることも多く、やりがいを直に感じられますが、命を扱うことにほぼ等しい責任感と覚悟が求められます。
社会人一年目、身を置く環境によって今後の人生が大きく変わるでしょう。もし「敢えて厳しい環境に身を置いて成長したい」、「自分の夢の実現のために愚直に頑張りたい」と考えるのであれば、当社は最高のフィールドであると断言できます。そんな気概のある学生からの挑戦をお待ちしています。

こちらの動画でも新卒採用についてお話ししています


株式会社Japan Asset Management 新卒採用特設ページ
株式会社Japan Asset Management 中途採用特設ページ
NEWS PICKS「金融業界の常識を変える、顧客ファースト型資産運用アドバイザー」


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