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1ヶ月間のオンラインデザイン留学を終えて【#モンアカ】

2022年6月は、ずっと学んでみたかったデザインを学ぶ1ヶ月にしようと決めて、6月がついに無事に終わった。

1ヶ月といっても、学習期間は20日間。なので最終授業は6月24日だった。ゆえにこのnoteを書いている今(7月1日)は、すでに卒業済みの私である。

授業は、1日3時間半だった。仕事終わりの夜の時間を使って、平日月曜日から金曜日まで、毎日19:15〜22:45までは必ずPCに向かう日々。とはいえ授業スタイルはZoomを使ったオンラインなので、自宅で受けられる気軽さと、毎日顔を合わせることが楽しみになる素敵な講師と、数人の同期がそこにいた。

愉快な講師陣と同期たち。大変陽気である(深夜23:00です)

暮らしや仕事に加えて、頭をフル回転させながら、手も動かし続ける夜が続く日々に、正直最初は恐れ慄いた。でも、その日々は想像以上に楽しいもので。

英語や歴史のように、「昔少しかじったことがある」「多少なり知識や全体像が見えている」学問ではまったくなく、デザインという多くの人にとって新しく、輝いて見える分野の学びである。

そういう「初めまして」のデザイン知識や思考の仕方を、毎日多量に吸収して、自分の中の「何か」が変わっていく感覚は、ほかでは得難い、とても貴重で贅沢なそれだったと、今でも確信できている。

授業で使って以降、イラストレーターを日常的に使うようになった最近です

(がしかし本当に、モンスター・アカデミアの授業は、日々ものすごい量のインプットとアウトプットをするストロングスタイルだったなぁ! けれどスパルタとかでは全然なく、物腰柔らかく知識豊富な講師たちが、ちゃんと丁寧に、けれど大量の知識と技術を生徒に投下してくれて、そしてその「学んだこと」を「実践する」時間も日々たっぷりとってくれる授業内容だったので、なんだか「生きていく上での、新しい武器を身につけている」実感が持てる日々だった。不思議で素敵な1ヶ月)


モンスターアカデミアでは、定期的に課題が出されてきた。たとえば1週間目は、「丸だけで感情を表現する」。

2週目は、「ターゲット別の日記アプリをデザインしてみる」。

3週目は、「フードデリバリーアプリのランディングページをデザインをしてみる」。

そして、4週目の最後に取り組んだのが、卒業制作としての「ワーケーションサイトのデザイン」だった。

私がデザインしたページのスクリーンショット。この課題はすべての写真を自分で撮ったものでやってみたいな、とトライしてみました。実際のサイトデザインは、縦にすごく長いので、note末尾に貼らせてくださいませ。振り返っても拙いなあ、デザイン……!

以下のnoteので少し書いたように、私の中では、「デザインを学ぶ」ということは、「あたらしい言語を学ぶ」ことに近かったように思う。

デザインとは、「コミュニケーションの手段」だと初日に聞いた。その意味が、1ヶ月を経て、なんとなくだけれど、わかった気がしているのだ。

誰かに伝えるために、どう表現したいいのか。表現して、伝えるためには、まずは表現するべきものの「コア」をつかまなければならないし、言語化も、抽象化も、具現化する力も必要だった。

「デザインは、総合格闘技」。

授業の中で、私が抱いた印象はこれ(笑)。いいデザインをするためには、いいデザインとは何かを知らなければいけないし、感性や経験を豊かに保つために、生きることすべての時間をインプットにする、というような意識もきっと必要だ。

気の遠くなるような、深淵をのぞいてしまった気持ちがした。

その深淵はとても美しくて、人生を賭けるに値するものに見えた。たとえ私がデザイナーにならなくとも、これからを生きる私たちの傍らには、きっと少なからずのデザインがあるだろうから。

できたら人類の必修科目に、デザイン(と動画編集とプログラミング)は、入ってくれたらいいのにな、という気持ちにすら。

自分が手がけたデザインは、全体を通して拙くて、けれど「表現したい世界観」は多分あるんだな、というのを見つけられた1ヶ月だった。

デザインソフトの使い方は覚えた。デザインとは一体、何なのかという入り口に立てた。これから職業デザイナーを目指すことは、きっとないのだろうなと思うけれど、デザインについて勉強したい、という気持ちはより一層強くなった。

ゆえ、デザイナーの友だちにこのことを話して、私が次に身につけるべきは「フォントの知識=フォントには声がある」という話なのでは、という課題をもらったので、オススメしてもらったこれらの本を読んだり、実践したりしてみることにする。ほかにもいくつか、デザインの本を。

「人生のわからない、を増やす」、という社是を持つ「株式会社 Huuuu」のことが陰ながら好きなのだけれど、デザインを学ぶ、ということは、そういう「わからない」が増えた経験だった。とてもいい。

モンスター・アカデミアのデザイン留学は、最長で3ヶ月間あるらしい。2ヶ月目は、1ヶ月目の内容からさらにデザインの世界に踏み込んで、ロゴデザインの分野にも触れると聞いている。

家にいながら、日常外の知識に触れて、生きる楽しみを増やしていく。街を見る目が、1ヶ月前と異なることにはもう気づいている。世界には、デザインという視点で考えられた出来事が、こんなにも多いものだったのか。



いつも遊びにきてくださって、ありがとうございます。サポート、とても励まされます。