新しい仕事のスタイル。人からもらう「Business」ではなく、与える「Giveness」へ。
9歳の女の子に関する1つの記事を読んで、色々考えさせられた。
http://neutmagazine.com/ten-million-yen-in-two-weeks
彼女は奴隷となっている子供達の為に立ち上がり、小さなビジネスを始めました。
道端でレモネードを販売。
最初は1杯2ドルで販売してましたが、途中からは「あなたのハートにあるものをください」と値段を定めることをやめた。
なんと!売上は2週間で1,000万円超え!
あっという間に彼女の話は全米に広まる。
何故こんなにも売れたのか?
①値段はお客さんの心が決める。
②単一商品での勝負。(特別なものではない)
商売をしてる者からしたら、どうすればそんなに売れるのか想像もつかない。
ただ彼女に言えるのは、信念と理念と社会的目的が明確にハッキリしてるという事。
「奴隷になっている子供達のために」
それに賛同してくれたお客さんがたくさんいたのだろう。
アメリカの文化だと思ってしまうのもある。
日本で同じことをしても恐らく同じ結果にはならないだろう。
そう、同じ事しても。
しかし、
彼女のスタンスから学ぶモノがたくさんある
普段、仕事をしてると、選んで「もらう」・買って「もらう」為に、日々試行錯誤している。
だから同業他社と価格勝負になってしまったり、差別化や付加価値を付けようと躍起になるが、消費者からすれば、似たり寄ったりになる。
しかし彼女は、「誰かの為に」・・・奴隷になっている子供達を助けたい!
お客さんは単なる消費者ではなく、共感者・賛同者となる。
△△の店が○○円安かった・・・
△△の方が近くて便利・・・
ビジネスの戦略として、全然間違ってない。
でも彼女の場合なら、値段ではない価値や、利便性ではない価値をお客さんが感じてくれている。
それは付加価値だと言われれば、そうかもしれないが、付加価値と言う言葉では収まりきらない何かを感じる。
レッドオーシャンなビジネスの突破口となるかもしれない
単にコレを買ったら、売上の一部は○○に寄付しますよー!ってだけでは無い。
確かな理念と社会的目的が必要である。
地域密着型のビジネスなら、子供達が安心・安全に遊べる為に、公園の遊具の保全や、知育などの遊具を寄付する。
日本人には手の届かない誰かや、見えない・実感のないことに対しての共感や賛同は得難いかもしれない。
社会的な還元の方が良いと思う。
公園でなくても、図書館や体育館に何か寄付するのもアリだと思う。
そうすると、地域での会社の存在価値なども出てくる。
存在価値こそが、これからのレッドオーシャンに対抗する手法の1つである。
さらに言うと、1社で出来ない事も、数社集まれば出来ることもある。
地元の異業種とグループでやると、結果も早く出る。
生活により密着出来ることで、さらなるイメージ作りの幅も広がる。
「Giveness」
もらう側からあたえる側へ。
今こそ自社の存在価値・存在意義を見直す時である。
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