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読書の話

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ほんの一編読むだけで、心のこわばりがするりとほどけた

ほんの一編読むだけで、心のこわばりがするりとほどけた

こんにちは、とみーです。小さなアクションひとつで、気持ちがガラリと好転するんだな、という気付きの記録です。

今日の私は、朝からヨガもしたし家事もやるべきことはやれていて、1日の過ごし方を振り返るとそこまで悪い1日ではないはず。なのに、なんとなくやる気が出ず、孤独感があるネガティブな状態でした。

気分転換がてらに漫画を読んでも、却って時間を無駄にしていると落ち込む始末。そんな中で、原田ひ香さんの

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酒は百薬の長ではない「名医が教える飲酒の科学」感想

酒は百薬の長ではない「名医が教える飲酒の科学」感想

お酒をよく飲みよく記憶も失うわたしです、こんにちは。名医が教える飲酒の科学〜一生健康で飲むための必修講義〜という本を読みました。

お酒って実際のところ健康に良いの?悪いの?どう付き合っていけばいいの?注意点は???という本です。いろんな専門家がきっちりと科学的に説明してくれます。

印象的だったところをいくつか箇条書きにしてみます。

酒は百薬の長、は現代科学では否定されていて、百害あって一利く

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コミュニケーションは1人ではできない。「妻が口をきいてくれません」感想note

コミュニケーションは1人ではできない。「妻が口をきいてくれません」感想note

妻が口をきいてくれません、というマンガを読みました。

タイトルからパンチが効いております…!

内容についてはネタバレになってしまうので触れませんが、一冊の中で、①夫の視点②妻の視点③そして結末、という流れになっています。

同じ出来事を2人それぞれの視点で見たときに、あまりに感じていることが違って驚きました。でも、現実もそうだと思うんです。

たとえば「この映画、面白かったけど結末は予想通りだ

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自分の可能性を生かすも殺すも自分次第。「明日は、いずこの空の下」感想note

自分の可能性を生かすも殺すも自分次第。「明日は、いずこの空の下」感想note

敬愛する作家の上橋菜穂子さんの旅にまつわるエッセイを読んだ。

短めの旅エッセイ詰め合わせのこの本は、高校生の頃に行った人生で初めての海外旅の話や、フィールドワークで訪れた国のこと、お母様との海外旅行の記憶など、いろんな国に行って彼女が見たもの感じたものが鮮やかに描かれている。

夢中になって貪り読んでしまうほど面白い物語を書く上橋さんは、作家であると同時に文化人類学者でもある。学者という言葉には

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