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#アート

ノンフィクションがベースにあると、現実が変化していく感覚がある

ノンフィクションがベースにあると、現実が変化していく感覚がある

ゴッホ兄弟と、パリで活躍した日本人画商の交歓の物語『たゆたえども沈まず』(原田マハ)の感想です。

現実と地続きになっている作品は、現実に変化をもたらすなあと。
例えば、これからゴッホの絵の見方が変わるなぁとか、林忠正について調べまくっている自分がいたりとか、これからは東京を見ながらパリを思い浮かべるんだろうなぁとか。

ゲームをしている時なんかもそうで、フィクションの中で完結するだけのゲームだと

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『アートがわかると世の中が見えてくる』(前﨑信也)

『アートがわかると世の中が見えてくる』(前﨑信也)

以前読んだ、『13歳からのアート思考』にて、自分なりに絵画を解釈する楽しさを深められました。
自分の感性のおもむくまま、自由に解釈する楽しさこそが至高と思うようになりました。

今回、『アートがわかると世の中が見えてくる』を読んで、
冒頭から「アートを理解することは、感じることとは、異なる」という記述がありました。
『13歳・・・』とは違う、新たな切り口に惹かれ、読み進めたところ、
これは、アート

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