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泡沫

まあるい地平線

日焼けした肌は揚げたての豆腐みたい

パクリと食べて、なくなってしまいそう

のぼせてしまいそうな匂い

罪深さを許してくれる程の泡沫

ごつんと当たる頭に誰かが笑った

砂は名残惜しそうに風に舞う

また一つ、夏を知る



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