音楽と福祉。

福祉と言っても、色々なアプローチの仕方がきっとある。社会との関わり方が果たしてお金を是が非でも稼ぐ=”仕事”をすることだけだろうか?僕は、本当の仕事の意味とは、何か物事に”仕える”ということ。ただそれだけだと考えています。この事の深さと、所謂お金、稼ぎの多さが比例しなければならないとは全く思わない。勿論、お金を稼ぎたい人は、稼げる人は選択枠が広がるので稼ぐべきで、お金を稼ぐ事を全く否定はしない。だけど、仕事という事において、大切な事とは何かしらに仕えていると、その佇まいが筋になってゆく事だと感じたりするのです。人生を逸れることもないだろうし、その人の品格すら漂ってゆく。このことが大切かなと思う。

僕は、TOKYO RABBITというバンド活動をしているが、大塚篤史というドラムの人間はまともだと思っている。彼は別にドラムで億万長者になってるわけでもないし、全然20代の時からやってることが変わらないのだが、ずっとドラムと向き合って真っ直ぐ生きているし、ドラムに対して覚悟を持っている。僕は彼は成功者だと思っている。こうゆう何かを見つけて真っ直ぐに生きることは、人生をシンプルにしてくれるし、とても生き易いと思う。それ以上に必要なことは人生に少ない。それ以外の事をするにはあまりにも時間が足りない。人生は長いようで、本当に短いと思う。ストーリーは一つなんだ。

その仕える対象物の選択枠をあまり目の前に並べて貰えない、実際できる事も健常者に比べたら少ない障害者と括られてる人達に、同じだけとまでは言わなくても選択枠を提示する。そんな施設を作れたらと思い、就労継続支援B型の事業所を本厚木駅の側に設立した。AWANA(アワナ)と名付けました。AWANAとは、フラダンスの"現代"の型のことを言います。

現代にフィットした、在り方を提示できる居場所作りができたらと思っています。

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