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デザイン

最近、デザインやファッションについて考えることが多い。自動車の取扱説明書を作成している会社に勤務しているが、もう一度大学に通い、改めて就職活動ができれば、建築に関連する勉強がしたい。そして、(恐らく)建築士を目指す。自分にとって日本人が世界一お洒落で、日本は世界一綺麗で想像的な建物を建立している国。勿論、ダサい格好をする日本人が大勢いる。そして、昭和っぽく、気に入らない建物も日本に沢山ある。しかし、日本人しか考えられない格好いい服装や面白い建物が日本に山ほどあり、そういった物に憧れている。

日本人はお洒落で品質の高い物を作成するのが好きなので、日本に「グッドデザイン賞」という物がある。「グッドデザイン賞(グッドデザインしょう)は、公益財団法人日本デザイン振興会の主催で、毎年デザインが優れた物事に贈られる賞であり、日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨の仕組みである。」(ウィキペディアより)。日本のホームセンターなどを訪ねると、素敵でグッドデザイン賞を受賞した商品を目にすることが多々ある。こういう商品が大好きで、こういった物を見つけるたび、お洒落で品質の高い物に囲まれ、より豊かな生活がしたくなる。

デザインが素晴らしいと好評の物は店頭に並ぶ商品だけではない。緊急な時に日本人が利用する物も高い評価を得ている。東日本大震災が起きた時、日本のために行動したいと思い、来日してから様々な日本のボランティア活動に参加した。福島県でのボランティア活動が最も参加する回数が多かった。福島県南相馬市にある仮設住宅に在住していて、苦しい思いをしている日本人に必需品や食料品を渡したり、仮設住宅の住民が元気になるように交流して現状を聞かせてもらったりしていた。当時、知らなかったが、日本の仮設住宅の一部も2012年2017年にグッドデザイン賞を受賞している。

災害により、家をなくした人が一時的に生活ができるために建立された仮説住宅だが、日本人が細部まで拘り、居心地のいい空間を作成するのは流石だ。沢山の国にお洒落で使い心地のいい物がいっぱいあるが、緊急な時に利用する物もこれほど素敵にできるのは日本人だけだと僕は思う。日本の歴史的な社寺や古民家も細部まで綺麗に仕上がり、斬新な構造を取り入れている物が多い。そのおかげで様々な災害を耐えた建物が沢山あり、同様な構造が現在の建物にも息づいている。この歴史的な建物はお洒落だと言い切れないかも知れないが、日本人の品質の高い物を作成する拘りが明らかだ。

上記の通り、お洒落ではない日本人が大勢いる。古臭い建物も日本に山ほどあるが、お洒落が大好きな日本人が大勢いるだけであり、他国では真似ができない想像的な建物が日本にある。日本でしか味わえない格別な生活がある。品質が高くて「これはいいね!」と言わせる物を生み出す日本人に影響を受け、何を購入し、普段どういう物を使用するか拘り、きちんとした生活がしたい。僕の考え方だが、物を大量に購入して生活をしない。自分の持ち物を少なくするが、その分、品質の高く、お洒落で本当に使用したい物を購入して生活をする。これからはグッドデザイン賞を受賞した商品のような素晴らしい物にもっと拘りたい。素敵だと言える生活がしたい。

どう取り入れるかまだ分からないが、日本人のデザインやファッションに対する拘り、日本の仮設住宅、ボランティア活動の経験に関する文章を現在書いている本に挿入しようと考えている。日本の仮設住宅で非常に苦しい思いをして生活をした日本人が大勢いるだろうが、お洒落が大好きな日本人のおかげで、生活が良くなるための物を作成するのに意識が高く、仮設住宅での生活がほんの少しでも快適だったと感じる日本人も大勢いたのではないかと思う。また僕の考え方だが、持ち物が多ければ多いほど豊かな生活ができるわけではない。気に入る品質の高い持ち物をいくつか確保し、そういった物を普段の生活で活かすと、豊かに生活ができる。日本人に教えてもらった最高の人生を送るための秘訣の一つ。これからは素敵に生活ができるよう心掛けていきたい。

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