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東京の忘れられない夏の思い出

上京2年目の夏。
花火を見にいこうと彼を誘った。

1年目は仕事で叶わなかった、花火大会。
職場の近くで行われていたので休憩中に少し抜け出して見にいくと、でっかい花束が夜空に咲いていた。

た〜まや〜

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毎朝、満員電車に揺られながら夜まで無心で働き、家に帰り床につく。
そんななんてことない日々のなかで、彩りを与えてくれる夏のイベント。

わたしは名前に"夏"の文字が入っているので、なんとなく親近感を感じる季節でもある。

夏祭り

8月。地元でねぶた祭りが開催される。
世界各国から観光客が見にくる、青森県で1番大きいお祭り。小学生のころから、毎年欠かさず見にいっている。

地元限定だと思っていたけれど、近ごろ東京のイベントでもねぶた祭りを目にするようになった。

いくつものお祭りをみてきたけれども、ねぶた祭り以上のお祭り騒ぎをわたしは知らない。

ラッセラーラッセーラ

普段はおとなしい東北の人たちが、一年に一度のこの瞬間だけは自分の全てを解放する、魂の籠った大迫力の夏の風物詩。
東京でもお目にかかれるなんて、とても贅沢なこと。

楽しむ準備はもうできている。

太陽にさらされて

レジャーや東京ならではのイベントが楽しめるのも、この時期の醍醐味。

去年はお台場でBBQをして、海に行って、花火大会も楽しんで、たくさんの場所に行った。

東京に住んでいるだけで、たくさんの夏を満喫できる。

この時ばかりは、満員電車に乗りながら花火大会にいくのも悪くない。みんな少しだけ、イベントマジックで寛容になるのだ。

お揃いの浴衣をきて、慣れない下駄で足の指を擦りながらかき氷や焼きそばを食べる。あの雰囲気がたまらない。

夏が始まる

7月もスタートして、これから始まる夏本番。
わたしも東京に来てから、12回目の夏になる。

何度経験しても、毎年楽しいを更新し続けている。

行きたいところ、出会う人たち。
同じ夏なんて来たことがなく、夏を楽しむメンバーや行くスポットが変わっても、毎年充実した夏の思い出を作れている。

友達と銀座

今年はどんな夏になるか、とても楽しみ。

来月には友だちと湘南の海でサーフィンをする約束をしている。インストラクターをしっかりつけて、初めての挑戦。

太陽に焼かれた湘南のサーファーに負けないように、思いっきり波を乗りこなしたい。

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外を出ると雲ひとつない青い空が一面に広がっていた。

written by みんちゃん