おりがみの詩
保育園で習ったカルタにハマっている殿下。昨日は思いつきで折り紙の神経衰弱をやってみた。
折り紙を適当に床に広げる。
カルタの影響か、何か全然関係ない文字が書かれた紙をまるでそれが書かれているかのように読み上げる所作をしたい殿下。
「ももの色」「はいっ」
「そらの色」「はいっ」
「うみの色2枚」「はいっはいっ」
「あめがふったうみの色3枚」「はいっはいっはいっ」
「さつまいもの皮の色」「はいっ」
「さつまいもの中の色」「はいっ」
「よるの色」「はいっ」
「ゆうやけの色」「はいっ」
「ぶたの色」「はいっ」
「つちの色」「はいっ」
「はっぱの色」「はいっ」
「あめがふったはっぱの色」「はいっ」
読む(フリをする)人を交互にやっていると、歌うように色を描写する様子に驚かされる。3歳はもう詩人。
その後、台所にいた夫も3歳に呼ばれて仲間に巻き込まれ、殿下の色のなぞなぞに目を細める。
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noteで吉本ばななさんをフォローしてあの感受性に触れて、ばな子とまみ子のよなよなの集いを一気読みし、それが引き金となって近所の公園の海が見える駐車場に行って車内で15年ぶりくらいにキッチンを読み、続けてTUGUMIを読み始めたら、ばななワールドの空気や匂いの描写から立ち昇る日常の切なさと愛おしさに胸がいっぱいになって、つぐみが恭一に出会う夏が始まったところでどうにも何か書きたくなった。
昨日の逗子の夕陽は格別だった。
なぞなぞ折り紙の思いつきに影響したかもしれない。
この度初めてサポートして頂いて、めちゃくちゃ嬉しくてやる気が倍増しました。サポートしてくださる方のお心意気に感謝です。