日本画家 戸倉英雄

長年絵画美術に携わる中で、研究構築した理念を元に提唱します。テーマは『美術人類学』です…

日本画家 戸倉英雄

長年絵画美術に携わる中で、研究構築した理念を元に提唱します。テーマは『美術人類学』です。美術は人の為にあります。何時も美は人の希望で、何時も人は美に応えて来ました。その美は単に美しいを指しません。では何か?それをご一緒に楽しみましょう。人生にも役立つ豊かな解釈として紐解きます。

マガジン

  • 美術人類史

    何故、美しいものを見て、美しいと感じるのでしょう? また同じ対象でもそうと感じる人もいれば感じない人もいる。 私と貴方。貴方と私。 私と貴方達。貴方達と私。 私達と貴方達。貴方達と私達。 個性の違い?見方の違い? では個性の違いはどこから? 環境?生まれ持つ遺伝子に影響があるなら、どうしてその内容なのか? メカニズムは同じなのに不思議です。 そもそも何故人は感情を抱き、言葉にしたり、造形したり、表現するのでしょう? 自分の行いの為に人類の歴史を辿る時、 美術の歴史はカタチある資料です。 この美術人類史は、私個人の絵画制作の中で、創作動機への根源的な問いを持ちながら、曼陀羅的に思惟した想いをできるだけまとめています。宜しければどうぞお付き合い下さいませ。 著者拝

ストア

  • 商品の画像

    宵山長刀盆

    高木漆工様とのコラボレーション作品で、丁寧に作られた宵山長刀盆。 美しい漆器でありながら、実用性も兼ね備えたお菓子盆です。宵山長刀盆は、その存在感と品格により、おもてなしや特別な場面で活躍します。手作りならではの繊細な彫りや、光の加減で輝く漆の情緒は、まさに芸術品です。 熟練された職人のこだわりが詰まった一枚を、あなたのおもてなしの場にぜひ取り入れてみてください。 宵山長刀盆の美しさに、日本の伝統や品格を感じていただけることでしょう。 ご家庭でも、特別な場での贈り物にも最適な一品です。 ※一点一点手作りのため、多少の色ムラや形状の違いが生じる場合がございます。予めご了承ください。 サイズ:22.5×22.5cm ※食洗機の使用不可。手洗いをおすすめします。
    110,000円
    tokurahideo shop
  • 商品の画像

    椿一輪

    京都デニムとのコラボ商品である『椿一輪 京都デニムトートバッグ』の原画作品です。 花びらの赤と葉の緑の対比が美しい一枚です。 椿全体にちりばめられた砂子(すなご)が、作品全体に彩りとアクセントを与えています。 額装のマット生地は京都デニムの生地を使用。 小品でありながらも独特の存在感があり、シンプルなデザインでお部屋の和洋を問わず飾れます。 【サイズ】 縦300mm × 横250mm(額縁含む)
    150,000円
    tokurahideo shop
  • 商品の画像

    「KUZI-TORAZU」HOKO-Tshirt バニラホワイト

    戸倉英雄 日本画展 「黄金航路の宵」で飾られる山鉾絵画巡行シリーズ作品「くじ取らず」からデザインされたTシャツです。 従来のホワイトより柔らかな色味のバニラホワイトは、イエローベースの方にも映えるカラー。 どんなボトムでも相性がよく、いろいろな着こなしが楽しめます。
    5,000円
    tokurahideo shop
  • 商品の画像

    宵山長刀盆

    高木漆工様とのコラボレーション作品で、丁寧に作られた宵山長刀盆。 美しい漆器でありながら、実用性も兼ね備えたお菓子盆です。宵山長刀盆は、その存在感と品格により、おもてなしや特別な場面で活躍します。手作りならではの繊細な彫りや、光の加減で輝く漆の情緒は、まさに芸術品です。 熟練された職人のこだわりが詰まった一枚を、あなたのおもてなしの場にぜひ取り入れてみてください。 宵山長刀盆の美しさに、日本の伝統や品格を感じていただけることでしょう。 ご家庭でも、特別な場での贈り物にも最適な一品です。 ※一点一点手作りのため、多少の色ムラや形状の違いが生じる場合がございます。予めご了承ください。 サイズ:22.5×22.5cm ※食洗機の使用不可。手洗いをおすすめします。
    110,000円
    tokurahideo shop
  • 商品の画像

    椿一輪

    京都デニムとのコラボ商品である『椿一輪 京都デニムトートバッグ』の原画作品です。 花びらの赤と葉の緑の対比が美しい一枚です。 椿全体にちりばめられた砂子(すなご)が、作品全体に彩りとアクセントを与えています。 額装のマット生地は京都デニムの生地を使用。 小品でありながらも独特の存在感があり、シンプルなデザインでお部屋の和洋を問わず飾れます。 【サイズ】 縦300mm × 横250mm(額縁含む)
    150,000円
    tokurahideo shop
  • 商品の画像

    「KUZI-TORAZU」HOKO-Tshirt バニラホワイト

    戸倉英雄 日本画展 「黄金航路の宵」で飾られる山鉾絵画巡行シリーズ作品「くじ取らず」からデザインされたTシャツです。 従来のホワイトより柔らかな色味のバニラホワイトは、イエローベースの方にも映えるカラー。 どんなボトムでも相性がよく、いろいろな着こなしが楽しめます。
    5,000円
    tokurahideo shop
  • もっとみる

最近の記事

《美術人類史.Ⅷ》 創造の純度

森羅万象の連鎖関係を宇宙の均衡と想定するなら、無限に複雑なシステムに漠然と自然美を覚えますが、 これを見事な知能プログラムの様相でありながらも、凡ゆる無垢の構成で完結し合った領分の集積のみと、美術人類史の環境観として仮定すれば、完結な造形とは自然美であると共に終始単一の事象の概念だと論じ得ます。 反面人間の思考産物からは決して完結性を備える造形を創出できないとしています。 何故かは前項に寄りますが、要約すると上記の意味で生物や人間の存在も本来は無一ですが、 人類の思

    • 《美術人類史.Ⅶ》 美の文化創造

      日常の意思の伝達動作や、自然や神を敬える様な感情を、私達はどう体得したのでしょう? 基本言語や所作の殆どは、家族、友人、先生など身辺の関係や制度に育まれ、幼少から青年にかけて、自然に理解を重ねて発達すると言った具合でしょうか。 さて、これを知識優位の者から生きる知恵を補って共感している教育構造だと思えば、私達は普遍的に主従の人間関係があるから成長を遂げている事になります。 すると境遇は人それぞれですが、人類に共通した主従関係の学習効果の最たる一つに、私達は自己内外の行動

      • 《美術人類史.Ⅵ》 見えざる美の誤解

        今回のテーマ「見えざる美の誤解」とは、美術文化から人類史を断続せずに継続的に解釈する時に見える、美術人類史の重要な周期現象です。 各時代を象徴するほど人々の価値観が意欲旺盛な時は、文化興隆の勢いを受容した制作動機目的、積み重ねた実現技術に色艶が出て、施主や制作者の水準の高さが様式の特徴ともなります。この様な時下で開花した作品は後世も人為的に大切にされたり、念強く自然に残れ、今の私達が美術博物館や遺跡で古代から近年の「美のカタチ」に触れる事が出来るのも、確かな造形価値を持ち合

        • 《美術人類史.Ⅴ》 存在を読む(後編)

          地球史の僅かなの一時に私達人類は、当初数万程の人口の猿人から、旧人、原人、新人の速さで進化しつつ世界中に拡散し、生物生態系を脱して、今や70億の地球人社会を構築しています。 これは人類には何百万年間の悠久の歳月を、脈打つような地球変動を乗り越え、環境に適応しながら脳知能を発達させ、子々孫々と種の存亡かけた膨大な思考と知恵の時を歩んだ証なのでしょう。 調査で確認される最古の人類化石は700万年前の猿人です。最古の造形はおよそ300万年前の打製石器が発見されています。これは日

        《美術人類史.Ⅷ》 創造の純度

        マガジン

        • 美術人類史
          10本

        記事

          《美術人類史.Ⅴ》 存在を読む(前編)

          人類史上で誰がどんな造形を行うにせよ、当てはまる3つの条件があります。 1つにフィールド。 当然ですが地球上での作業です。 特に重力の影響。そして天文、大気、海洋、土壌、気候など環境に作用されています。 2つに時の感覚。 環境と時間は生物のライフサイズや身体機能を定め、生活行動パターン、価値や使命を定めます。 3つに当事者達のニーズ。 環境と時間は生物としての新しい価値観を育みます。新たな用途が生まれる源です。 その上で造形者側は情熱を持って試みる期間、目標を成

          《美術人類史.Ⅴ》 存在を読む(前編)

          《美術人類史.Ⅳ》 美のバランス

          『人の思考表現の共有で、人類にとっての「物」の全てがある』 これまでの内容から美術人類史の見方です。 また「物」は実体の無有に関わりません。私達は実態不明瞭な物事にも、他の解明要素を引用し空想して期待予測をします。夢や幻を「物」として扱うほどです。 人々の潜在意識は丁寧にも日々時間をかけて「 物」の構築と成立に否応無く執着している事になります。 そして発生する「物」が何事でも、人工物の故に、意味や意義において変化自在で絶え易く、折角の成立状態を保てないのが特徴なので

          《美術人類史.Ⅳ》 美のバランス

          《美術人類史 .Ⅲ》 美と生死と帰着

          人は知能表現を得て以来、森羅万象の観測できる範囲の事象を認知すると、対象へ自ずと意義や意味を与え人工物(不完結の性質)として解釈して来ました。対象がその内容で人にとって在り続ける為には、差異ある人々の思考の同調の継続を要すとし、それら定義が一定以上瓦解しない様、方向性とモチベーションを促す、文化の根底的役割を「美の使命」として、互いの思考を効率良く認識できる翻訳ツールが「美術の使命」と述べてきました。 今回は、では瓦解の先に何があるか、言葉を返せば、私達は何故結束するのか?

          ¥100

          《美術人類史 .Ⅲ》 美と生死と帰着

          ¥100

          《美術人類史.Ⅱ》 美の使命

          宇宙の事象が相対バランスで成り立つと仮定し、人類が知能(意図の表現を工夫する力)を獲得した事で「森羅万象に対し観測する側、追随する立場」に成ったとする見解をコンセプトにして、人体は自然物であるのにも関わらず、人工物が自然物の様に完結な質量を持ち得ない現象に着目し、美術人類史は人類の歩みを美術の側面からの読み解く事をテーマにしています。 今回は、「美の使命」について、 最初にこちらの文章を足掛かりに考察します。 「夜空に輝く星々は美しい。」 素敵な光景と余韻ある感動が伺え

          ¥100

          《美術人類史.Ⅱ》 美の使命

          ¥100

          《美術人類史.Ⅰ》 美の起源(後編)

          さて後編は「人の表現」について考えるところから始めます。 「表現」とは想起する意志、つまり思考を発露する事です。 例えば言葉選び一つとっても人の表現です。 ならば、他にも様々に日々膨大な表現を行っている事が分かります。 およそ瞬時に使う言葉一つも、他の動作も気付けば大変な事ですが、本来溢れんばかりの情報処理から導いているのです。 それを人は負担なく呼吸や鼓動の様な生理現象と同じ様な働きで、どうして出来るのかも気にならないほどスムーズに、さらりと行っています。 では

          ¥100

          《美術人類史.Ⅰ》 美の起源(後編)

          ¥100

          《美術人類史.Ⅰ 》 美の起源(前編)

          早速ですが「美の起源」についてからお話しします。 思い浮かべて下さい。この世で最初に芸術、美術を行ったのは一体誰かを。 何万年も以前、例えば絵画ではラスコーの壁画、また彫刻や建築だとギザのスフィンクスやキョベクリ・テペなどは人類史上最古級の遺構だとされます。この人達でしょうか? いいえ、これらは技術が相当に確立していた証拠です。原初となるとまだまだ憶測で遡れます。一体どこまで? 答えは少しズルいですが、 もっと人類始まりの祖先達です。 当たり前なその訳を、美術人類

          ¥100

          《美術人類史.Ⅰ 》 美の起源(前編)

          ¥100

          《美術人類史.Ω》 はじめに

          早速ですが、美術、芸術と聞いて、皆さんはどのような印象をお持ちになるでしょう?  漠然で結構です。例えば、、、 好き、落ち着く、癒される、面白い、活力になる、凄い、憧れる、諸々好感な面があれば、 興味無し、難しい、分からない。身近でない、お高い、出来無い、諸々反面もあるでしょう。 またこの記事にご興味ある方は前者の傾向にあると思いますが、混在する中間の印象もあると思います。 次に対象も挙げてみます。私は画家なのでまず絵画です。そして彫刻、建築、工芸、音楽、芸能、舞踊

          《美術人類史.Ω》 はじめに