《美術人類史.Ⅵ》
見えざる美の誤解
今回のテーマ「見えざる美の誤解」とは、美術文化から人類史を断続せずに継続的に解釈する時に見える、美術人類史の重要な周期現象です。
各時代を象徴するほど人々の価値観が意欲旺盛な時は、文化興隆の勢いを受容した制作動機目的、積み重ねた実現技術に色艶が出て、施主や制作者の水準の高さが様式の特徴ともなります。この様な時下で開花した作品は後世も人為的に大切にされたり、念強く自然に残れ、今の私達が美術博物館や遺跡で古代から近年の「美のカタチ」に触れる事が出来るのも、確かな造形価値を持ち合