《美術人類史.Ⅰ 》 美の起源(前編)
早速ですが「美の起源」についてからお話しします。
思い浮かべて下さい。この世で最初に芸術、美術を行ったのは一体誰かを。
何万年も以前、例えば絵画ではラスコーの壁画、また彫刻や建築だとギザのスフィンクスやキョベクリ・テペなどは人類史上最古級の遺構だとされます。この人達でしょうか?
いいえ、これらは技術が相当に確立していた証拠です。原初となるとまだまだ憶測で遡れます。一体どこまで?
答えは少しズルいですが、
もっと人類始まりの祖先達です。
当たり前なその訳を、美術人類史的に深めます。結論は何気無いことですが、当たり前の中にエッセンスが詰まっています。紐解きにお付き合い下さい。
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