それでは今日も坪内逍遥の「没理想の由来」を読んでいきたいと思います。
逍遥は、エドワード・ダウデンの『文学の解釈』の一文を取り上げたあと、こんなことを言います。
「サーンブーヴ」は、フランスの文芸評論家シャルル=オーギュスタン・サント=ブーヴ(1804-1869)のことです。従来の印象に基づく批評ではなく、生い立ち・環境・思想などの背景、また、伝記・書簡などの資料を駆使して、作品の本質を学問的に追及し、「近代批評の父」と呼ばれました。
ということで、この続きは……
また明日、近代でお会いしましょう!