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海外の人から求められるエンタメとは。世界の人から求められるクリエイティブとは。考え抜いた先にあった新たな答え。

タバコを吸っている人が吸っていない人に対して、「タバコなんて絶対に吸うもんじゃないよ。何も得しないからねぇ」と、少し得意げにマウントを取るのをよく見かける今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて。

どんどんとハードモードに突入する日本のことを考えれば考えるほど、今いる場所から軸足を抜いて、生存戦略を立てなければと焦る日々。海外に向けてたくさんのアプローチをしたいと考えつつも、1日は24時間。気づけば過ぎ去って行く毎日に、さらに焦りを募らせたり。

で、海外の人たちに日本のファンになってもらうべく、エンタメを届けたり何かをクリエイティブしたりする上で、どうやって攻めれば受け取ってもらえるのだろうかと頭を悩ませているわけで。

日本人にしか創れないものって何だろうか?

そう考えると、日本文化に則った書道やらアートができる人たちは、自ずと海外の人からも注目されるだろうし、音楽は言葉の壁を越えて感動を届けられるだろうし、アニメやマンガも言葉を翻訳すればエンタメとして多くの人に求められる。で、自分は何をやっているかと言うと、物書き。日本人にしか理解されない日本語というものを駆使して、作品を創っているわけです。

仮に、日本語の作品を英語に翻訳して世界に発信したとしても、英語の作品になったその時点で、「別にその作品って日本人が書いていようが、どこの国の作家が書いていようが関係ないよね」となってしまう。日本というアドバンテージを使わず、世界中に数多存在する作家のうちの一人に埋もれてしまう。強烈なレッドオーシャンで勝負することになるわけなんですよね。

だったら何をすればいい?

来る日も来る日もそれを考え、翻訳不要なクリエイティブに携わる人たちや、言葉に依存しないエンタメのクリエイターたちに嫉妬と焦りを感じながら考えついたわけです。

そうだ、自分はデザインもできる、と。

デザイン、漢字、言葉、日本語、英語。それらを組み合わせることで、オリジナルな作品を創っていけるのではないだろうか。正直、海外の人たちに向けてマーケティングを行ったことなど、ほとんどないといっても過言ではない現状。やれることをやりまくって、生の反応を見ながら、転がり続けて結果を残すしかない。そう思ったわけです。

使うツールとプラットフォームは、PhotoshopとInstagram。使える武器は、写真と言葉。そして、日本語と英語。これらを駆使して作品を創り、まずは世界中の人たちに向けて表現、発信する。マネタイズなんて後から何とでもなるだろう。仕込みがしっかりしているほうが、後から大きな波はやってくる。

そう信じ、また新たなプロジェクトで動き出すことにしました。

最終目標は、「日本に興味がある外国人のスタンダードな書籍にする」と考えています。語学を学ぶ人には辞書。幼い子どもには絵本。旅行者には旅行ガイド。じゃあ、日本に興味がある外国人が手にするのは?

そういったポジション取りを意識しながら、勝てる作品を創っていきたい。そして、最終的には、日本のファンを世界中に増やしたい。そのための第一歩。もちろん手探りだから、どんどん形は変えて行く。でも、結果を残すまではやり続ける。さぁ、楽しくなってきたね。

才能からはアイデアも発想も作品も生まれる。

コロナウイルスの影響で、インバウンドの状況が予想とは違った動きを見せていると焦る我が国。とは言え、東京オリンピックが待っていたり大阪万博が待っていたりと、日本が国際的に目立つここ数年であるのは間違いない。

この波にしっかりと乗っかるためには、規模が縮小していく日本向けのエンタメに全力投球するのではなく、いかに海外の人も巻き込んだエンタメが用意できるか。常にそれを意識して動いていかないと、今後は大きな結果を得られにくくなることは想像に易いのであります。

となると、単に作品を創るだけじゃなく、この作品はどうすれば世界の人にも楽しんでもらえるのか。それを作品制作の前からプランニングし、日本国内で発表するのはもちろんのこと、海外に向けて発信することもセットでプロジェクトを動かしていく必要がある。これ、ホントに重要なことだと思うわけです。

そんな中、大先輩であるコピーライターさんが新たな取り組みを始められて、それがまぁ、素敵なんです。

『sunzo shop - アルファベットに見える珊瑚礁で世界でひとつのネームプレートをつくります。』というお店を、手作り作品の通販・販売サイトminneでオープンされました。

浜を歩いていると アルファベットの一文字だったり、ひらがなだったり、動物だったり、もう そうとしか見えないものと 時々出会います。そんな 波がこさえた奇跡の造形を拾い集めてネームプレートなどの小物をつくっています。どうぞよろしくお願いします。

やはり、クリエイティブの才能が凄まじい人たちは、普通の人たちと同じものを見ていたとしても、そこから特別な発想を生み出し、それを形にできる。近くで見ていると、ほんとに天才だなぁと感心してしまう。自分も良い刺激をもらえるわけです。

そんなこんなで、現状を維持するための仕事や責任は盛りだくさん。年を重ねれば重ねるほど、現状維持にかかる負荷が凄まじく。やがて脆く崩れ落ちる現状だとわかっているからこそ、軸足を抜かねばと必死になりつつも、それを許してくれない厳しい現実。

しかし、しかし、抗わなければ先へは進めない。あらゆることを楽しみながら、のんびりと急いで行こうと思う祝日の夜でした。

▼ショートストーリー30作品を収めた電子書籍を出版しました!

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