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プロとアマチュアの決定的な違いについて思うこと。そして、エブリスタで優秀作品に選出されました。

ファミコン世代にとっては、任天堂Switchのプロコンはボタンも多くて、ゲーム中に使用できる機能も多すぎるため、現世ではとうてい習得できないだろうと諦めかけている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

さて。

先日、ヴォーカルレッスンに通っていらっしゃるアマチュアのヴォーカルさんたちが出演されるライブを観に行ったのですが、ライブ中にふと「プロとアマチュアの決定的な違い」について考えてみました。

誰もがクオリティを高められる時代のプロとアマチュアの定義

プロというのは、それを生業としお金を貰いながらサービスやらエンタメやらを提供する人のこと。アマチュアというのは単純に言うと、そうではない人。もしくは、そこを目指している最中の人。という風にわけられますよね。

昨今では、美味しい料理を作ろうと思えばインターネットでレシピを検索して作ることができる。楽器や歌を上達させようと思えば、YouTubeでレッスン動画がたくさん配信されていて、独学でも成長できる。デザインやプログラミングだって、インターネットで検索すれば情報が溢れているので、やる気ひとつで習得できる。そう。誰もが一定のクオリティを出せる時代になったというわけですね。

だったら、プロとアマチュアとの違いは? そうなりますよね。
僕個人的には、「サービスやエンタメの受け手が満足するパフォーマンスを安定して継続的に打ち出せる」のがプロ。「一定のクオリティは打ち出せるが、仕上がりにはムラがある」のがアマチュア。と、そう考えていたのですが、前述のライブにお邪魔させていただき、プロとアマチュアの違いについての思考がアップデートされたので記しておきたいなと。

プロからアマチュアの意識を3つのグラデーションで考えてみる

そのライブでは、ヴォーカルレッスンに通う生徒さんたちが続々と登場し、自身が選曲したカバー曲を熱唱される。年齢も性別も問わず、さまざまな人たちが登場し、練習の成果を披露されていらっしゃいました。

もちろん、プロといっても「プロになれた人」と「プロになり売れた人」と「プロになり売れ、そして売れ続ける人」には大きな違いがあるものの、ライブを観ていて、プロからアマチュアというものを、"松竹梅"のグラデーションにわけられるなぁと思いました。もちろん、"梅"だから歌が下手だとかそういう意味ではなく、ライブに出演されるレベルなので、皆さん歌が上手いという前提でのお話でございます。

"梅"の人は、「練習の成果をうまく出せるかな。失敗しないかな。今日は上手くパフォーマンスできるかな」と、ご自身と戦っていらっしゃる様子でした。歌い終わった後に、「上手く歌えた!」と安心していらっしゃるのが伝わり、こっちもほっこりする感じでしたね。

そして"竹"の人は、「私・俺のパフォーマンスを観てごらん。最高でしょ!」と、自信に満ち溢れたパフォーマンスをしていらっしゃいましたし、ライブそのものを楽しんでいらっしゃる様子。練習の成果を披露するという段階からは卒業し、どれだけ自分のポテンシャルを発揮できるか、かなり攻めたパフォーマンスをしていらっしゃる人もいました。

そしてプロと呼ばれる"松"の人たちはというと、「演者である自身の視線と、観客側からの視線の両方を意識し、観客の満足度をコントロールできる」というレベルなわけです。単純に言ってしまうと、別格というやつですね。

プロのライブを観ていて感じるのは、歌が上手いのなんて当たり前。さらには表情や身体の動かし方、腕の動き、指の動き、視線の動かし方。それら全てがコントロールされていて、気を抜いているところ、手を抜いているところが見当たらない。しかし、それを年間何十公演もするわけだから、パワーやエネルギーをセーブするところはあるはずで、しかし、それを観客に感じさせない悟らせない。恐ろしいほどのクオリティなわけです。

もし、現在、何らかのジャンルでアマチュアに属している人。プロを目指して頑張っている人は、まず、プロとしての在り方を意識してみて、そこを狙いに行く覚悟を決め込んでしまってもいいかもしれませんね。そうすれば、自分に足りないものが何かを客観的に見極められるのではないだろうか、と思いました。はい。

サスペンス調ショートショートが優秀作品に選出!

と、そんなことを言っていると先日、小説投稿サイト「エブリスタ」にてショートショートが優秀作品に選出されました。「マフラー」というテーマでのコンテストに、サスペンス調のショートショートをぶつけてみました。

近ごろ、自身の作品では、サスペンスやホラー調のものが受賞するケースが多く、もしかすると自分にはそういったジャンルの作品で人を没入させる能力があるのでは? と思いつつ、もしかするとサスペンスやホラー調で執筆される作家さんが少なく、単に作品の母数が少ないだけなのでは? と考えてみたり。

しかしまぁ、優秀作品に選出されるのは嬉しいことです。そして、まだ見ぬ頂である大賞を目指して、執筆に力を入れて行きたいと思いまーす。

▼ショートストーリー30作品を収めた電子書籍を出版しました!

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