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ストーリーが必要な今のSNS社会は幸か不幸か。

少食を心がけようと、牛丼屋に行っても「並盛」しか頼まないようにしているにも関わらず、2度も続けてオーダーミスで「大盛」が来てしまうというハプニング。世界は僕を肥えさせたいのだろうか。

はい。

SNSが主流になって個人が情報発信できるようになってからと言うもの、ほんとに多くの人が発信者側に回ったと思います。ただ発信しているだけでは希少性はなく、発信している中でも誰かに見つけてもらう努力は必要不可欠なフェーズに入ったと思います。

そこで今の時代、個人のストーリー性が重視されるようになりました。

すべてを明かす今のSNSは負の遺産なのだろうか?

独自の着眼点で中国のトレンドを追う、 華僑マーケターである「陳暁夏代さん」。本日夕方のツイートで、以下のようなコメントをされていらっしゃいました。

これまで、「バックストーリーも含め全部を明かし世論に認められるSNSの成り上がり方」について、ポジティブな捉え方しかしてこなかったのですが、言われてみると確かにそういう側面もある、と思いました。

たとえば、技術力をストーリーでカバーしたり、商品性や品質をストーリーでカバーしたり。人がストーリーに共感する時代、というのはよくわかります。悪い時代じゃないと思いますし、物の質が均一化した今の時代、ストーリーでしか差別化できないという状況もよくわかります。

ただ、「想像力の欠如」という捉え方もできるんだなぁと。

「常に頑張っている『過程をアピール』することで共感を得ることができる」一方、「常に頑張っている『過程をアピール』しないと頑張っていると思われない」。

人によって捉え方が分かれるだろうな、と思います。

努力が成果に結びつく時代でもあるはず

ツールが発達し、多くの人が品質の高いものを創ることのできる時代になった。飲食店のレベルも均一的にアップし、どの店に行ってもだいたい同じ味。過程をアピールすること以外で、他との違いを見せつけることが難しくなった。

だからこそ、最近の成功者の口からは、「努力」や「継続」という言葉が多く出てくるんだろうな。

運やら縁やら才能やらに左右されることなく、努力で勝負できる恵まれた時代。ただし、常に頑張っている過程のアピールは必要不可欠。

想像力の欠如もあるかもしれないけれど、実際に、世の中に溢れているものが、想像力だけではまかない切れないほど均一化してしまっているのかもしれませんね。

それはそうと、2つのコンテストの締切日だった昨日。

昨日は『阿刀田高の「TO-BE小説工房」』と『エブリスタ 超・妄想コンテスト「傘」』の締切日が重なっておりまして。

無事、両方のコンテストに新作を投稿することができました。

『エブリスタ』のコンテストでは、テーマが『傘』ということもあり、傘と言えばカップル。カップルと言えば恋愛。ということで、恋愛ショートショートを書きました。

日頃、最新ビジネス情報の収集を続けているのですが、シェアリングエコノミーについても情報収集をしていまして、その中で「傘のシェアリングサービス」に関する情報に触れました。

何でもシェアできる世の中はもうすぐ来るだろうし、傘をシェアする時代も自然の流れ。せっかくだし、シェアリングの傘を物語に組み込んでみることにしました。

本作のタイトルが『アイカサ』。

で、、、よくよく調べてみると、傘のシェアリングを正式に提供しているそのサービス名が、なんと『アイカサ』。なんという偶然。というか、ネーミングを置きに行けば『アイカサ』になるんだろうな。必然だったのかも。

と、偶然の名称カブりを起こしてしまった本作。賞を獲得できるか、今から楽しみです。

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