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ばってんモツ鍋やけん。

お鍋の恋しい季節になってきました。以前から、一度つくろうつくろうと思っていて、なかなかその機会がなかったお鍋があります。

それがこれ。博多の人気グルメ、モツ鍋です。


🍲願えば出会う

ご当地グルメのアレンジ再現企画としても、ぜひつくってみたいと思っていましたが、なかなか生のモツが売ってなくて、あきらめかけていました。

しかし願えば叶うもの。今回、近くのスーパーにいってみたら、シマチョウがショーケースに並んでいるのを発見。さっそく買ってきて、今夜はもつ鍋ということにあいなりました。

🍲スープからつくることに

モツ鍋のスープってどんなだっけかなと考えたのですが、福岡といえばとんこつラーメン。よくわからないけど、豚のスープにしてみることにします。

豚バラブロックをねぎ、しょうがと一緒にお鍋に入れて火にかけます。

そのままコトコト40分ほど。この豚バラは醤油とお砂糖、みりんで味付けしてチャーシューに仕上げます。スライスしたものを冷凍して保存しておくと、便利な常備菜です。

さて、スープがとれました。

いったん冷まして、表面の余分な脂は取り除いておきます。

🍲モツの下ごしらえ

いよいよシマチョウさんの登場です。

つやつやぷりぷりのピンク色。きれいですね。ふだんあまりホルモン系は食べないのですが、今回はこれが主役。

お酒としょうがのスライスをいれた水を沸かして、さっと下茹でしておくことにしました。

茹でたら流水でよく洗います。

下処理をしておくことで、一応くさみ抜きになるかなと思います。下処理していないものとの食べ比べをしたことがないので、なんともいえないところではあるのですが、お酒としょうがもいれたし、効果はあると信じてます。

🍲モツ鍋本格始動

さあ、いよいよここからが本格的なモツ鍋づくり。わくわくしてきました。

野菜のメンバーはこちら。もつ鍋といえば、キャベツとニラですよね。あと食感にもやしも使ってみます。

🍲材料(1人分)
・モツ(牛シマチョウ)…100グラムくらい
・キャベツ…2枚
・もやし…軽くひとつかみ
・ニラ…2本
・にんにく…2片
・とうがらし…お好みの量
・豚の茹で汁…2カップ
・醤油…大さじ1
・みりん…大さじ1

土鍋はこれからの季節大活躍。

豚のスープにみりんと醤油で、シンプルに味付けして火にかけます。

沸騰してきたら、もつもいれてさらにコトコト。

煮えたら真ん中を一列あけてスペースをつくります。さて、なんのためか。

これです。これがやってみたかった。ニラを一列に並べるこの盛り付け、きれいですよね。その上から鷹の爪を散らせば、緑と赤のコントラストもばっちり。

🍲これがモツ鍋やけん

モツ鍋できました。もちろん、ビールも準備。

味付けはあっさりしてますが、豚のスープにもつと野菜の旨味が溶け出して、おいしく仕上がりました。あつあつをはふはふ、ビールをぐびぐびの黄金パターンです。

これや、これ。ビールの隣にこれ。それがモツ鍋やけん。

🍜〆といえばあれ

ひととおり食べ終わって、スープが残ったら、やっぱり〆がほしくなります。いや、今回は残ったらではなく、スープがおいしかったので、飲みほさないように意識しました。だって、〆たいんだもん。

これ。棒ラーメン。うん、博多感。

スープをとるのに使った豚ブロックを、味付けて煮込んだ自家製のチャーシューを準備。最初に出てきた豚くんが、ここで登場するとは、我ながらみごとな伏線回収。

ラーメンをスープで煮ます。

卵をぽとり。蓋をして白身を固めます。

チャーシューを載せて、ねぎを散らせば完成です。

もつ鍋からの棒ラーメン。これは完璧、完全無欠のフルコース。ここまでたどり着いたら、スープも飲みほしてOKですね。

🔥次の日のお楽しみ

さて、その翌日。

モツが思ったよりたっぷりあったので、残しておいて、リメイクすることにしました。そのリメイクとは、こちら。

モツ焼きです。

ぷりぷりのモツをお鍋にするほか、ピリ辛のたれをからめて焼いたひと品。モツ鍋のお店では、これも人気メニューということで、せっかく残したモツはこれにしてみます。

材料はこのとおり。お鍋と一緒。

💧たれの材料
・コチュジャン…大さじ1
・中華出汁ペースト…小さじ1
・砂糖…小さじ1
・自家製たれ…大さじ1

決め手はこのたれ。コチュジャンの風味をメインにコクがあって、ピリ辛な味に仕上げます。

自家製たれはこちらのレシピです。

にんにくとしょうがをきかせた甘辛い味付けで、いろいろ使えて便利な常備調味料。

たれがないときは、醤油、みりん、砂糖、おろしにんにくとおろししょうがを合わせて使えばOKです。

さあ、モツ焼きを焼いていきます。まずはキャベツともやしから。フライパンに広げて、そのまま。

下になった面に焼き色がついたら、底から一気に返します。野菜を炒めるとき、せかせかとかき混ぜながら炒めるのではなく、じっくりと焼き色をつけるのが香ばしさと甘味を引き出すポイントです。

モツとにんにく、にらをプラスして、さっと炒め合わせたら、混ぜておいたたれを投入。

こしょうも振って全体にからめながら炒めます。

できました。濃厚な味で、白いごはんに載せてもおいしそう。でもやっぱ、これはビールのおともですかね。

モツ鍋にモツ焼き、堪能の2日間でした。

📝詳しいレシピも公開中

モツ鍋のレシピはクラシルさんで詳しく公開しています。よかったら、ぜひご覧ください。


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