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シリーズ3作目「死神と天使の円舞曲」を読んで

「優しい死神の飼い方」

「黒猫の小夜曲」

そして3作目となる「死神と天使の円舞曲」。

僕が知念実希人さんの作品を読み始めたきっかけとなる作品なので、個人的思いが強いシリーズ!

ちなみに、

死神シリーズは記事を書いてるので、お時間ある方、読んでいただけると嬉しいです。

人の思いやり、繋がれていく命の尊さを考えさせられ、オカルトな雰囲気から、ミステリー要素強めの壮大な事件に発展していく様子に、ページをめくる手が止まりません!

感動ストーリー、ミステリー好きな方にオススメの本作。

前作を読むと、より面白さが倍増しますが、いきなり本作から読んでも十分に楽しめます。


○ざっくりストーリー

未練を持ったまま人が亡くなると、魂が現世にとどまってしまい、やがて消滅してしまう。

それを防ぐために、未練を消して、魂が向かうべき場所まで導くことが死神の仕事。

そして、魂になる前に未練をなくそうと動物の姿を借りて現世に降りてきた死神のレオとクロ。

2匹は死神の力を使い、死を間近にした人間の未練を解決していく。

1、2作目から数年がたった所から本作はスタート。

クロがたまたま自殺しようとしている男を発見し、自殺の理由を聞き出す。

料理人を目指していた男は、高校卒業と同時に上京を計画。

上京の前に交際していた彼女にプロポーズし、料理人として帰ってくるまで待っていることを誓い合う。

そして、修行を終えて帰ってきた男は、真っ先に彼女の元へと赴くのだが……

店を持てることになり、順風満帆な男の人生に突如訪れる悲劇。

死を決意するほど、かわいそうで哀れな展開…

しかし、真相に迫っていくと、隠された驚きの事実が露になってくる。

一方レオも未練を抱えた人間の対応に当たっていくなかで、クロと合流することに。

世間を賑わせている放火事件と、二人のエピソードがつながっていき、予想だにしない壮大な事件へと発展していく。

1、2作目と同様に感動要素をしっかり残し、ミステリー要素も健在。

3作目となる今回は、事件の壮大さと、さらにファンタジー感が加わった作品だと感じました!

○まとめると

一見残酷そうに見える話も、お互いを思いやる優しさ故にそうなってしまう切ないストーリー。

消えていく命、紡がれていく命、大切なもののために自分を犠牲にする姿勢に、心揺さぶられます。

3作目にして全く劣らない感動ストーリー。

興味ある方は、ぜひ1作目から読んでみてください!

オススメです!!

最後までお読みいただきありがとうございました。


おしまい。

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