脱・完璧主義への道
みなさんは時間に追われながら日々暮らしていませんか?
気づいたらもうこんな時間になってしまった、まだ仕事はこんなに残ってるのに……。
仕事も家庭・プライベートでも予定どおり進まず、へこんでしまうことは誰もが経験したことがあるはず。僕も常に悩んだり考えたりしながら行動しているのですが、なぜこうなってしまうのか。
「なぜ、仕事が予定どおりに終わらないのか?」(佐々木正悟 著)。
まさにこのとおりで、なんとか業務時間内に追加の作業をねじ込めば、工夫次第でいけるのではないかと、楽観的にとらえてしまいがち。そこで、予定として見えるように書き出してしまえば、そんな時間がないことに気づける。
そして見える化することによって、予定表から隠れている食事や睡眠など必要な時間が存在したり、自分では早く処理できると思っていた仕事に意外と時間がかかっていたりすることなどがわかってきます。
今回は、時間を削ってくる要因の一つ、完璧主義をどう脱して仕事を順調に進めていくかに注目しました。
〇実際よりも見込み時間を短く見てしまう
仕事を終えて帰宅してから、ブログやSNSの更新、読書、映画、動画視聴、など、いろいろやりたいことを想像するものの、気づいたらもうこんな時間!?ということはよくあるかと思います。
洗濯、お風呂、食事の用意などの家事、子どもがいれば宿題をみたり遊んであげたり、急な仕事の電話やメールがきたりする予期せぬことへの対応時間。
大まかに予定をとらえていても、その他の細々とした時間を見落としていたり、すぐ終わるだろうと見込んでいたりします。
そして予定していたことができなくて、気持ちが落ち込んでしまうという悲しい現実に。
〇見積もり時間が見えて、はじめて心の葛藤を感じる
見込み時間と実際に要する時間のギャップをなくすために、今日中にやれることリストをつくります。そうすることで、仕事が何時に終わることができ、家事などがどれくらいで終わらせるかがざっくり把握できます。
最初は時間のずれがあると思うので、やりながら経過時間を修正していき現実とすり合わせていく。
そうして現実を見ることによって自分の時間がないことに気づき、完璧主義の傾向が強ければ強いほど、心理的に強い葛藤を感じるそう。事実を直視することで、無駄な時間をなくす、スキマ時間を活用するだけでは難しいことに気づけます。
仕事にまじめな人は他の時間を削ろうとする傾向にあるかと思います。食事、睡眠、家族との時間、リラックスする時間などなど……。
完璧主義な傾向がある僕も、このシチュエーションを考えただけでモヤモヤします。
〇妥協せざるを得ない状況に気づく
仕事もやれるだけのことをやって早く終わるよう努力している場合、予定どおりタスクをこなすためには何かを妥協するしか方法がなくなってきます。
仕事を優先するか家族やまわりの人たちとの時間を優先するかという選択。
ギリギリで仕事を完璧にこなしていることは、どこかで家族に負担をかけている可能性があります。そして心や頭で思いをとどめているだけでは不十分。
書き出して何度も何度も見ることが大事。
この事実に気づけられれば、完璧主義を脱していくことができそうです。
スキマ時間の有効活用、無駄な時間をなくすことはもちろん大事。それを実行し、さらに時間をつくりだそうとする完璧主義は注意が必要。
全て完璧にすることはすばらしいことですが、現実的に実現は難しく、本当に大事なことは何かを考えて、ときには質を妥協することも必要だと学べました。
恐らく考えたり思ったりするだけではなかなか実行には踏み切れません。書き出して現実を見ることが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。
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