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頑張りすぎている体に染み渡る優しさ ~「がんばらないことをがんばるって決めた」~
仕事にプライベートに、頑張り過ぎている人を優しく励ましてくれて、自己肯定感を上げてくれる本でした。
こんなはずじゃなかったと思う気持ちは、生きていれば、どこかで感じることは誰しもあるかと思います。
でも、今の生き方だから出会えた人もいるし、ないものよりも、今ある環境の中にも楽しいことや幸せを見つけていこうと気持ちを前向きにできました。
タイトルも優しさが見えて良い感じ。
○がんばらない仕事方法
一番共感したのが、仕事するときは会社員という鎧を纏っている気持ちを持つこと。
社外の人や関係者の方への挨拶、打ち合わせをするとき、謎の敵意剥き出しの人とか、たまにいたりしませんか。
そこまで言わなくても…
と思っても、それは自分の理論であって相手には相手の考え方や主張がある。
これをそのまま受け止めているだけでは、自分の身が持たないし、言った相手は恐らくそこまで深くも考えていない。なんか悔しい…
ただただ怒りだけをぶつけられた本人としては、気持ちを即座に切り替えるのは難しいから、会社という鎧を纏っているイメージを持って対話に望む。
言われているのは会社であって自分に非はない。
責任は会社が持ってくれるから大丈夫。
あらかじめ予防線を張っておけば意外と耐えられる気持ちと、プライベートまで嫌な気持ちを引きずらない良い考え方だと共感できました。
とはいえ、会社に責任転嫁しすぎたり、度が過ぎることはほどほどに。
○今の環境から幸せを見つけ出す
思っていた人生と違っても、今の人生を歩んできたからこその幸せもある。
いつまでもできない不幸に悩んでしまうのではなく、今まで自分が手に入れてきた幸せを見つける。
自己肯定感を高めてくれる言葉の数々。
もっとお金持ちになっていい家に住んでとか、小さいときに漠然と思い描いた将来の理想図と今の生き方は全く違っていても、家族ができたり、友人と出会えたり、幸せなことは数多くある。
背伸びして頑張りすぎなくても、今の生きてきた人生も悪くないんじゃないかなと思えます。
話が少し逸れますが、優しい文章の数々を読んでいるとMr.Childrenの歌詞と通ずる所も見つけられました。
読んでいるときに既視感を覚えたのはそのためかと一人で納得してました。
○まとめると
何かやらなければいけないと頑張り過ぎる人。
仕事も言われた通りすがり目一杯頑張る人。
自分はもう十分頑張ってると認めてあげることが大切。
他の人と比べて、自分の生き方を否定するのではなく、今まで自分なりに生きてきたからできたことや出会えた人に目を向けてみることも重要。
相手を気にしすぎず、自分をもっと労ろうと自己肯定感を高めてくれる優しい本でした。
頑張りすぎて疲れてしまっている人に読んでほしい一冊です。
イラストと文章の感じが優しい雰囲気が出ていて良い!
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。
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