かっこ悪いのが、かっこいい。【”わたし”目線のコラムvol.16】
おはようございます!
トグルホールディングス株式会社、広報の原田です。
今回の”わたし”目線のコラムは、”わたし”が今、大切にしている言葉を紹介します。
刺さった言葉がありました。
2週間ほど前のことです。
ざきさん(山﨑さん)が私に言いました。
「もっとかっこ悪く仕事しよう。」
この一言で私は目が覚めたというか、目から鱗が落ちたというか。
そんな感覚がありました。
それからずっと、この言葉をとても大切に仕事をするようになりました。
最近の”わたし”は毎朝「今日もかっこ悪く仕事しよう!!」と唱え、1日を終えたとき、「今日もかっこ悪く仕事ができただろうか。」と振り返っています。
アウトプットへの価値観
「かっこ悪く仕事しよう。」
これは仕事におけるアウトプットの仕方について、ざきさんが私にくれたアドバイスです。
仕事をしているとアウトプットする機会は沢山あります。
社外の関係者へのメールや、会議の議事録。
Slackでの発信や、この社内報もアウトプットにあたります。
むしろ仕事の時間とは、1日かけて色んな形でアウトプットをし続けている時間であるとも言えると思います。
トグルのSlackではよく、”気づき”が共有されます。
皆が自分の関わる事業を前に進めるために、日々、「もっとこうしたら速いんじゃないか」、「もっとこうしたら成果が2倍になるんじゃないか」というようなことを考える中で、気づいたことはある意味ラフに、頻繁にSlackなどで挙げられる環境です。
トグルの旧行動指針には「経験を組織の知恵にする」という価値観がありました。
それに通ずる行動が、気づきの共有だとも思います。
気づいたことを自分の内だけにとどめるのではなく、オープンな場で共有することで、自分と同じことで誰かが悩んだり、立ち止まったりすることをなくせる。
今年の10月から、行動指針はクレド(思想5箇条・行動5箇条)に刷新され、「経験を組織の知恵にする」という言葉自体はなくなりました。
ただ、「経験を組織の知恵にする」という価値観は、新クレドの中の、「その業務は美しいか?」に組み込まれ、確かにトグルに根付いているのだと思います。
※「その業務は美しいか」についての詳細は、コチラの記事をどうぞ。
いつのまにか躊躇することが当たり前になっていた
私がざきさんに「かっこ悪く仕事しよう」という言葉をもらったとき。
まず、稲妻が体をめぐるような衝撃がありました。(笑)
「本当だ…。」と。
「私、かっこよく見せようとしている。そればっかり考えている…。」と。
私は自分の気づきを、Slackなどでアウトプットすることをためらうようになっていました。
ためらった結果、発信をしない。
それが当たり前になっていました。
入社して間もない頃の方がまだ、躊躇せずアウトプットができていたように思います。
ざきさんの言葉で自分の仕事の仕方を振り返り、衝撃を受けた私は、かっこ悪くアウトプットができるようになるために、「かっこ悪いアウトプットとは何か」と、「どうしたらかっこ悪くアウトプットができるようになるのか」を考えることにしました。
かっこ悪いアウトプットってなんだろう。
かっこ悪くアウトプットする、とは、とにかく発信する。
これに尽きるんじゃないか、と私は考えました。
質より量よりスピード!!!(これも新クレドにある価値観です。)
気づいたら発信。
思いついたら発信。
まずはこれをやってみようと思いました。
Slackでも何でも、すぐに打つ、すぐに送信するをやってみると、前進のスピード上がったように感じました。
それは何故なのか。
発信することで、自分の現在地点を知らせることができるからだと思います。
今、こんなことをやっている。
今、こんなことを考えている。
今、こんな壁にぶちあったっている。
それらを共有することで、いろんな人からリアクションをもらえます。
「この議事録で前に○○さんが話していたよ!」というアドバイスや、
「その考え方でOK!」というスタンプ。
発信しなければ、自分ひとりでああでもない、こうでもないとドツボにはまってしまうようなことでも、発信をすればすぐに前に進みだすことが分かりました。
自分だけで仕事をしているわけではないのだから、仲間の知恵を沢山借りよう。
そうやって仕事するって面白いことなんだ、という手ごたえのようなものが確かにありました。
かっこ良くいたかった”わたし”へ。
ここで、かっこ良く仕事しようと思っていたわけではないのに、いつの間にかかっこつけてしまっていた自分のことを振り返ってみます。
トグルのSlackに皆さんから共有される気づきは、私にはかっこいいアウトプットに見えていました。
気づきを読むと、「確かに!!」と思える内容ばかりでした。
でも、それはきっと皆さんが「かっこ良くアウトプットしよう」と意図して書いたものではありません。
むしろ泥臭く、事業を1mmでも前に進めたい!!という思いからの発信だと、今は分かります。
皆のその姿勢が、私にはかっこよく見えていたんだ…。
「かっこ悪くアウトプットしよう!!」と実践できるようになるまでの私は、自分が何かを発信するときに、
「私が気づくぐらいのことなら、皆も知っているだろう。」という思いから、テキストを打ってもなかなか発信できないでいました。
いらないプライドが邪魔をしていました。
かっこいいアウトプットなんて、今の私にできるはずがありません。
知識も経験もない。
かっこよくアウトプットすることを目的にしてしまうことは、かっこ悪いことだと気づきました。
矢印が自分に向いていたんだと思います。
自分がどう見られたいか、そんなことではなくて、事業とトグルのことを常に1番に考えよう。
かっこ悪く、今の自分をたくさんさらけ出すことは、かっこいいことです。
皆で気づきを共有しあって、皆で事業を前に進めていくことは楽しいことだと毎日実感しています。
かっこ悪いアウトプットを心がけるようになってから、より、実感しています。
楽しみながら仕事をするためにも、「かっこ悪くアウトプットをすること」は、とても大事なマインドだと思いました。
かっこ悪く仕事をすることは、「組織を経験の知恵にする」ことであり、
「美しく業務を遂行する」ことであり、
かっこ悪く仕事をすることは、「泥まみれになる」ことである。
そんな学びがあったので、今回の社内報でつぶやいてみた次第です。
泥臭い毎日を。
今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
毎日の終わりに、「今日は泥臭く、かっこ悪くやれたか?」と、自分に問いながら。
かっこ悪さこそがかっこいい、そんなトグルの一員として今週も楽しもうと思います!!
それではまた、次回のかっこ悪い社内報でお会いしましょう!!
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