荒れた学校に勤務して1か月
【今回の文字数:1002文字(所要時間2~3分)】
はじめに
いつもご覧いただきありがとうございます。今回初めて来てくださった方は、ぜひこちらもご覧ください。
組織としての動き
荒れた学校に勤務して1か月が過ぎました。
毎日楽しい日々を過ごしています。
常に荒れている学校なので、組織として生徒対応にかかわる仕組みができています。
今まで勤務していた、「荒れていないが荒れてきた学校」では、組織で生徒対応をするという動きが少なく、生徒対応に長けた教師が頑張るという姿をよく見ました。
また、「荒れていたが、落ち着いている学校」では、過去の遺物のように、組織で生徒対応をしようという雰囲気が年々低下していき、生徒指導のできる教師が生徒指導をするという、「荒れてきた学校」と同じような体制でした。
そのため、現在の学校では生徒対応を組織として行っているのでやりやすく、一人で動いているわけではないという安心感があります。
ですが、やっぱり忙しいです。
1時間目から6時間目まで空き時間がありません。
授業をしていない時間は廊下に待機して、教室から生徒が出てきた時の対応をしています。
また、常時教室に入らない生徒も一定数いるので、そういった生徒の対応をしています。
なぜ授業を抜けるのか。なぜ教室に入らないのか
教室から出てくる生徒、そもそも教室に入らない生徒、教室で授業を受けている生徒。それぞれと接していますが、そのいずれの生徒にも共通しているのが「認められたい。」「かまってほしい。」そして「勉強がわかりたい。」という思いを持っていることです。
特に、「勉強がわかりたい。」という思いは学校の生徒全員が持っている欲求です。その欲求が満たされないためにとる行動が「勉強を頑張る。」なのか、「勉強から目を背ける(授業から出る。)」という形で現れる違いがあるだけです。
事実、よく授業から出てくる生徒も、私が横に座って一緒に授業を受けると、頑張って問題を解きます。そして正解すると喜びます。
生徒指導の原点は授業
どんな生徒にも共通している欲求。それが「勉強がわかりたい。」というものなのです。この欲求をいかに満たすかが、今後の学校の治安を大きく左右することになります。
勝負は入学してからの1か月です。いつまでも「(勉強が)わかった」という感動を経験出来ないでいると、その期間が半年、1年とたつにつれ、勉強への拒否反応が大きくなります。どんどん素直な面がなくなっていきます。結果として学校の治安が悪くなります。
ただ、入学以外でも、再度チャンスはあります。2回目のチャンスは3年生進学時からの1か月です。多くの生徒にとって未知の経験となる「入試」や「就職活動」が現実味を帯びてくるこの時期、「勉強しないと・・・」と、やんちゃな生徒の心にも芽生えます。これがチャンス。生徒の心を勉強でつかむことができれば、こちらを向いてくれます。結果として授業に入れなくても、教室に入れなくても、そこまで荒れることはありません。
生徒指導の原点は授業です。これを忘れてはいけません。
今後の予定
※下記日程は予定です。生徒指導などの関係でnoteが更新できない場合、掲載日がずれます。
※下記題名は仮題です。
5月18日(火)「聞き方」にはレベルがある
5月19日(水)「わからない」から学べ
5月20日(木)動かない
5月21日(金)生徒指導とは
他にも「こんな話が聞きたい」というものがあればリクエストお待ちしております。
最後に
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