車中泊で、桜🌸と日本一周。38県目・愛知編。桜ネックレスで最後に咲く桜と出会う!
仙台港から太平洋フェリー「いしかり」にに乗船し、船上で一晩過ごし、名古屋港を降りたとたん、
「ぬくっ!」
風が……寒くない。季節が確実に、桜の春から、初夏に移行しているのを感じました。
3月下旬から桜を追いかける旅に出て、桜前線とともに北上してきたオットと妻は、この間、ずーっとほぼ同じ気候帯のなかに居たのが、今日、初めて初夏の暖かさ・暑さというものを感じました。
寒くない、というのは車中泊旅にはうれしいことです。車のなかやふとんは暖かくても、寝る前に、1回はどうしても歯磨き・トイレに外に出なければならないのですが、そのとき寒い風に吹かれたりすると、思わず心が萎えるのです……。
でも、桜にとってはこの暖かさは当然、badでしょうね。
今日から心新たに、東海・関東地方で「GWに見られる桜はあるのか?」のスタートにあたり、ちょっと複雑なきぶんの2人です。。。
「4月いっぱい咲いている桜があると聞いたのですが、現在の状況はどうでしょうか?」
──船のなかから電話で聞くオット。
「少々、お待ちください。現地を確認して、折り返しご連絡いたします……1本だけ、咲いている桜がございます!今日ならまだなんとか」
ヤッターーー!!
(=´∀`)人(´∀`=)
名古屋市東山動植物園は広大な敷地のなかに動物園と植物園があります。植物園エリアに「桜の回廊」があり、いろいろな種類の桜が植えられているのです。そのなかに遅咲きの品種が。
ありました!
周囲がすっかり新緑になっているなか、一本だけ色鮮やかなピンク色が残ってくれていました! 「奈良の八重桜」という品種のようです。
ほかの桜も競い合うように咲き誇っていたときはどれほどステキだったことでしょう。その頃にいつかまた、もう一度来てみたいです!
東山動植物園では、東日本大震災で松原を襲った津波をたった1本生き抜いた陸前高田市 「奇跡の一本松」の後継樹も育てておられました。
せっかくなので動物園も見にいきました。広々とした園のなかで、檻などで窮屈に囲われるのでなく、動物たちがそれぞれの生態に近い環境のなかで、のびのび過ごしていました。
もう一カ所、稲沢市平和町に「さくらネックレス」と呼ばれる場所があります。ここは日光川左岸堤を中心に、1200mにも及んでぐるりと一周できる、まるでネックレスのようなさくらの散策路があり、こちらにも30種類の桜が植えられていて、そのうち1種類だけ、まだ咲いていました!
「鬼無稚児桜(きなしちござくら)」という品種でした。
どちらでもすでにツツジが全盛期を迎えつつあるなか、咲いていてくれてありがとう!
……
さて、名古屋といえば?
きしめん、ひつまぶし、天むす……
味噌かつ!
名古屋名物みそかつ矢場とんは全国29店舗を有する味噌かつの専門店。どろり濃厚な赤味噌ではなく、サラッとした特製のみそだれに浸す感じが観光客にも馴染みやすいのだとか。
みそかつ定食とみそかつ丼を注文しましたが、2人とも黙々といただきました。特製のみそだれはお腹のすいた旅人をうならせる圧倒的なおいしさでした!
今夜は雨につき、浜松で宿(やど)泊です。
窓の外は雨。明日は富士山が見えるように、晴れますように!
🙏
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?