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火時計流ネトマ攻略術⑥「地蔵ラスは悪なのか?」
本記事の重要度★★★☆☆⇒★★★★★★
Xを見ていると「地蔵ラス」という言葉をちらほら目にします。言い方は様々であれ、共通してよくないものという認識がされており、「次はそうならないよう頑張る」といった声が見受けられます。
私はそのようなポストを見るたび「地蔵ラスってそんなに悪いことなの?」と思っています。今回はそう考える理由とラス回避ルールがなぜこんなにも難しいのかを人間の行動心理の観点か
火時計流ネトマ攻略術⑤「先読みカスタム」
本記事の重要度 ★★★★★
私はたびたび「手出しツモ切りは見ない」「相手の手牌読みはしない」ということを言っています。じゃあ普段プレイ中に何をやっているのかというと「先読み」に時間を費やしています。
何やら「先読み」なんて書くとご大層なスキルに聞こえるかもしれませんが、やっていることはなんてことありません、「先の展開を予め予想しておく」だけです。
ただ、どうして自分が天鳳位になれたのか
火時計流ネトマ攻略術④「1番有効に時間を使うべき局面」
本記事の重要度 ★★★☆☆
次回が大作になる予定なので今回は小休止。小技披露みたいな回です。とはいえ真似しやすいのでそこそこ役に立つ内容かと思います。というかこのシリーズはかなりガチなので無用な記事は1つもないと自負しております。それではどーぞ。
「安定9段の効能」Part2
2つ目の効能は安定9段あれば技術はもちろんのことメンタルも安定することだ。麻雀は心・技・体揃って初めて最高のパフォーマンスを出せるゲームであり、天鳳においては何千戦と打つ長期戦になるので、安定した心を保ち続けられるのはことのほか大きく、それが良い影響を及ぼしたりもする。いくつか例を挙げよう。
1 鳳凰卓に全くビビらなくなる
少し昔の話をするが、2年半前に天鳳位への挑戦を始めた頃は鳳凰卓で打
天鳳位への道のり ~エピローグ~
ひとまず麻雀仲間に天鳳位になったことを報告した。そしたら、その内の一人から「ツイッターでちょっとした騒ぎになってるぞ。」との一言。調べてみて驚いた。観戦ランキングで上位にいることは知っていたが、SNSで何か発信しているわけでもないし、十段とはいえR2350超のような際立って目立つレートでもなかった。昇天戦に気づいている人はいてもせいぜい2~3人程度だろうから、このまま人知れずひっそり天鳳位になっ
もっとみる天鳳位への道のり 最終話「昇天」
十段になった満足感は捨て置いて、まずは打ってみることにした。1戦目。南3局にマンガンをツモって逆転し、ギリギリラス回避成功。悪くない出だしだ。続く2戦目。オーラスにハネツモ条件をクリアされ、ラスになってしまう。わかってはいたが180pt減っている。考えてもみてほしい。鳳凰卓で3戦打って1位を1回・2位を2回取れたら大勝利だ。なのに十段は1回のラスでトントンに戻される。連ラスを引こうものならその日
もっとみる天鳳位への道のり 第5話「覚醒」
それはふとした思い付きだった。
「そういえば、右折するひつじさんはどんな麻雀を打つんだろう?」
ひつじさんは12代目天鳳位おかもとさんのサブアカで、鳳南2000戦以上で安定9.5段の鉄強プレイヤーだ。そして奇しくも私が挑戦を始めてから最初に誕生した天鳳位でもある。その存在は多少気になってはいたのだがトトリ先生の方が成績が上だったため、下位互換に過ぎないだろうと勝手に見切りをつけてしまっていた。た
天鳳位への道のり 第4話「地獄」
火時計で鳳凰卓を2ヵ月打ったその翌月は久々にCアカで打つことにした。火時計がまだ九段になっていないものの、時間の問題でなれるだろうから別にCアカで打ってもいいかなと思ったのである。それに自分が安定8段超えのプレイヤーということを知ったおかげで九段が雲の上の存在ではなくなっており、以前ほど恐怖を感じないようになっていた。そして、この時の私は火時計で打った2ヵ月間はたまたま不調を引いただけであり、本
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