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オンライン対戦麻雀「天鳳」の四麻20代目天鳳位。 鳳南2000戦でラス率20.8%・放銃率9.7%の守備的なプレイスタイルが持ち味。 天鳳攻略に活用していた自分の戦術や理論を公開中。

最近の記事

火時計流ネトマ攻略術⓪「安定段位MAX理論」

昔書いた「天鳳位への道のり」というイキリnote(黒歴史)にて触れた、私の天鳳攻略の要となった「安定段位MAX打法」の核となる理論部分について大公開します。最後まで無料で読めますので鼻で笑うのもよし、参考にするのもよしです。それではどうぞ。 1「安定段位MAX理論」概要 この章では私が持つ天鳳攻略イメージを話します。これがそのまま件の理論になるとお考えください。 結論から言うと「それなりの安定段位にして打数でゴリ押しする」というものになります。安定段位が高まれ

    • 火時計流ネトマ攻略術⑥「地蔵ラスは悪なのか?」

      本記事の重要度★★★☆☆⇒★★★★★★ Xを見ていると「地蔵ラス」という言葉をちらほら目にします。言い方は様々であれ、共通してよくないものという認識がされており、「次はそうならないよう頑張る」といった声が見受けられます。 私はそのようなポストを見るたび「地蔵ラスってそんなに悪いことなの?」と思っています。今回はそう考える理由とラス回避ルールがなぜこんなにも難しいのかを人間の行動心理の観点から紐解いていきます。 本来組み込む予定でなかったものですが、個人的には当シリ

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      • 火時計流ネトマ攻略術⑤「先読みカスタム」

        本記事の重要度 ★★★★★ 私はたびたび「手出しツモ切りは見ない」「相手の手牌読みはしない」ということを言っています。じゃあ普段プレイ中に何をやっているのかというと「先読み」に時間を費やしています。 何やら「先読み」なんて書くとご大層なスキルに聞こえるかもしれませんが、やっていることはなんてことありません、「先の展開を予め予想しておく」だけです。 ただ、どうして自分が天鳳位になれたのか技術的な理由を述べろと問われれば「先読み」スキルが身に付いていたからと答えます。

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        • 火時計流ネトマ攻略術④「1番有効に時間を使うべき局面」

          本記事の重要度 ★★★☆☆ 次回が大作になる予定なので今回は小休止。小技披露みたいな回です。とはいえ真似しやすいのでそこそこ役に立つ内容かと思います。というかこのシリーズはかなりガチなので無用な記事は1つもないと自負しております。それではどーぞ。

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          安定段位シミュレータで遊んでみた

          安定〇段の人が△段になれるのはどれくらいの確率なのか安定段位シミュレータを使って取り急ぎ計算してみました。 使用したのはなめとんさんの「天鳳の昇段シミュレーター」で、シミュレート内容は「ある段位から昇段or降段するまで打ち続けたものを1セットとし、それを10万セット繰り返す」というもので、どれくらいの割合で昇段できているのかを各安定段位(0.5段きざみ)ごとにまとめたものになります。集計してみたら色々と面白い法則が見えてきました。 こちらが集計したものになりますが、見方

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          火時計流ネトマ攻略術③「序盤の他家リーチは本当に警戒しなくていいのか?」

          本記事の重要度 ????? 当シリーズの主要テーマである「ネット麻雀の時間の使い方」から外れた話題になるので別枠の記事にする予定でしたが、自分のネトマ攻略において重要なウェイトを占める部分なので急遽組み込むことにしました。万人にとって有用かはわかりませんが、既存の麻雀セオリーに逆らった独特な考え方をしているのでそこそこ斬新で面白いと思いますよ。

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          火時計流ネトマ攻略術②「ダマテン放銃対策」

          本記事の重要度 ★★★★☆ 購買意欲を煽るため、最初に問題を出します。 画像は私の実戦譜ですが、8mを止めて上家のダマテン放銃を回避しました。8mを切らなかったのにはもちろん理由がありますが、なぜだかわかりますか? わからない人は理由を知りたいでしょうし、たぶんこういうことかな?と思う人も答え合わせをしたいでしょう。どうして私が鳳凰卓で9%台の低放銃率を維持できているのか?その片鱗をお見せします。

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          火時計流ネトマ攻略術②「ダマテン放銃対策」

          火時計流ネトマ攻略術①「総論」

          導入に少し長話をします。 このシリーズは1つ前の記事「「リアル麻雀」と「ネット麻雀」の明確な違い」にて述べた、時間制限のあるネット麻雀での「時間の使い方」について、私なりの戦術・思考法を書いていくものになります。 想定しているターゲット層は天鳳七~九段の上級者(安定段位で言うと7~8段前半)で、鳳凰卓をチャオりはしないけれど、中々上にも行けず伸び悩んでいる方が対象になります。より具体的に言えば「牌効率や押し引き判断は当たり前のようにできて(精度は大体80~90点くらい

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          火時計流ネトマ攻略術①「総論」

          「リアル麻雀」と「ネット麻雀」の明確な違い

          「リアル麻雀」と「ネット麻雀」の違いは何か? 現実と仮想という違いは置いておくとして、よく言われるのが「ネット麻雀はラス回避ゲー。トップ取りが重要なリアル麻雀では通用しない。」というもの。 「お前がネット麻雀の何を知ってるって言うんだ?ちゃんと極めた上で発言してるのか?この俺がラス回避麻雀の真髄を教えてやらあ!」 という思いも置いておくとして。 「リアル麻雀」と「ネット麻雀」の明確な違いが他にもう一つある。 それは「時間」だ。 リアル麻雀は時間という点

          「リアル麻雀」と「ネット麻雀」の明確な違い

          今後の活動予定

          どうも。この世の不条理から解き放たれた者です。気分が乗ってるうちに今後の活動予定を話します。現状考えてることは2つあって 1 YouTubeチャンネル開設 2 麻雀note更新 それぞれの詳細を。 1 個人的にとてもやってみたいネト麻のプレイ動画企画があります。他サイトで動画投稿経験があるので動画作成に対してのハードルは低いですが、プレイにちょっとした縛りを設けるつもりなのと、それなりの編集もするので茨の道を進むことになると予想しています。企画自体はずっと前からあ

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          「安定9段の効能」Part2

           2つ目の効能は安定9段あれば技術はもちろんのことメンタルも安定することだ。麻雀は心・技・体揃って初めて最高のパフォーマンスを出せるゲームであり、天鳳においては何千戦と打つ長期戦になるので、安定した心を保ち続けられるのはことのほか大きく、それが良い影響を及ぼしたりもする。いくつか例を挙げよう。 1 鳳凰卓に全くビビらなくなる  少し昔の話をするが、2年半前に天鳳位への挑戦を始めた頃は鳳凰卓で打つことにだいぶビビッていた。全員が八段以上の時なんかはプレッシャーで必要以上に身

          「安定9段の効能」Part2

          「安定9段の効能」Part1

          「現実的に天鳳位になれるのはどんなプレイヤーか?」そんな問いを投げかけられた時に私の中に1つの答えがある。安定9段以上の実力があり、月200~300戦くらいの鬼打ちができる人だ。イメージ的には太くないおさんがぴったりくる。今回は安定段位について、そして安定9段の効能をいくつか語ろうと思う。  最初に、安定段位についてよく言われるのが信用できないというものだ。私もかつてはそう思っていた。こんなもん何戦打ったってわかんないだろと。しかし、途中である事実に気が付いた。ダブル天鳳

          「安定9段の効能」Part1

          天鳳位への道のり ~エピローグ~

           ひとまず麻雀仲間に天鳳位になったことを報告した。そしたら、その内の一人から「ツイッターでちょっとした騒ぎになってるぞ。」との一言。調べてみて驚いた。観戦ランキングで上位にいることは知っていたが、SNSで何か発信しているわけでもないし、十段とはいえR2350超のような際立って目立つレートでもなかった。昇天戦に気づいている人はいてもせいぜい2~3人程度だろうから、このまま人知れずひっそり天鳳位になってやろうくらいにしか思っていなかったのだ。蓋を開けてみれば大勢の人から祝福のコメ

          天鳳位への道のり ~エピローグ~

          天鳳位への道のり 最終話「昇天」

           十段になった満足感は捨て置いて、まずは打ってみることにした。1戦目。南3局にマンガンをツモって逆転し、ギリギリラス回避成功。悪くない出だしだ。続く2戦目。オーラスにハネツモ条件をクリアされ、ラスになってしまう。わかってはいたが180pt減っている。考えてもみてほしい。鳳凰卓で3戦打って1位を1回・2位を2回取れたら大勝利だ。なのに十段は1回のラスでトントンに戻される。連ラスを引こうものならその日の勝利はもうないと言っていい。こんな無理ゲー仕様にしたのはどこのどいつだと文句の

          天鳳位への道のり 最終話「昇天」

          天鳳位への道のり 第5話「覚醒」

           それはふとした思い付きだった。 「そういえば、右折するひつじさんはどんな麻雀を打つんだろう?」 ひつじさんは12代目天鳳位おかもとさんのサブアカで、鳳南2000戦以上で安定9.5段の鉄強プレイヤーだ。そして奇しくも私が挑戦を始めてから最初に誕生した天鳳位でもある。その存在は多少気になってはいたのだがトトリ先生の方が成績が上だったため、下位互換に過ぎないだろうと勝手に見切りをつけてしまっていた。ただ、その時の私は進むべき道がわからず途方に暮れていたので、藁にも縋る思いで牌譜を

          天鳳位への道のり 第5話「覚醒」

          天鳳位への道のり 第4話「地獄」

           火時計で鳳凰卓を2ヵ月打ったその翌月は久々にCアカで打つことにした。火時計がまだ九段になっていないものの、時間の問題でなれるだろうから別にCアカで打ってもいいかなと思ったのである。それに自分が安定8段超えのプレイヤーということを知ったおかげで九段が雲の上の存在ではなくなっており、以前ほど恐怖を感じないようになっていた。そして、この時の私は火時計で打った2ヵ月間はたまたま不調を引いただけであり、本来なら安定9段超えのプレイヤーであるはずだとまだ思っていた。  Cアカでは、最初

          天鳳位への道のり 第4話「地獄」