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いじめ防止に映画『ヒメアノ~ル』はどうだろうか。


映画『ヒメアノ~ル』

Netflixで鑑賞。
何となくは知っていた。
森田剛さんがやばい!すごい!
という感想を
公開当時、よく耳にしていたので。

ただ、どうやばいのか
話も知らないので分からずにいたけど
Twitterで予告が流れてきたので、面白そうだなと思って
何となく流してみた‥ら、

確かにやばかった。
恐らくえぐいしグロいかもしれないけど
私がこの映画に感動したのは
「虐げられた人間って、何するか分からないよ?」が
描かれていたことだった。

いじめ防止、いじめの反省に、
この映画を観せたら良いんじゃない?
と思ったほどに、私は感動した。

感動する映画ではないかもしれないが
人は、他人の攻撃(いじめ,DV,偏見,差別etc..)によって
心が壊れたり思考が変わったりする。
多くの人は、トラウマとなり
フラッシュバックしないよう、抱えて生きていく。
自己防衛として
何かに依存したり、自分を傷つけたりすることもあるだろう。

が、映画『ヒメアノ〜ル』の森田(森田剛さんが森田という役を演じている)は
見事なまでに、世が恐る変貌を遂げる。
が、ただのサイコパス殺人犯ではない。
過去の傷があって、そうなった。
(※このあたりは原作とは違います。)

彼がしたことは許されない。
多くは、罪のない人が理不尽に傷つけられ殺されている。
許されない。
許されない
のだが、人を壊したのも人だった。
彼を壊したのも人であった。

「何するか分からないよ?」の恐怖は、
この世にはありふれている。

※追記:今現在、原作を読んでいるが
森田は元々サイコだったかもしれないので
読み終わったら感想が変わるかもしれません。

※追記:原作を読み終わり、
森田はやばい殺人鬼でしたが
ギャグ要素も多く腹を抱えて笑えます。
笑えるのに、静かに唐突にくる森田の行動は
やはり恐怖。
映画と終わり方が違うので、どちらも見どころがあります。

ただ、エグさや恐怖感が強いのは映画。

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