マガジンのカバー画像

マルコによる福音書

34
牧仕ともみんが新約聖書の"マルコによる福音書"を読んでみて思ったことを書きます。毎日更新してみます。
運営しているクリエイター

2021年1月の記事一覧

(18)3章31節-35節【たった一つの基準】

(18)3章31節-35節【たった一つの基準】

(マルコによる福音書‬3章31節-35節)
31イエスの母と兄弟たちが来て外に立ち、人をやってイエスを呼ばせた。 32大勢の人が、イエスの周りに座っていた。「御覧なさい。母上と兄弟姉妹がたが外であなたを捜しておられます」と知らされると、 33イエスは、「わたしの母、わたしの兄弟とはだれか」と答え、 34周りに座っている人々を見回して言われた。「見なさい。ここにわたしの母、わたしの兄弟がいる。 35

もっとみる
(17)3章20節-30節【知ることは自分を守ること】

(17)3章20節-30節【知ることは自分を守ること】

(マルコによる福音書‬3章20節-30節)
20イエスが家に帰られると、群衆がまた集まって来て、一同は食事をする暇もないほどであった。 21身内の人たちはイエスのことを聞いて取り押さえに来た。「あの男は気が変になっている」と言われていたからである。 22エルサレムから下って来た律法学者たちも、「あの男はベルゼブルに取りつかれている」と言い、また、「悪霊の頭の力で悪霊を追い出している」と言っていた。

もっとみる
(16)3章13節-19節【イエスの弟子】

(16)3章13節-19節【イエスの弟子】

(マルコによる福音書‬3章13節-19‬節)
13イエスが山に登って、これと思う人々を呼び寄せられると、彼らはそばに集まって来た。 14そこで、十二人を任命し、使徒と名付けられた。彼らを自分のそばに置くため、また、派遣して宣教させ、 15悪霊を追い出す権能を持たせるためであった。 16こうして十二人を任命された。シモンにはペトロという名を付けられた。 17ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、こ

もっとみる
(15)3章7節-12節【イエスは神】

(15)3章7節-12節【イエスは神】

(マルコによる福音書3章7節-12節)
7イエスは弟子たちと共に湖の方へ立ち去られた。ガリラヤから来たおびただしい群衆が従った。また、ユダヤ、 8エルサレム、イドマヤ、ヨルダン川の向こう側、ティルスやシドンの辺りからもおびただしい群衆が、イエスのしておられることを残らず聞いて、そばに集まって来た。 9そこで、イエスは弟子たちに小舟を用意してほしいと言われた。群衆に押しつぶされないためである。 10

もっとみる
(14)3章1節-6節【正しさではなく愛を】

(14)3章1節-6節【正しさではなく愛を】

(マルコによる福音書‬3章1節-6節)
1イエスはまた会堂にお入りになった。そこに片手の萎えた人がいた。 2人々はイエスを訴えようと思って、安息日にこの人の病気をいやされるかどうか、注目していた。 3イエスは手の萎えた人に、「真ん中に立ちなさい」と言われた。 4そして人々にこう言われた。「安息日に律法で許されているのは、善を行うことか、悪を行うことか。命を救うことか、殺すことか。」彼らは黙っていた

もっとみる
(13)2章23節-28節【毎日が安息日】

(13)2章23節-28節【毎日が安息日】

(マルコによる福音書2章23節-28節)
23ある安息日に、イエスが麦畑を通って行かれると、弟子たちは歩きながら麦の穂を摘み始めた。24 ファリサイ派の人々がイエスに、「御覧なさい。なぜ、彼らは安息日にしてはならないことをするのか」と言った。25 イエスは言われた。「ダビデが、自分も供の者たちも、食べ物がなくて空腹だったときに何をしたか、一度も読んだことがないのか。 26アビアタルが大祭司であった

もっとみる
(12)2章18節-22節【宗教的熱心とイエスさま大好きは違う】

(12)2章18節-22節【宗教的熱心とイエスさま大好きは違う】

(マルコによる福音書‬2章18節-22‬節)
18ヨハネの弟子たちとファリサイ派の人々は、断食していた。そこで、人々はイエスのところに来て言った。「ヨハネの弟子たちとファリサイ派の弟子たちは断食しているのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか。」 19イエスは言われた。「花婿が一緒にいるのに、婚礼の客は断食できるだろうか。花婿が一緒にいるかぎり、断食はできない。 20しかし、花婿が奪い取ら

もっとみる
(11)2章13節-17節【正しさよりも素直さを】

(11)2章13節-17節【正しさよりも素直さを】

(マルコによる福音書2章13節-17節)
13イエスは、再び湖のほとりに出て行かれた。群衆が皆そばに集まって来たので、イエスは教えられた。 14そして通りがかりに、アルファイの子レビが収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。 15イエスがレビの家で食事の席に着いておられたときのことである。多くの徴税人や罪人もイエスや弟子たちと同席していた。

もっとみる
(10)2章1節-12節【罪を赦すイエス】

(10)2章1節-12節【罪を赦すイエス】

(マルコによる福音書2章1節-12節)
1数日後、イエスが再びカファルナウムに来られると、家におられることが知れ渡り、 2大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、 3四人の男が中風の人を運んで来た。 4しかし、群衆に阻まれて、イエスのもとに連れて行くことができなかったので、イエスがおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床をつり

もっとみる
(9)1章40節-45節【心にふれたイエス】

(9)1章40節-45節【心にふれたイエス】

(マルコによる福音書‬ ‭1章40節-45‬節)
40さて、重い皮膚病を患っている人が、イエスのところに来てひざまずいて願い、「御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と言った。 41イエスが深く憐れんで、手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、 42たちまち重い皮膚病は去り、その人は清くなった。 43イエスはすぐにその人を立ち去らせようとし、厳しく注意して、

もっとみる
(8)1章35節-39節【聖なる下心】

(8)1章35節-39節【聖なる下心】

(マルコによる福音書‬1章35節-39‬節)
35朝早くまだ暗いうちに、イエスは起きて、人里離れた所へ出て行き、そこで祈っておられた。 36シモンとその仲間はイエスの後を追い、 37見つけると、「みんなが捜しています」と言った。 38イエスは言われた。「近くのほかの町や村へ行こう。そこでも、わたしは宣教する。そのためにわたしは出て来たのである。」 39そして、ガリラヤ中の会堂に行き、宣教し、悪霊を

もっとみる
(7)1章29節-34節【力を愛のために使ったイエス】

(7)1章29節-34節【力を愛のために使ったイエス】

(マルコによる福音書1:29-34)
29すぐに、一行は会堂を出て、シモンとアンデレの家に行った。ヤコブとヨハネも一緒であった。 30シモンのしゅうとめが熱を出して寝ていたので、人々は早速、彼女のことをイエスに話した。 31イエスがそばに行き、手を取って起こされると、熱は去り、彼女は一同をもてなした。 32夕方になって日が沈むと、人々は、病人や悪霊に取りつかれた者を皆、イエスのもとに連れて来た。

もっとみる
(6)1章21節-28節【権威あるイエス】

(6)1章21節-28節【権威あるイエス】

(マルコによる福音書1章21節-28節)
21一行はカファルナウムに着いた。イエスは、安息日に会堂に入って教え始められた。 22人々はその教えに非常に驚いた。律法学者のようにではなく、権威ある者としてお教えになったからである。 23そのとき、この会堂に汚れた霊に取りつかれた男がいて叫んだ。 24「ナザレのイエス、かまわないでくれ。我々を滅ぼしに来たのか。正体は分かっている。神の聖者だ。」 25イエ

もっとみる
(5)1章16節-20節【イエスさま漁師を弟子とする】

(5)1章16節-20節【イエスさま漁師を弟子とする】

(マルコによる福音書1章16-20節)
16イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、シモンとシモンの兄弟アンデレが湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。 17イエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と言われた。 18二人はすぐに網を捨てて従った。 19また、少し進んで、ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、舟の中で網の手入れをしているのを御覧になると、

もっとみる