(10)2章1節-12節【罪を赦すイエス】
(マルコによる福音書2章1節-12節)
1数日後、イエスが再びカファルナウムに来られると、家におられることが知れ渡り、 2大勢の人が集まったので、戸口の辺りまですきまもないほどになった。イエスが御言葉を語っておられると、 3四人の男が中風の人を運んで来た。 4しかし、群衆に阻まれて、イエスのもとに連れて行くことができなかったので、イエスがおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床をつり降ろした。 5イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、あなたの罪は赦される」と言われた。 6ところが、そこに律法学者が数人座っていて、心の中であれこれと考えた。 7「この人は、なぜこういうことを口にするのか。神を冒瀆している。神おひとりのほかに、いったいだれが、罪を赦すことができるだろうか。」 8イエスは、彼らが心の中で考えていることを、御自分の霊の力ですぐに知って言われた。「なぜ、そんな考えを心に抱くのか。 9中風の人に『あなたの罪は赦される』と言うのと、『起きて、床を担いで歩け』と言うのと、どちらが易しいか。 10人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう。」そして、中風の人に言われた。 11「わたしはあなたに言う。起き上がり、床を担いで家に帰りなさい。」 12その人は起き上がり、すぐに床を担いで、皆の見ている前を出て行った。人々は皆驚き、「このようなことは、今まで見たことがない」と言って、神を賛美した。
「中風の人の癒し」
中風とは、脳卒中の後遺症である半身不随、片麻痺、言語障害、手足の痺れなどを指す言葉として用いられる。(Wikipediaより)
4人の男によって一人の中風の人がイエスがいる家の中に運ばれてくる。しかもだ…家の屋根をはがし、そこから吊り下ろしてだ。
何よりもまず、この4人の男たちの愛ある行動力に度肝を抜かれながらも感動する。イエス・キリストであれば、この病を癒すことが出来るという信仰を持ってこの人を連れてきた。
そして、イエス・キリストはこのように言った。
イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、あなたの罪は赦される」と言われた。
(マルコによる福音書 2:5 )
驚くべき言葉だ。
"病は癒される"ではなく、
"罪は赦される"と言ったのだ。
願った以上のことが叶えられた。
他の人には出来ず、イエスにしか出来ないこと。
つまりは、神さまにしか出来ないこと。
それは、「罪の赦し」だ。
いつも思うのだが、大好きなイエスさまは私が願ったことを願った通りには答えてくれない。でも、願った以上のことをしてくれる方だと。
願いに応えてくれない神さまに不平不満を言うこともあったりなかったりする。
でも、実は誰もが解決することが出来なかった罪の赦しをすでに与えてくれた。
そんなイエスさまにただただ"ありがとう"と感謝をあらわしたいなと思った。
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