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(11)2章13節-17節【正しさよりも素直さを】


(マルコによる福音書2章13節-17節)
13イエスは、再び湖のほとりに出て行かれた。群衆が皆そばに集まって来たので、イエスは教えられた。 14そして通りがかりに、アルファイの子レビが収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。 15イエスがレビの家で食事の席に着いておられたときのことである。多くの徴税人や罪人もイエスや弟子たちと同席していた。実に大勢の人がいて、イエスに従っていたのである。 16ファリサイ派の律法学者は、イエスが罪人や徴税人と一緒に食事をされるのを見て、弟子たちに、「どうして彼は徴税人や罪人と一緒に食事をするのか」と言った。 17イエスはこれを聞いて言われた。「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

‭‭ イエス・キリストがレビのところに現れた。そして、世の中で疎まれている罪人や徴税人と一緒に食事をされた。

ちょっと重たい話を書く。
私は精神疾患、いわゆるうつ病だった期間が三年半くらいあった。先の三年間はうつ病とは診断されなかった。というのも心療内科も別々のところ、二カ所に行ったが自分が認めることができなかった。問診されるたびに、「ボクは大丈夫です」と答え続けた。そんな私に医者は対症療法で眠剤を出すしかなかった。

三年が経った後、動けなくなるほど心身共にダメになった。その時、医者にもう一度心療内科に行き、その時に初めて自分が病気であることを受け入れた。そこから治療が始まった。ありがたいことにそこからの回復は神さまの奇跡を体験し、そんなに長くかからずに元気になった。

ボクは病気であると自分が認めなければ、決して医者を必要だと思うことはできなかった。そして、回復に向かうこともなかっただろう。

イエスは、
自分のことを正しいと思っている人のところではなく、自分は間違っている。イエスが必要、救いが必要なんだという人たちのところに行った。

助けてください!
あなたが必要なんです!
と言うことはちょっとだけ勇気がいるかもしれない(ちなみに私は言えない性格だ。だから、シレッと助けの手を差し伸べてくれる人がいたらとっても嬉しいと思ってしまう)。

信仰の中で大切なことは"素直"であることだと思わされた。ついつい正しくあろうとしてしまうのだが、そうではない。間違いや失敗を犯さない人生はないだろう。それよりも、間違ったり失敗した時に素直に認められること、困ったら素直に助けを求められる自分でありたいと思った。

イエスに素直に言いたいと思う。


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