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お金はないけど時間と体力はある

貧乏大学生の私は、夜行バスで8時間ほどかけて東北から富山にやってきた。本当は、新潟まで飛行機で飛ぶとか東京経由で新幹線移動すれば楽だったとは思う。到着するとそこはいきなり本だらけだった。

お?
古本が、安い!

たまたまBookDayという本にまつわる催事期間だった。古本がいっぱ〜い売っているのと、文学フリマもやっていた。

素敵。広くて天井の高い富山駅で、たくさんの人が本を物色していた。1970年代のプレイボーイなんかも売っていて、買うか迷った。高くてやめた。

富山駅のコインロッカーに荷物を預けて、近くの公園にランニングしに行く。旅先で走るのはいつもと違った景色が広がっていて、楽しい。

橋の上から
どっかの何かで1番景色がいいスタバに選ばれたらしい
営業時間前で入れなかった

お昼ご飯は、海鮮丼。富山に行ったらとりあえず、魚は食っとけということでいただきました。

とやま鮨ランチ限定お手軽海鮮丼
茶碗蒸しと味噌汁も付いた

板前さんがカウンターの先にいて、手渡しされるうようなお寿司は食べたことなんてないけれど、今回お寿司屋さんのカウンターに座るという経験はできた、笑。食べたものはお手軽海鮮丼だったけれど。

めちゃくちゃ美味しい。ひとりなのににやにやしてしまうほどに美味しい。肉厚だし。蟹入りの茶碗蒸しも良かった。

魚が美味しすぎて、夜ご飯はスーパーで産地直送の刺身を買い、お惣菜コーナーに売っていた酢飯にのっけてセルフ海鮮丼をした。雰囲気はなかったけど、安くて美味しかった。ついでに鉄火巻きも食べた。あまりにも映えな感じではなかったので写真はない。

翌日今回のメインイベント、黒部名水マラソンへ。半年ぶりのフルマラソンで、かなりわくわくしていた。前日の軽いランニングもこの日のため。

左足の前部をもともと痛めており、サブ4を目指していたものの30キロ地点であまりの痛さに失速。すごく悔しい。割としっかり練習して臨んだのにな。途中クーリングスプレーも挟んだりしたんだけどダメだった。

ゴール後のサービス、名水汁(カニ汁)と鱒寿司が映り込んでいる

後半走っている時はもうキツすぎて、早く帰りたい、早くやめたいの一心だった。だって痛いんだもん。もうフルマラソン走るもんかと思っていた。

けど、やっぱり結果が悔しい。せっかく練習したのに怪我でちゃんと結果が出てくれない。出せてない。帰りの電車で次に出る大会をネットで探していた。

帰りの夜行バスを待つ間、富山にある紅茶専門のスターバックスに行った。店内の雰囲気も、薄い色使いの多い様子で他の店舗と違った雰囲気を味わうことができた。

カモミールティー(ノンカフェイン)
夜行バスに乗る前なので

お尻から足首までの筋肉痛と、もともとあった前部の痛みでヨボヨボと超スローペースで歩きながら帰った。いいね、ひとりだと気を使う相手がいなくてめちゃくちゃいい。

またひとり旅したいものだなあ。

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