おなかすいた

大学生、もうすぐ社会人。INFJ。美味しものを食べるために、ランニング。

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音楽で食っていかない

かれこれバイオリンを始めて20年になる。小学生の頃、最初はバイオリンの先生になるのが将来の夢だった。それからもうちょっと背伸びして、バイオリニストになりたいと思った。 母が小さな子供用のバイオリンを買って見せてくれた時のことを、映画のワンシーンのようにそこだけ覚えている。習い始めの頃はバイオリンの、指で押さえる部分にテープを貼っていた。毎日毎日盆正月問わず、365日練習していた。母と喧嘩しながら練習した時もあったような気がするが、そこに関しては確かな記憶がない。 もう、バ

    • 多分60から80%ぐらいで好きなもの

      別に人に言うまでもないけど、自分が好きなものについて言語化してみたい。多分全部100%好きではないけれど、60から80%ぐらいは好きだと思う。その分野において、知識があるとか優れているとかでは全くない。ただ、選ぶとしたらこっち。 キャベツ いや、もっと好きな食べ物はいっぱいある。お寿司、りんご、あとは、玉ねぎがいっぱい入った煮込みハンバーグ。だけど、葉物野菜の中だったらレタスより白菜よりキャベツがいい。できれば春キャベツがいい。季節限定だからこの頃は入手困難だけど。 あ

      • たった今吐き出すように書いたら、すっきりした文章はこちらです

        頑張っている。全部全部頑張っている。毎朝走っているし、学校もちょっとサボる日はあるけれど大学生ってそんなもんだろうし、バイトも続けている。勉強も足りてるかはわからないけれどしているし、読書も時々してるし、他にも趣味のバイオリンを弾いたりもしている。 だけど、だけどだけど、ずっと焦っている。空回り感というか、満たされない感じがある。これ以上どうすればいいかわからない。何もかもが、中途半端だ。足を前に出し続けても、ずっと上手く地面を蹴れなくて、やっと進めたと思ったら気づけば同じ

        • 「君たちは頭良くなってしまったんだから、社会に貢献しなくちゃいけない」

          私が通った高校に「サトバア」と呼ばれている英語教師がいた。苗字がサトウで、おばあちゃん先生だったから、サトバアだった。 サトバアはどうやら東大卒で、英語教育の研究だか何だかですごい人らしい。生徒のうちの誰かがネットで調べたと聞いた。論文を見つけたと。だけど、私らにとっては口うるさいおばちゃんって感じだった。 制服に合わせる白靴下のワンポイントが大きすぎる、だの シュシュなんて頭がごちゃごちゃしているからすべきでない、だの 膝掛けは膝に掛けるもので肩から被るものではない、だ

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        音楽で食っていかない

          私にはおばあちゃんがもうひとりいた

          母が見せてくれた写真は、何十年も前のものでセピア調だった。私が知らない女の人が、母を抱いていた。その女の人は、私にも母にも似た顔をしていた。 私、18歳。写真を見せられたのは、高校を卒業して、大学も決まってのんびりと過ごしていた春休みの昼下がりのことだった。4月から家を出てひとり暮らしが始まろうとしていた。 写真の中で、母を抱いている女性は、私の知っているおばあちゃんじゃなかった。私の知っているおばあちゃんは、くっきり二重で小顔。その女性も私も、奥二重で決して顔は小さくな

          私にはおばあちゃんがもうひとりいた

          寂しいから、付き合う

          生まれた時から、人に囲まれて生きてきた。みんな最初は何もかもが自分1人でできなくて、食事も排泄も他人に依存した脆い生き物だった。見離されたら、生きていけなかった。 歩きはじめの一歩は、それだけで周囲が喜び笑う。もう少し大きくなって幼稚園や学校であった出来事を誰かに話すと、その出来事は伝わったことを嬉しく思うようになる。そして、ご飯を食べれば「美味しいね」って味だけではなく感情を共有する毎日を繰り返すようになる。家族と密接に関わっていた。 時間は経過する。だんだん家族それぞ

          寂しいから、付き合う

          夜職に片足突っ込んで早5年

          別にきっかけとか、なかった。強いて言えば、大学の寮に住んでいて、同じフロアの先輩がド派手な化粧をしていたことがきっかけだった。 いつもは薄いメイクの先輩が、その夜真っ赤な唇をしていた。彼女の方から話し始めた。 「今日バイトでさ〜」 「時給いいよ、一緒にやる?」 「今繁忙期で人足りてないしさ、やろうよ」 時給がいいという言葉に惹かれ、そのまま今の会社の面接に行った。どんな仕事をするかは、面接に行くまで知らなかった。よくわからないまま、鏡の前に座らされ自分の髪の毛があげられてい

          夜職に片足突っ込んで早5年

          パニパニパニック!

          ¥300

          パニパニパニック!

          ¥300

          日記:着られなかった振袖を着たい

          8/7(水)くもり 卒業式の袴を決めに行った。卒業式まで、まだまだ何カ月もあるけれど家のポストには袴のパンフレットがいくつも届くわ、大学の購買には袴のポップが置いてあるわで、早くいかなくちゃとちょっと急かされていた。 バイトで和装を着る機会は結構あるけれど、バイト以外で最後に着物を着たのは10年前の十三参りだった。(どんなバイトをやっているのかは、また追々書きたいと思う。) 十三参りはいとこもやっていたし、自分もやったので世間的に七五三ぐらいメジャーな行事だと思っていた。

          日記:着られなかった振袖を着たい

          Youは何しにカンボジアへ?

          現地時間3:00am、タイの空港で荷物を抱えて爆睡していた。今考えたら、どれだけ怖いもの知らずなのか。当時私は未成年だった。防犯意識のかけらもなかった。 タイは、カンボジアに行く途中トランジットに立ち寄った国だった。海外なんて、父の転勤について行った中学生以来。まして単身海外は初めてで、カンボジアに行った。 Youは何しにカンボジアへ? 途上国で活動するNPO医療団体、ジャパンハートのボランティアをしに行った。もともと国境なき医師団とか何となく憧れがあった。大学生になっ

          Youは何しにカンボジアへ?

          呑めないなら潔く烏龍茶

          お酒を飲み始めた20歳の頃、あんまりお酒は好きじゃなかったけれど 「とりあえずビールで」 という周りの空気に合わせて手を挙げていた。そうしないといけない、マナーだ、と。 でもビール、苦い。お子ちゃま舌の私には美味しさがよくわからない。ビールを頼んでも、いいペースではグラスが空かない。 そのうち、最初に 「とりあえずビールの人〜?」 と全体に聞かれた際、 「すみません、レモンサワーで」 と言うようになった。 でも、お酒に酔うって楽しいか?と疑問が湧いてきた。その後の身体の

          呑めないなら潔く烏龍茶

          日記:上半身スーツ、下半身パンツ一丁

          7/19(金) クラシックコンサートに行った。マーラー良かった!!!まず、大編成の迫力よ。ティンパニ2台、ホルン8本‼なんかもうエネルギーがすごい。 自分自身が学生のオーケストラに所属していることもあり、学生オケを聴く機会も多い。久しぶりにプロオケを聴いたら全然違った。まとまりと、情熱的なんだけど余裕がある感じ。これは技術があって且つ舞台慣れしているからできる音楽かもしれない。 学生オケはよく、若くてエネルギッシュだとか情熱あふれるとか言われる。今までその感覚にピンときて

          日記:上半身スーツ、下半身パンツ一丁

          授業中わさび食べるJKだった

          授業中チョークで書かれた白文字を消そうと、先生の目線が生徒から黒板に移った瞬間、私は机の中からわさびを出し、ちょろっと舐めてひとり辛さに涙をこらえていた。 給食の後の5限目、どうしても睡魔が襲ってくる。寝ちゃいけない。寝たら、先生に注意される。そのとき、クラス中の注目が一瞬にして自分に集まってしまうのが、すっごく嫌だった。そこで、眠くなったら机の下からわさび出して、こっそり舐めて眠気を飛ばすということをしていた。 最初はほんのちょっとだった。だけど、だんだんわさびの辛さに

          授業中わさび食べるJKだった

          ハネムーン症候群って知ってる?

          ハネムーン症候群って知ってる? 別名:橈骨神経麻痺←というかこっちが正式名称 上腕を長時間圧迫することで、腕にある橈骨神経を傷つけて手首やら親指人差し指の自由が効かなくなる整形外科的疾患。 ハネムーンで腕枕した際に、神経麻痺を起こした人がいたらしく、この橈骨神経麻痺がハネムーン症候群と呼ばれるようになったらしい。 ハネムーン症候群と聞いて、新婚旅行中に、気持ちが落ち込むとかそういうのを想像する方もおられるかもしれないが、全然そんなのではない。 このハネムーン症候群に私

          ハネムーン症候群って知ってる?

          就活ってなんじゃそりゃー!

          毎日履歴書に向き合う日々が続いている。あなたの強みはなんですか?長所は?短所は?と似ているようで若干違う質問に規定通りの文字数で埋めていく。ため息が出る。 私は卒業試験と国家試験に受かって、順調に行けば来年からは晴れて医師となる...なれる予定。医学部の就活なんて、他の学部に比べれば甘っちょろいものかもしれない。 けれど、私は既にもう自分で自分のテンションを上げていかないと、こなしていけないフェーズにいる。ストレスフルな日常ではないが、自分に自分で少し心配するぐらい、ちょ

          就活ってなんじゃそりゃー!

          お金はないけど時間と体力はある

          貧乏大学生の私は、夜行バスで8時間ほどかけて東北から富山にやってきた。本当は、新潟まで飛行機で飛ぶとか東京経由で新幹線移動すれば楽だったとは思う。到着するとそこはいきなり本だらけだった。 たまたまBookDayという本にまつわる催事期間だった。古本がいっぱ〜い売っているのと、文学フリマもやっていた。 素敵。広くて天井の高い富山駅で、たくさんの人が本を物色していた。1970年代のプレイボーイなんかも売っていて、買うか迷った。高くてやめた。 富山駅のコインロッカーに荷物を預

          お金はないけど時間と体力はある