見出し画像

BookLink #1 はじめまして

【好きな本が新しい本を呼んでくる】

2020/5/8(fri) に初開催しました、"BookLink"。
初回ということで、特にテーマは設けずに、集まった8名で紹介しあおうという雰囲気で、お酒を嗜みながらイベントはスタートしました。


▼BookLinkとは▼


今回、好きな本を紹介する人『Seeker』(シーカー)、その本に関連する本をレコメンドする人『Linker』(リンカー)の方々が紹介した本はこちらです。

========================


Seeker①:独逸と次の戦争

「戦争は良いこと?」
開幕戦の初球(イベント初開催の最初の紹介)に、1914年に出版され、現在は絶版になっているレアな本からスタートしました(笑)。


↓(続いて、戦争つながりで映画化もされた作品。数字の真理で戦争は止められるのか?)

Linker①:アルキメデスの大戦


↓(戦時中の日本軍のスパイミステリー。頭脳戦。駆け引き。最後はどんでん返し?)

Linker②:ジョーカー・ゲーム


↓(日本軍の戦争の失敗を紐解く。歴史は繰り返す?戦争×組織論から現代の組織論が見えてくる一冊。)

Linker③:失敗の本質―日本軍の組織論的研究


↓(紛争地域でボランティアや武装解除する人のリアル物語。感情だけでは人は説得できない?)

Linker④:職業は武装解除


↓(説得するために必要な要素は、エトス・パトス・ロゴスの3つである、哲学者のアリストテレスの一冊。)

Linker⑤:アリストテレス 弁論術


20世紀の戦争に関する本からスタートし、最後は紀元前のギリシャ哲学の本が紹介されるという広がり方で一人目は終了。

(なんかめちゃくちゃ面白い展開になりそうな雰囲気..)


========================

Seeker②:欲望のオブジェ―デザインと社会

今あるものは、なぜこのデザインになっているのか。過去の歴史を振り返ることで現在に活きるものがあるのでは?


↓(SeekerからUI/UXや体験に関する本を紹介して欲しい、というお題が出ました。)


Linker①:誰のためのデザイン?


Linker②:ビル・ゲイツの面接試験―富士山をどう動かしますか?


↓(ゲームの体験デザインからUI/UXを考える。スーパーマリオが右に進むゲームであるのもすべてデザインされている?)

Linker③「ついやってしまう」体験のつくりかた――人を動かす「直感・驚き・物語」のしくみ


歴史×デザインからゲーム×デザインで、人に働きかける、体験や行動を促すヒントが見つかる本が紹介されました。


========================

Seeker③:破綻からの奇蹟: 〜いま夕張市民から学ぶこと〜 これからの日本の医療・介護の話をしようシリーズ

財政破綻した北海道夕張市。お金がなくなり病院がなくなってしまったが、健康な人が増えている?その理由とは?逆転の発想から生まれるものとは?


↓(病名がつくと流行る?文明の発展と病気の影響や関係性はを考える1冊。)


Linker①:文明と病気―ペスト、コレラ、インフルエンザ、マラリア…人類はパンデミックとどう闘ってきたか


↓(フランス革命は民主主義の勝利ではあるが、一方でたくさん貴族が殺害された。そこで「紅はこべ」が果たしたことは?見方が変わる1冊。)


Linker②:紅はこべ


↓(「紅はこべ」は何度も出版社に持ち込んだが出版を断われたという。他にもそういう本ってあるよね、という話から以下の1冊を紹介。)

Linker③:中国嫁日記


↓(あのハリー・ポッターも出版社に断われた過去がある?)

Linker④:「ハリー・ポッター」の奇跡―J.K.ローリング (名作を生んだ作家の伝記)


みる人、見方が変わると、本や物語はおもしろくなる。そんなことを感じる本が紹介されました。


========================

Seeker④:しらみつぶしの時計


通常の小説は、1人称もしくは3人称で展開されるが、この本は2人称のストーリー。自身がその物語の主人公になるような感覚に...。


↓(ミステリー小説のつながりで紹介。ミステリー好きにはたまらない1冊。)

Linker①:七回死んだ男


↓(続いて、同じくミステリー小説から江戸川乱歩賞受賞作品を紹介。法律の仕組みを考えさせられる社会派ミステリー。最上級のどんでん返し作品?)

Linker②:プリズン・トリック


↓(上記の3冊はミステリーマニアならではということで、次はTVアニメ化もされたライトなミステリー作品を紹介。)

Linker③:虚構推理


↓(ロジカルに推理されるのが痛快な作品と言えばこちら。)


Linker④:スパイラル‐推理の絆

スパイラル ~推理の絆~ 1巻 (デジタル版ガンガンコミックス)www.amazon.co.jp 429円(2020年05月09日 17:01時点 詳しくはこちら) Amazon.co.jpで購入する



↓(真実を超える虚構をつくるというロジカルに解決していく作品から、ロジカルシンキングを駆使し様々な事件を解決に導く作品を紹介。)

Linker⑤:万能鑑定士Qの事件簿


↓(万能鑑定士がロジカルシンキングの物語に対して、特等添乗員はラテラルシンキングの物語。クレーム処理にも参考になる?)

Linker⑥:特等添乗員αの難事件


========================


約90分の時間で、22冊の本が紹介されるという予想を超える盛り上がりで第1回目は終了しました。

今回は、

・戦争と歴史から今を考える
・人の行動を促すデザイン
・見方を変えると違いが見える
・どんでん返し
・ロジカルとラテラル

がタグやキーワードになっていた印象でした。Seekerの紹介する本の「言葉」からLinkerの皆さんが「関連づける」プロセスや関連づけたタグを見ているのが、僕は何より楽しく一人で興奮しておりました。

次回は、テーマを決めて開催します。

「仕事に活きている本」

仕事の中で役に立ったこと、実績や成果につながったこと、実践していることなどを紹介して、そこからLinkしてつながっていく回にしていければと思っております。

※以下は、ブレストで出た候補案(テーマ絶賛募集中です。)

・新卒だった自分へ送る本
・自分の部下に読んで欲しい本
・ものの見方が変わった本
・予想外だった本
・アイデア発想になった本
・尊敬する人の本
・どんでん返しした本
・自分の価値観を形成した本
・過去や歴史から学べる本


アットホームな雰囲気で運営しておりますので、ぜひご友人や知人をお誘いして、好きな本をご用意の上、お気軽にご参加ください。

以下のFacebookページよりイベントのご案内をしていきます。


この記事が参加している募集

読書感想文