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高橋照美
2019年7月16日 21:49
ちょうど見舞いに行った時、防災訓練のサイレンが鳴り始めた。一週間前から掲示が出てたけど、無菌病棟の人達はほぼ知らなかったらしい。献立は毎日見てるけど、告知掲示のチェックは、さほど注意深くしてはいないらしい。 訓練予告の放送が入って、パパさん、初めて知った模様。 少しギョッとしていた。患者さんはそのまま療養してくださいと言われたが。放送を聞き流していたら、 火災発生アナウンスなんか
2019年7月12日 22:49
生命保険会社からの書式を、病院の受付に提出した。医師の診断書をもらうには、2週間ほどかかる。何度かの入退院は繰り返すことになるが、当座の入院費用の支払いに、まず今日までの期間の区切りを申告する予定だ。白血病の治療には、ガンの中でほぼ最高額に近い費用がかかる。確率論で貯蓄が吹っ飛ぶ体験は、ほんとに初めてだった。高額医療がどのように支えられているのか、初めて体験した。できるから漠然とやって
2019年7月5日 12:47
パパさん、肺の白い影を消すための抗生剤その他の点滴。約6時間半、合計3本の点滴がなかなか落ちない。ずっとたいした運動をしないためもあって、お腹が空かない。白血球の数値は、だいぶ上がってきた。抗がん剤の治療をすると、ほとんど食べられなくなる。そのため、抗がん剤が始まらないうちに、病院の担当医師や看護師さん達から「クリーンルーム解除のあいだは、食べづらいものや苦手なメニューはあらかじめ断