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A logical dedication

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北川貴英が書く雑感。「誰だお前?」という人向け
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2019年3月の記事一覧

残酷すぎる学びの法則

残酷すぎる学びの法則

「残酷すぎる成功法則」という本がおもしろいです。

外交的な人は内向的な人より稼ぎが多いとか、自己中心的な人は善人より出世しやすいとか、実はそうとも限らないとか、そういうことが様々な研究やデータを引用して解説されています。

人間の行動に関する研究っておもしろいですよね。つくづく人間は高度な知性とか理性があるとか言いながら、実は動物のように振る舞っているのを思い知れてとても良いです。

この本の中

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生姜湯すごい

生姜湯すごい

目が覚めたら喉が痛かった。

体もなんだか熱っぽい。

ゾクッと来た段階では葛根湯が良い。先日もゾクッと来たので、手近な薬局に飛び込んで葛根湯エキスを買って一気飲みした。

瓶3本入りセット1箱540円が2箱で756円だというので、つい2箱買ってしまう。

ってか体脂肪率落としてから、てきめんに冬が寒くなった。体に冷気が染み込む気がする。これは脂肪を落としたせいなのか、あるいはたくさん運動して表皮

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敗北というリラックス

敗北というリラックス

緊張と恐怖心は結びついている。

だからリラックスは、怖い。

その怖さを通り抜けることで、抜ける力みというものがある。

経験的にも一段階深くリラックスできるようになる時には、うっすらとした恐怖心が伴う。これがない時は、一時的なかりそめのリラックスである可能性が高い。

動きが頑なに変わらないケースを思い返してみると、共通して腰に独特のこわばりがあり、これがなかなか抜けない。立とうという力が強す

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気づきに価値はあるのかどうか

気づきに価値はあるのかどうか

「大きな気付きが得られました」

「大切なことに気付かされました」

「気づきが得られて嬉しいです」

とかなんとか。いつの間にか日本は気づき礼賛時代に突入してないか。

なんだかこの「気づき」という言葉によってごまかされてしまっているものが多々ある気がしてならない。

成長を破線とするなら、気付きは破線を構成する点のようなものだ。

気づきによって自分に何らかの変化がなければいけない。

それも

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あんことおはぎ

あんことおはぎ

インターナルとか言うけど、それはエクスターナルの対義語。

表と裏のどちらかだけが存在するというのはありえない。

皮だけの大福もあんこだけの大福も成立しない。

皮のないあんこの塊がぼとって置いてあったらどうか。

それは大福として成立するか否か。いや、しないだろう。

でも見た目はおはぎっぽいからおはぎと思って食べるかも知れない。

おはぎは中にモチがあってこそのおはぎ。

もし中にモチがなく

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そこで突っ込んだら負けだ

そこで突っ込んだら負けだ

突っ込んだら負け。

人生にはそういうことが多々ある。

例えばミカエルが「合気道のルーツはロシアだ」と言ったとき。

日本人なら総ツッコミだろう。「いやいやいや、植芝盛平が創始したれっきとした日本武道ですよ」と。

しかし、こういう明らかなツッコミどころで、突っ込んだら負けなのだ。

植芝盛平師は出口王仁三郎と大陸に行き、馬賊に囚われた。そしてこの時、コサックはユーラシア大陸全土に広がっていた。

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出せば出すほど出るものとは

出せば出すほど出るものとは

出せば出すほど出る。

人間の体にはそういう性質がある。

一升瓶のお酒もエンジンの出力も出せば出すほど、早くなくなる。

でも人間の体は出せば出すほど出る。

体力もそう、知力もそう。

だから体力を出すほど、出るようになる。

考えてアイディアを出すほど、出るようになる。

これはシステマにしても、親子システマにしても僕のクラスの基本的な指針になっている。

陥りがちな間違いは、インプット優位

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