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2023年9月 印象に残ったエンタメ

9月が終わりまして、今年も残り3か月となりました。少しづつ暑さも落ち着いて、秋になりそうですね。

さて、ここからは2023年9月に印象に残ったエンタメを紹介していきます。今月も多くのコンテンツを楽しむことができました。それでは、どうぞ。



・ドラマ「VIVANT」

最近面白かったエンタメを語るならば、やはりこのドラマは外せません。主演の堺雅人さんをはじめとした豪華キャスト・圧倒的なスケールで構成された、国を超えた壮大な物語。面白すぎました。

ネタバレを避けるため多くは書きませんが、最後まで誰が味方で誰が敵なのかがわからない、先の展開が全く読めず終始ヒリヒリさせられるドラマでした。日本のドラマはまだまだ面白い。そんなことを感じました。SNSでの考察も話題になりましたし、もしかしたら続編が制作されるかもしれないですね。

(ちなみに、上の写真は先日赤坂のTBSの前を訪れた際に撮影したものです。出演者のサインが記されていて、テンションが上がりました…!)


・ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!「七変化・ランジャタイ国崎」

最初から最後まで、一体何を見せられているのかはわかりませんでした(笑)が、ずっと面白かったです。国崎さん、すごい。

憧れの存在である方々の前で、7つの渾身のネタを披露する。芸人さんにとって、これほど緊張・興奮する機会はそうないのではないでしょうか。わからないけど、面白い。ランジャタイの魅力が大いに感じられた30分でした。


・市川沙央「ハンチバック」

直近の芥川賞受賞作、ようやく読むことができました。およそ90ページの中に綴られていたのは作者の市川さんの目に映る、あまりにも残酷な社会のリアル。普段の読書では得ることのできない体験ができた一冊でした。

自分たちの当たり前が必ずしも他の人にとってはそうではない、というようなことは普段から耳にしますが、紙の本のページをめくることも誰かにとっては苦痛に感じられたり、妬ましく思える行為であるとは思いませんでした(それを紙の本を読むことで教えられるとは…)。文章を読みながらみぞおちを殴られている感覚になる1冊です。1度読んでいただき、命の尊厳について考えてもらいたい作品。


・ハナコ第7回単独公演「はじめての感情」

今年のライブのタイトルは例年の「タロウ」ではなく、はじめての感情。これまでのライブの良さを残しつつ、3人のコントがさらに進化していてとても面白かったです。

それぞれがテレビに出て活躍の場を広げたり、結婚したり、子どもができたり… 人生のステージを着実に上げている現在のハナコならではのコントを沢山観ることができました。沖縄料理店のネタと最後のネタが面白すぎたので今後観れる機会があればぜひ観ていただきたい。


・ドラマ「こっち向いてよ向井くん」

ねむようこ先生原作の漫画が赤楚衛二主演でドラマ化。10年彼女のいない向井くん33歳は、はたして恋愛で幸せを得ることができるのか、というドラマ。

多様な価値観が存在する現代で、「こういう幸せがあってもいいのでは?」という提案をしてくれたような作品でした。結婚すること、家庭を持つことも幸せの形かもしれないけれど、それだけが幸せではないはず。これまでの恋愛ドラマとは一味違う、この作品が考える「幸せ」の定義が新鮮で素晴らしかったです。自分がどうしたいかがわかれば、幸せはおのずと近づいてくるんでしょうね。それがなかなか難しいのですが。


・空気階段第6回単独公演「無修正」

今年の単独公演もサイコゥ!でした。圧倒的な構成力とキャラ作り。驚きの展開の連続。とても面白かったです。

最後に披露されていたコント、笑いと感動で感情がぐちゃぐちゃになってしまいました。今回は配信で観たのですが、生で観たらもっと感情を揺さぶられていたかも。毎年更新を続ける空気階段のコント、すごすぎます。来年こそ、生で空気階段のコントを観たい。


・テレビ千鳥「宮迫さんのラヴ・イズ・オーヴァーをちゃんと聴きたいんじゃ!!」

バラエティ番組で久々にめちゃくちゃ笑いました。テレビ千鳥の神回といってもいいのではないでしょうか。しかし、なぜ今になって宮迫のラヴ・イズ・オーヴァーに目を付けたのだろう(笑)

番組の内容はタイトル通り、宮迫のラヴ・イズ・オーヴァーをただサムネの4人で聴くだけ。隅々まで面白いこの曲を、笑わずに最後まで聴くことのできる猛者はいるのでしょうか…


・ドラマ「ハヤブサ消防団」

池井戸潤原作の小説が中村倫也主演でドラマ化。都会暮らしに疲れ田舎に移住した小説家・三馬太郎が連続放火事件に挑みます。

田舎ならではのコミュニティ・人付き合いの問題と、新興宗教の問題が上手に組み合わされていて、謎が明らかになっていくにつれてどんどん物語が気持ち悪さを帯びていく様がとても面白かったです。こうした現実が自分たちの近くに存在していると思うと、肝が冷えますが。

 原作小説も面白いです。ドラマとは少し違う展開で、一気に読み終えてしまいました。


・マユリカ中谷一人ミュージカル「七里、山越えて」

冠ラジオから生まれた、マユリカ中谷さんによる一人ミュージカル。一体どんなミュージカルに仕上がるのか期待と不安がありましたが、面白かったです。

所々にツッコみたくなる箇所はあったものの、全てを中谷さんお1人で制作されたのは素直にすごいと思いました。公演終了後の阪本さんの感想も的確で笑ってしまいました。


・ドラマ「ONE PIECE」

あの「ONE PIECE」がNetflixで、ハリウッドで実写化。ワンピースは世界中に多くのファンがいますし、単純に実写化が難しいのではないかと思っていたので、ワンピース実写化決定の一報を見たときはとても驚いたことを覚えています(人気漫画の実写化の悪しき前例をいくつか思い出し、不安にもなりました(笑))

ドラマで描かれていたのは冒険の始まりからアーロンパークでの戦いまでのお話。大筋の流れは抑えつつ、わかりやすく再構築されていたストーリーが秀逸で感心しました。大切なのはオリジナルの作品にリスペクトがあるかどうかですよね。キャラクターの掘り下げもきちんとされていましたし、ビジュアル含め演技の再現度も高かった。この度のワンピースの実写化は大成功、と言っていいのではないでしょうか。


いかがでしたでしょうか。10月からのアニメ・ドラマ・映画も楽しみですね。決勝進出者が揃ったキングオブコントも楽しみです。今年のチャンピオンは誰になるでしょうか。今後もたくさんのエンタメに触れていきたいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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