穴
急に君が笑い始めたから
それがおかしくて
つい僕も笑ってしまって
それにつられて君はまた笑い
僕もまた同じように笑う
何で笑い始めたのかなんて知らず
知らないことにまた笑い
笑うことに笑っていた
涙が出るくらいに
呼吸がおかしくなるくらいに
おさまりかけてはまた溢れ出す
「足が寒いと思ったんだ」
少し落ち着いてやっと話し出した
僕に足を見せる君
靴下から小指だけが
見事に顔を出していた
君は些細なきっかけの中から
幸せを創り出す天才だと思う
カフェで書いたりもするのでコーヒー代とかネタ探しのお散歩費用にさせていただきますね。