TISのデザイン部門リーダーが語る:唯一無二のデザイナーが生まれる組織づくり
次の春でいよいよ3年目に突入する、TISの社内クリエイティブ/デザイン組織のトップである鈴木さんに、今後目指す組織のかたち、メンバーへの想いについて熱いインタビューをしました🔥
UX考えずして、【使い続けたくなるサービス】は作れないことを痛感
ー どうしてデザイン組織の部長を?
社内で立ち上げたヘルスケアアプリを運営していたときに、UXデザインの重要性に気づいたことがきっかけです。機能面や協賛先で独自性は作っていたものの、UXの作り込みが浅かったが故にアプリは使われず・・・。
良いUX、そして「使い続ける意味」が無いとサービスは成り立たないことを痛感しました。
これってTISに限らず生活者向けサービスを展開している全ての企業に共通していると思ったんです。TISは主にお客様から委託を受けてWebやアプリを構築する業態ですが、最終的にビジネスに貢献するためには、開発に加えてUXが重要であることを原体験をもって理解しました。
製品の品質が良いことだけでなく【使いたい・使い続けたい】と思えるものを一緒に作ることが、真にお客様のビジネスに貢献できるモノづくりである、と日々意識してメンバーと共にさまざまな案件に取り組んでいます。
世に愛されるアニメやドラマからも学びがたくさん
ー 趣味は、アニメやドラマとのことですがどんな作品を見るんですか?
アニメだと「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「コタローは1人暮らし」
韓国ドラマでは「スタートアップ」「その年、わたしたちは」「無人島のディーバ」
ー エンターテイメントからの学びも多いですよね
とても多いです。特に韓国ドラマのいい意味での裏切り方や展開力は、UXにおけるユーザージャーニーに活かせることもあると思います。 また、最近アニメも主人公って1人じゃないですよね。1つの作品にもさまざまなキャラクターが登場し、それぞれにストーリーがあり、感動できる。こういった心が動いた瞬間を言語化することを大切にしています。
ー メンバーと趣味の話をすることもありますか?
あります!うちには僕以外にもスポーツ、舞台、アイドル好きさまざまな分野のオタクがいまして、各々の好きなことを高い熱量で語り合う時間はとても刺激的です(笑)
メンバー全員がタレントデザイナーになれる環境を
ー タレントデザイナーとは?
特定の分野において専門性を追求し、それを活かしてクライアントと共創ができるデザイナーと定義しています。
メンバーには【UXデザイナー】ではなく、【◎◎なUXデザイナー】になって欲しいです。その◎◎に当てはまる特色は各々の価値観やデザイン哲学に基づき形成されるものだと思います。
今ともに仕事をしてくれているメンバーは、価値観も人生設計も当然違います。デザイナーとして課題を解決して、社会貢献をすることは大事ですが、それ以上に各々のかけがえのない人生を好きなことや興味で充実させてほしいのです。
ー DXクリエイティブデザイン部にもさまざまなデザイナーがいますよね
そうですね、UXリサーチャー、ブランドデザイナーだけでなく、舞台・演劇の推し活のファン心理や、スポーツユニフォームを研究しているデザイナーもいます。
UXデザイナー1つとっても多様性が増してきていますし、こういった個性豊かなタレントデザイナーたちの多様な視点があるからこそ、世の中に意味のあるものを生み出せると信じています。 メンバーの価値観や”スキなコト”を尊重しながら、後世に誇れるものを社会に残すのが自分の人生の本気のテーマです。
今のメンバーは、みんな本当に好奇心旺盛です
ー どんな人とお仕事をしたいと感じますか?
まず好奇心が旺盛な人、あとはデザインが好き、デザインで価値をつくりたい、社会貢献したいと思っている人です。
ー デザイン経験が豊富なことよりも、好奇心旺盛である方が大事ですか?
もちろんデザインの経験が豊富なことは素晴らしいと思いますが、タレントデザイナーを目指す上では、必ずしも第一要件では無いと思っています。自分が感動するものに触れた時に、その要素にどのくらいのめり込めるかが重要で、エンタメ作品で言えば
なぜこの演出?なぜこのストーリー構成なのか?
なぜこのカット、撮影角度?
社会トレンドとの接点は?
といったように、好奇心を原動力に”スキ”や”興味”を追いかけ回している人とお仕事をできたら嬉しいです。
”スキ”を尊重し合える、カオスで刺激的なチームにしていきたい
ー 今後、DXクリエイティブデザイン部をどのようにしていきますか?
ずっと意識していることは、成功循環型モデルを良い形で回していくことです。
もちろん利益は必要ですが、売上・利益至上主義になりすぎず、個人と組織の成長が結果的に社会にとって意味をもたらすようなサイクルを作れるようなチームづくりをしていきます。
メンバーに関してだと、お互いの”スキ”を尊重し合えるという軸は変わらず、さらにこれからは国籍を問わないグローバルデザイナー採用をはじめ、さまざまな価値観やを持ったメンバーをチームに迎え入れたいと思っていますのでいい意味でカオスで刺激的な、学びのあるチームになると思います。
ー 鈴木さんが妄想する、組織の理想の姿ってどんなものなのでしょう?
歳をとったときに、これまで歩んできた経験をしわしわの笑顔で語りあえたらそれは最大級の喜びかもしれません(笑)
ずっと同じメンバーで切磋琢磨して仕事ができたらいいなと思うことは当然ですが、それは現実的では無いと思います。たとえ数十年先、違うキャリアパスを進んでいたとしても、共に磨き上げたタレント性を発揮してデザインの経験で価値を生み続けてほしいなというのが願いです。
ともに、切磋琢磨できる仲間を探しています
当然、会社ですから利益を出さなければいけないですし、クライアントを前にお腹に力が入ってしまう緊張するような瞬間もあると思いますが、”スキ”を尊重しあえる仲間と乗り越えられる環境であることには自信があります。
気になった方は、ぜひこちらよりお声掛けください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
共通点があった!という方は スキ💓 ボタンお待ちしています。