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テモテ牧師のエッセイ

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2020年6月の記事一覧

Step by Step 6月30日        ■□私には価値がある□■

Step by Step 6月30日        ■□私には価値がある□■

 わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。だからわたしは人をあなたの代わりにし、国民をあなたのいのちの代わりにするのだ。イザヤ43章4節

 愛とは自分の大切なものを、本当に大切な相手のために差し出すことです。

 ところが、様々な辛い経験から自分を粗末に扱ってしまう人がいます。価値のないことに自分自身を差し出してしまったり、刹那的な快楽などに自分自身を差し出してしまって、

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Step by Step 6月29日       ■□人生の責任とは□■

互いに重荷を担いなさい。そのようにしてこそ、キリストの律法を全うすることになるのです。ガラテヤ6章2節

 疲れている時には、自分だけが疲れていると勘違いして、周りの人も疲れていることまで配慮が出来なくなってしまいます。そして自分の欲求をむき出しにして通そうとします。それが通らないとイライラして相手にきつく当たってしまいます。

 自分が疲れている時は、他の人も疲れていることを認めて、人から自分の

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Step by Step 6月28日         ■□あなたは誰を幸せにしたいですか?□■

Step by Step 6月28日         ■□あなたは誰を幸せにしたいですか?□■

 なぜなら、このしばらくの軽い患難は働いて、永遠の重い栄光を、あふれるばかりにわたしたちに得させるからである。Ⅱコリント4章17節

聖書が教える人間の罪の性質は、心の傾向性ということができます。人間の心は自己中心に傾く性質を持っていて、自分さえ良ければいいという選択肢を選んでしまいます。

 ところが、最近の脳科学によって、脳が生来的に喜ぶことが分かってきたました。その一つが「貢献したい」という

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Step by Step 6月27日      ■□不完全さよ、ありがとう□■

Step by Step 6月27日      ■□不完全さよ、ありがとう□■

 ところが、主が言われた、「わたしの恵みはあなたに対して十分である。わたしの力は弱いところに完全にあらわれる」。それだから、キリストの力がわたしに宿るように、むしろ、喜んで自分の弱さを誇ろう。Ⅱコリント12章9節


 完全な人間などいないし、完全である必要もありません。ですから、完全でない自分を恥じたり責める必要は無いし、完全でない相手にいつまでもイライラする必要はありません。完全でないの

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Step by Step 6月26日       ■□人生に深みを与える試練□■

患難をも喜んでいる。なぜなら、患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを、知っているからである。そして、希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである。ローマ5章3-5節

 私達はみな人生という絵画を生涯かけて描いている芸術家です。その時大切なのが美しい完璧さではなく自分らしさではないでしょう

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Step by Step 6月25日      ■□成長と幸せに繋がる解釈を選ぶ□■

Step by Step 6月25日      ■□成長と幸せに繋がる解釈を選ぶ□■

 あなたがたは、自由を与えられるために召されたのです。ただ、その自由を肉の働く機会としないで、愛をもって互いに仕えなさい。ガラテヤ5章13節

 自分を測る物差しは、自分の物差しだけでなく、自分が繋がっている人の数だけあります。

 あなたがお父さんなら、自分自身の物差し、奥さんの物差し、子供の物差し、あなたの両親の物差し、あなたの兄弟の物差し、学校の先生の物差し、友人たちの物差し、職場の人たちの

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Step by Step 6月24日       ■□一人を大切にする□■

 あなたがたのうちに、百匹の羊を持っている者がいたとする。その一匹がいなくなったら、九十九匹を野原に残しておいて、いなくなった一匹を見つけるまでは捜し歩かないであろうか。そして見つけたら、喜んでそれを自分の肩に乗せ、家に帰ってきて友人や隣り人を呼び集め、『わたしと一緒に喜んでください。いなくなった羊を見つけましたから』と言うであろう。よく聞きなさい。それと同じように、罪人がひとりでも悔い改めるなら

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Step by Step 6月23日       ■□犠牲の意味□■

Step by Step 6月23日       ■□犠牲の意味□■

しかし、まだ罪人であった時、わたしたちのためにキリストが死んで下さったことによって、神はわたしたちに対する愛を示されたのである。ローマ5章8節

 私達の生活は、誰かの、何かの犠牲の上に成り立っています。この事実を否むことは出来ないでしょう。そうです。命は命あるもの(野菜のいのち、家畜のいのち、魚のいのち、など)によってしか養われません。

 また、私たち一人ひとりが成長していく過程で、もし誰一人

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Step by Step 6月22日
      ■□半径5メートルの幸せ□■

Step by Step 6月22日      ■□半径5メートルの幸せ□■

 空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。…また、なぜ、着物のことで思いわずらうのか。野の花がどうして育っているか、考えて見るがよい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、あなたがたに言うが、栄華をきわめた時のソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはい

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Step by Step 6月21日         
■□愛の思い出を残す□■

Step by Step 6月21日         ■□愛の思い出を残す□■

 だから、何事でも人々からしてほしいと望むことは、人々にもそのとおりにせよ。なこれが律法であり預言者である。マタイ7章12節

 私達が自分の人生で残せるものって何でしょうか。お金でしょうか?家や不動産でしょうか?宝石でしょうか?大事業でしょうか?そういうものを残せる人は残したらいいでしょうね。でも、誰でも残せて、しかも人々の心に良い感化を与えられるものがあります。それは愛の思い出です。

 愛を

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Step by Step 6月20日       ■□本来の自然体とは□■

Step by Step 6月20日       ■□本来の自然体とは□■

うぬぼれて、互いに挑み合ったり、ねたみ合ったりするのはやめましょう。ガラテヤ5章26節

 自然体という言葉を聞くことがあります。はて?自然体って何だろうと考え始めると、どれが自然体なのか分からなくなってしまいます。「自分にこだわらない」というのがキーワードかも知れません。今日は自然体について考えてみましょう。

 必要以上に自分を大きく見せて人を圧倒しようとしない。逆に必要以上に自分の弱さを強調

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Step by Step 6月19日       ■□日頃からの人間関係づくり□■

Step by Step 6月19日       ■□日頃からの人間関係づくり□■

彼らはイエスのところにきて、熱心に願って言った、「あの人はそうしていただくねうちがございます。わたしたちの国民を愛し、わたしたちのために会堂を建ててくれたのです」。ルカ7章4-5節

 相手が自分の言葉をどう受け止めてくれるかは、相手とどういう関係を築いてきたかに大きく左右されるでしょう。

 新約聖書にこういう場面があります。先ず歴史的背景を確認します。ユダヤ国家はローマ人に支配されていました。

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Step by Step 6月18日           ■□心が育つ言葉を語る□■

Step by Step 6月18日           ■□心が育つ言葉を語る□■

 いつも、塩で味つけられた、やさしい言葉を使いなさい。そうすれば、ひとりびとりに対してどう答えるべきか、わかるであろう。コロサイ4章6節

 怒りで感情が高ぶっている時、一撃必殺のように「相手の急所」を突くような言葉を言ってしまいます。だから口に出す前に、一旦考えてから、言うべきか言わざるべきかを判断しましょう。

 だいぶん昔になりますが、ある作家のエッセイにこんなエピソードが記されていました。

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Step by Step 6月17日      ■□怒りをコントロールする□■

 人の怒りは、神の義を全うするものではないからである。ヤコブ1章20節

 疲れている時は、心に余裕がなくなっているので、何気ないひと言にも過剰に反応してしまうことがありますね。でも自分をよく観察してみると、疲れている時でも、過剰に反応しない言葉もあります。

 そうだとすると、それは単に疲れていることだけが理由ではないように思います。
ある言葉に怒りがこみ上げてきたら、「なんでこんな言葉に過剰に

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