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Step by Step 6月22日 ■□半径5メートルの幸せ□■

 空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、倉に取りいれることもしない。それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。…また、なぜ、着物のことで思いわずらうのか。野の花がどうして育っているか、考えて見るがよい。働きもせず、紡ぎもしない。しかし、あなたがたに言うが、栄華をきわめた時のソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。きょうは生えていて、あすは炉に投げ入れられる野の草でさえ、神はこのように装って下さるのなら、あなたがたに、それ以上よくしてくださらないはずがあろうか。マタイ6章26-30節  


 感動は「半径5メートル以内」にあると言われます。「半径3メートル以内」という人もいます。どっち?と突っ込みたくなりますが、それは全くどうでもいいことですね。要するに、感動は遠くあるのでなく身の回りにあるということです。私達がそれに気づくかどうかです。

 現代はとにかく忙しい時代で、効率を優先し、早く早くと急き立てる日々です。人々は早足で歩き、短い距離でも自動車に乗り、飛行機でビユ~ンと飛んでいきます。つまり半径5メートルなど一瞬のうちに過ぎ去っているのです。逆に半径5メートルに目を向けていると、時代のスピードについて行けなくなると思い込んでいま
す。

 しかし小さなお友達は違います。半径5メートルしか見ていません。アリの行列を眺めたり、カタツムリが動くのを飽きずに見つめたり、道ばたの雑草の花を摘んだり、作業自動車を興味津々と眺めたりと、そこにある感動を心で感じています。

 短い距離の移動だけなら、車や自転車を使わず歩いてみてはどうでしょうか?ついでにちょっと遠回りして。風を体感し、自然の営みを観察してみるのも大切なことではないでしょうか。

 新型コロナウイルスによる自粛が2ヶ月ほど続きました。その間否定的な「コロナ○○」という言葉が生まれましたが、逆に肯定的な「コロナ○○」というのもあったと思います。それは「半径5メートル以内」の感動を発見したからだと思います。日常が戻りつつある昨今ですが、遠くに幸せを見つけようと出掛けっぱなしになるのでなく、「半径5メートル」の幸せを発見したり、創造したりしませんか。そう!「半径5メートル」の基本は家庭です。


■祈り■
 神よ、あなたは私達の身近なところに既に幸せを置いて下さっています。その幸せを無下にせず、大切に育てることができますように。イエスの御名によって、アーメン。

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