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Step by Step 6月19日 ■□日頃からの人間関係づくり□■

彼らはイエスのところにきて、熱心に願って言った、「あの人はそうしていただくねうちがございます。わたしたちの国民を愛し、わたしたちのために会堂を建ててくれたのです」。ルカ7章4-5節


 相手が自分の言葉をどう受け止めてくれるかは、相手とどういう関係を築いてきたかに大きく左右されるでしょう。

 新約聖書にこういう場面があります。先ず歴史的背景を確認します。ユダヤ国家はローマ人に支配されていました。ですからユダヤ人はローマ人全体に対して敵対心を抱いていました。あるローマ兵士の部下か瀕死の病気になってしまいました。そのローマ人はユダヤ人の指導者達に「キリストに取り次いでくれないか」と依頼しました。すると彼らはこのローマ人の依頼を快く引き受け、日頃は快く思っていないキリストに出会えるように中継ぎをしてくれたのです。

 何故ユダヤ人達はこのような行動に出たのでしょうか?それはそのローマ人が日頃からユダヤ人を愛し、ユダヤ人のために礼拝堂を建設すなどの親善活動を熱心にしていたからです。ユダヤ人達は日頃の彼の親切に応えるために行動したのです。

 常日頃の言葉かけ、親切な行動、相手のためになる情報提供などの関係作りが、自分の言葉が相手に届くための下地になります。大げさに考えなくてもいいのです。具体的な小さな愛の言葉と行動の積み重ねが良好な関係を築き上げ、それがリーダーシップになっていきます。

 欠点を指摘されて嬉しい人はまずいないでしょう。相当出来た人は「足りない所を教えてくれてありがとう」と言えるでしょうけど、並の人はなかなかそうはいきません。ですから日頃から「この人は私のためを思ってくれている」という人間関係作りを心がけていきましょう。

■祈り■
 神よ、私に愛を基としたリーダーシップを与えて下さい。身近で大切な人とお互いを高め合う関係作りができますように。イエスの御名によって、アーメン。

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