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クックパッドをやめた私が頼るもの

結婚して12年。
長男が産まれて11年。

パートやフリーで働いてきたが、基本的には家事・育児は私が担当してきた。子供が3人いることを思うと、相当な量と回数、料理をしてきたと思う。

しかし、それは私にとっては苦痛の時間。子供の成長に伴って、程度こそ変われど、忍耐の時間だった。「だった」というのはまだ早いか。3人目がまだ5歳だから、高校まで食事を作るとしたら、あと15年は作り続けることになる。15年!

えっと、一瞬気が遠くなりそうになったけど、とりあえず落ち着いて。先のことを考えるのはやめよう。

そう、料理。

ちょっと振り返ってみよう。

長男長女のころ

長男の離乳食は頑張った。だって1人目。しかし、年子で長女が産まれてからがきつかった。長男はまだ大人と一緒のごはんは食べられないし、長女は離乳食だし。私は何を食べて生きていたのやら。

長男長女が幼稚園に行くようになると、今度は作り置きを頑張った。作りおきの本やサイトを見て「そっか!作っておけば楽やん!」って思った。子どもたちを送って、作り置きを作って、いそいで仕事に行った。

でもさ、ある時、思った。「作り置きってほんまに楽なん・・・?」って。

作り置きしても、その場で作っても、結局料理を作る時間はある程度かかる。しかも午前に作り置きして、夜もちょこっと調理するから、なんだかキッチンに立っている時間が長い気もしてうんざりしてきた。

さらに一番のネックは、子どもたちが作り置きをあんまり食べないこと。「◯◯のマリネ」とか「◯◯漬け」とか「和え物」とか食べへんのよね。煮物もね。

というわけで、作り置きをする労力と子どもたちが食べてくれる量を比べて、「こりゃやめだ」と思って作りおきはやめた。私の料理の腕も原因の1つだったと思う。いや、それは今でもあるけど。

次男のころ

次男は3人目だから、離乳食はめっちゃ適当。長男長女の世話もあるし、家事もあるし、ふつうのごはんをつぶしたり薄めたりするだけ。長男もこれで良かったんちゃう・・・?っていうのは、まぁ、誰でも後から思うことだ。

そして、次男の離乳食だけではなく、家族のごはんもだんだん適当になってきた。作りおきは当然しない。ごはんの時間が近づくと「あー、何にしよう」となって、スマホでクックパッドを検索。上位で材料がある料理を作った。

そして今・・・

それからさらに数年。
ここ最近は、料理に対するモチベーションは下がっていく一方で、0に近い値をうろうろしている。

もうクックパッドをひらくこともしない。ごはんの時間が近づくと、決まった定番料理の中から、直近で作ってなさそうなものを選んで作る。

それでもやっぱり同じものばかりだと飽きるから、ネットで検索もする。ただしクックパッドではない。キーワードは「おっさん」「おやじ」「簡単」「めし」etc。

そう、最近の私は気づいた。おっさんめしって最強かも・・・?だってめっちゃ簡単。しかもごはんに合う!昨日作った鶏もも肉のバターレモンソースなんて、初だったけど絶品で大好評!

しばらくはおっさんめしで

そんなわけで、料理嫌いの私の新たなパートナーは、クックパッドではなく、おっさんめしになりつつある。いや、おっさんじゃなくてもいいんだけどね。でも、おっさんめしってごはんに合うだけじゃなくて、けっこうお酒にも合って嬉しい。

ほんとは栄養バランスを考えて、彩りよく作りたいけど、私には到底無理。料理に関しては、私は自分にかなり甘い。「食べられるものを作ればOK」ということにしてあるのだ。

こんな私のごはんを食べて育つ子供たちは一体どうなるのだろう?そして、私がおっさんめしにはまりつつあること知らない夫・・・。



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