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模試でひどい点数をとったら

模試ではひどい点数をとることも(けっこう)ある

先日、サピックスオープンがあったようで、TwitterのTLに「撃沈!」「むずい!」「算数だけできたみたい」などなど、親の悲喜こもごもが続々と流れてきました。(中学受験関連のアカウント、フォローしたままなので…)

サピックスオープンはおそらく中学受験の模試の中でも難易度が最高レベルなので、特に顕著かもしれませんが、模試や科目によっては、ものすごーーく点数が低くて、間違いばっかり、「これ、全部テスト直しやるの??時間ある??意味ある??」と、思うことがあります。

長男の場合は社会と国語に、そういう傾向がありました。一番印象に残っているのは、やはりサピックスオープンの国語B。記述中心の問題で、たしか偏差値は30代、解答はすべて記入しているものの、ことごとく「×」ばっかりで、「採点きびしい!!」と感じたことをよく覚えています。

模試の結果と向き合う時、大切にしていたこと3つ

模試でわたしが大事にしていたことは、この3つです。

①「できていること」「できていないこと」を見つける
②「できていないこと」を「できるようにする」(←解きなおしと&演習)
③「できていること」を見つけてほめる,

特に、息子が苦手な国語では、③を大事にしていました。先ほどの最低点をとったサピックスオープン・国語Bでも、解答を全て埋めていたので「全部がんばって書いたんだね、すごいね!」「時間がなかったのに、文章を最後まで読めたんだね!」「漢字のまちがいは1つもないよ、漢字の勉強の成果がでてるね!」など、自分が気づいた良い点を息子とシェアしていました。

そうすることで、「苦手だけど、ちょっとずつ、できることが増えてきている」という実感を本人が感じることができ、またすこしがんばろうと思えます。苦手なことに向かうのは、とても苦しいことなので、小さなことでも、できることを見つけてシェアし、長男が前に進む力に少しでもなればいいなと思っていました。

苦手な科目は、模試の時間(40分~60分)、その科目に取り組んでいるだけでスゴイことです。たとえ間違っていても、解答を埋めようとしている姿勢も素晴らしいです。解きなおしをすること自体が、ものすごいがんばりです。

私は息子と国語について勉強する時は、いつもそう思ってきました。

苦手科目(点数が低い科目)の解きなおし

では、たーくさん間違えているテストは、どう解きなおしをしていたかというと、科目によって異なります。

まず、理科。これは得意で間違いが少なかったので、すぐに解きなおしも終了。この話題からは外れます。

次に算数。これも得意科目なので、ひどくても間違いは3分の1程度でした。ただ、模試によっては、まったく解き方がわからないというレベルの問題もありました。そういう問題でも、算数はとにかく得点源にしておきたかったので、時間をかけてすべて解きなおしをしました。どのレベルの難易度までできるようにするか、は子供によっても異なると思いますが、息子は算数が得意で、目指していた志望校も算数得意男子が集まる学校なので、算数はあらゆる問題に触れておきたかったからです。

続いて社会。これは国語についで苦手で、ものすごーーく点数が悪い時も多々あり。社会もいろいろな問題にふれておきたかったので、全ての間違えた問題を見直しました。

とは言っても、苦手だしやる気もそんなにないので、解答をみながら「答えはコレだね。解説にはこう書いてある。」という程度でサーっとチェックして終了。加えて、間違えた問題については、「今回、どう考えていれば正解できたか?覚えていたら正解できたか?覚えていなくても、考え方で正解できたなら、どう考えればよかったのか?今後、どういう勉強をしていけば、得点できるか?」という点を確認しました。

最後は国語。国語は、漢字・語彙などの知識事項以外は、解きなおしはしませんでした。理由は、採点が発表されるまで、試験当日からタイムラグがあり、解きなおしをするには、再度、本文を読み込む必要があり、時間がかかるからです。さらに、解説を読んだだけで、私と息子双方が納得する正解をシェアするのも難しく感じました。模試の国語の解きなおしをするよりも、予習シリーズのテキストにそって、日々の国語の学習を進めたほうが有効だと判断しました。

模試の得点・偏差値との向き合い方

模試・テストが返ってきたとき、どうしても点数や偏差値に注目にしてしまいがちです。もちろん、全体の中での位置を知るために、偏差値は一つの指標ではありますが、それ以上でもそれ以下でもないとも思います。

本人には点数と偏差値については結果を伝えるだけで、特に話題にはしませんでした。中学受験の勉強をしている目的は、2月の受験本番の入試で合格点をとること。模試は、あくまでもそのための力をつけるツールの1つです。

夫にも、「得点と偏差値は参考程度にして、模試の内容に目を向けて、できたところをほめて、できないところをできるようにしていこう」と言っていました。夫婦で、模試に対する認識をシェアしておくことも、大切だと思います。

とにかく、大事なことは数値的な結果に一喜一憂しすぎないこと。「まぁ、次がんばればええで~」と、どーんと構えているようにしていました。このあたり、子供にどういう態度で接したら効果があるのかは、日々の子供との関係性や子供の性格にもよると思うので、試行錯誤は必要かもしれません。


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